すれ違う一瞬、駅のホームの上りと下り。ふと探す面影、12年前に戻りたいのか。昔、とくくれないほどに、現在進行形なのかもしれない。たった一年、一度きりの春夏秋冬、それでもまだ菜の花畑に佇む心。忘れては思い出す、くり返す。もう二度と逢うことはないと言い聞かせた10年、なんにも言い聞かされてない10年間。