今日は定期購読のお願いに、以前勤めていた広告会社を訪れました。会う人、会う人、「おおー、久し振りー!」とあたたかく迎えてもらって、かなり感激。4年前「会社を辞めてどうするの? 博報堂? 電通?」と聞かれ、「ちょっと旅に……」と答えたのを思い出します。今日も、多くの人のなかで僕は「旅人」という認識のままでした(笑)。
雑誌をやっているという話をすると、広告会社だけに皆さん「広告の営業?」と聞いてきます(笑)。広告を積極的に取りにくい内容の雑誌だけに、今日はどちらかというと「販売営業」(本職は編集なんだけど……)。「何でも屋」になりつつあります。それはちょっと不安。
今日改めて思ったのは、「人情」。こんなどうしようもない男のために、喜んだり励ましたり、お祝いしたりしてくれる人がいるというのは、本当に泣けてきます。「元気そうだな。創刊? それはめでたい。よし、ついて来い」と、社内の各セクションに「定期購読申し込み用紙」を配って歩いてくれた元上司。行く先々で話を聞いてくれる先輩、後輩。この人たちあっての自分なんだと、つくづく思います。
いやなことは当然日々ありますが、皆さんに支えられて今日も生きてゆけます。いつか恩返しができますように。
2004年12月01日(水)
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