◆ にゃんコラム ◆
My Liv

2006年03月12日(日) №446…春模様・心模様

この冬の寒さは例年になく厳しく、全国的に、積雪量の更新を
した地域も多い。滅多に雪が降らない南国でさえ、数回の積雪を
見た。そんな冷たい冬だったのに、いつの間にか季節は移ろい、
すっかり春模様。天気がいいと初夏のような陽気。。。
でも、そんな春うららでも、用事が終わると、すっとんで帰宅
するワタクシであります(^^;

家に着いて玄関を開けると、リブが、ドアの内側で待っている。
あまり鳴かない猫が、このときばかりはニャーニャーと鳴いて、
留守をさせられていた不満(?)を訴える。そして
ひとしきり鳴いて気が済むと、彼女はまた寡黙に戻るのだ。
その後決まって、爪研ぎ器のところへ走って行って
元気よく爪を研ぐ。


またつかまっちまった........by リブ


だから、降ろせってば........by リブ

彼女なりの嬉しさの表現だと思う。猫が爪を研ぐのは、
「爪を尖らせる」という目的だけではなく、感情表現のひとつ
でもある。張り切っているとき、やる気満々のとき、そして
喜びを表現するとき、彼らは爪を研ぐ。
このとき、もっともホッとする時間かもしれない。
「このコは喜んでいる。私を必要としてくれる」――
そう思うと嬉しい。
来夢もそうだった。私が帰宅すると、嬉しそうに
庭の木でバリバリと爪を研いだものだ。
今も時折、その木を眺めて来夢を偲ぶ。

春模様は日増しにはっきりとしてくる。
心模様もいつもきれいに描きたいものだが、誰しも、
機嫌の悪いときもあれば憂鬱なときもある。でも、
外でどんなに嫌なことがあっても、リブの顔を見るとホッとする。
温かくて柔らかい、その身体を抱き締めると癒される。
猫飼いの醍醐味である。


 < Back  INDEX  Next >


ライム [HOME] [メビウスの猫]

My追加