ダーリンと一緒にいると、どうしてこんなに楽しいんだろうって、いつも思う。
3年近くも付き合ってるのに、よくもまあ(笑)。
1日でも喋れない日があると、言いたいことが溜まってムズムズする。
仕事の愚痴ばっかり言ってるから、嫌な気持ちにさせちゃったかな。
気持ちのベクトルがマイナスに向かっている時の会話って、
当事者なんかよりも、聞いてるほうがずっとずっと辛いんだよね。
ワーーーッて大泣きして、抱きついた。
不安な事なんて、数え上げればキリが無い。
あなたは私を膝に抱えて、背中をポンポン叩きながら
「大丈夫、大丈夫」って静かな声で何度も繰り返す。
子守唄、歌うみたいに。
終わりの時刻がどんどん近づくたびに、2人ともどんどん元気がなくなって、
「寂しくなってきた」 「寂しくなってきた」と言い合う。
そんなこと言ったって、時間は増えたりしないのに。
ちょっと我儘も言ってみる。
「明日まで傍に居てよ。会社なんか休んじゃえばいいのに」
「本当にそうしちゃおうかな」
困った顔して笑うダーリン。
だけどあなたは時間が来たら、洋服を鞄に詰め込んで、
コートを着て、この部屋のドアを躊躇無く開けるわけで。
私を置き去りにして、自分の生活へ戻って行くあなたの後姿が、
実は、好きだったりもする。
| |