2006年03月12日(日) |
№446…春模様・心模様 |
この冬の寒さは例年になく厳しく、全国的に、積雪量の更新を した地域も多い。滅多に雪が降らない南国でさえ、数回の積雪を 見た。そんな冷たい冬だったのに、いつの間にか季節は移ろい、 すっかり春模様。天気がいいと初夏のような陽気。。。 でも、そんな春うららでも、用事が終わると、すっとんで帰宅 するワタクシであります(^^;
家に着いて玄関を開けると、リブが、ドアの内側で待っている。 あまり鳴かない猫が、このときばかりはニャーニャーと鳴いて、 留守をさせられていた不満(?)を訴える。そして ひとしきり鳴いて気が済むと、彼女はまた寡黙に戻るのだ。 その後決まって、爪研ぎ器のところへ走って行って 元気よく爪を研ぐ。
またつかまっちまった........by リブ
だから、降ろせってば........by リブ 彼女なりの嬉しさの表現だと思う。猫が爪を研ぐのは、 「爪を尖らせる」という目的だけではなく、感情表現のひとつ でもある。張り切っているとき、やる気満々のとき、そして 喜びを表現するとき、彼らは爪を研ぐ。 このとき、もっともホッとする時間かもしれない。 「このコは喜んでいる。私を必要としてくれる」―― そう思うと嬉しい。 来夢もそうだった。私が帰宅すると、嬉しそうに 庭の木でバリバリと爪を研いだものだ。 今も時折、その木を眺めて来夢を偲ぶ。
春模様は日増しにはっきりとしてくる。 心模様もいつもきれいに描きたいものだが、誰しも、 機嫌の悪いときもあれば憂鬱なときもある。でも、 外でどんなに嫌なことがあっても、リブの顔を見るとホッとする。 温かくて柔らかい、その身体を抱き締めると癒される。 猫飼いの醍醐味である。
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