今週火曜日。 またいきなりmasayaからメールが来た。
『金曜日京都出張なるかもしれん。』
『決定?未定?』
レスしても返事なし。…何?ソレ。
木曜日、 歳上の彼と、電話して御機嫌だったのね。 でも「明日は電話なしな。月曜日にするわな。」て言われて、淋しい感じだった。 あ、そういへば…。と、masayaのことを思い出す。
暫くしてから「あれ?金曜日て出張とか言うてなかったっけ?」と、一応メール入れてみた。
『出張は?』
『行くよ。』
『スケジュールは?』
その後、返事なし。
「ああ、今回は日帰りで、逢う時間ないのね。」
と、勝手に納得。 まだ痛めた腰も完全じゃないし。今日は寝ておこうと思った。
金曜当日。 ヌスコとてんぷら屋でお昼食べた後、美容師のお友達来たんで、家でお喋りしてた。 また、いきなりの着信音。
『終わった。』
『今どこ?』
『13時40分には新大阪。日帰り。』
『ていうか、間に合いません。』
『あい。』
友達が吃驚してる。
「…あの歳下の子?まだ続いてるの?」
「続いてるんかどうかは…変な関係。」
「何年になる?」
「12年目に突入したわ。」
「えっ?早よ、行き。遅れてるよ。」
「大丈夫。遅れるって、メール送ったし。」
そんなやりとりの後、友人は帰って行きました。 …吃驚するよね。あたしもビックリしてるし。 来るとか聞いてない !
それでも、電車は新大阪に到着するわけです。 すぐに、車で迎えに行く。 今日、暑いな…。 相変わらず、飄々とし歩いて来て、「暑いよー疲れたよー」とへこたれてたので、「どちらに行けばよろしいですか?」と訊いたら、「テキトーにおまかせします。」て言われた。ご飯の時間でもないし、お茶行くってのもないし、なりゆきのままで近くのラブホへ突入。
エアコンの効いた部屋で、ビール飲んで、ジュース飲んで、ギックリ腰になったんだよって話しして、その前は階段落ちて、駐車場でこけて、膝がまだ治らないとか話しして、彼は彼で、「いやぁ、不況だねぇ。大変だよ。はじめてボーナスが減ったよ、7,000円。」とかヘラヘラ言ってて、別にイチャイチャするわけでもなく、煙草吸って近況報告。
一応、風呂入るんだろうなーと思って、お湯溜めて、やっぱ今回も風呂の会開催でした。 ちょいと悪戯されたくらい。ながーい、風呂ですよ。
上がってからも、なんつーの?まぁ2人とも裸なんだけど、そういう気が出て来ない不思議。ちょっと戯れただけで、結局しないで、あたしが寝てしまった。 ギックリ腰だから、出来ないんだけどね。
masayaは、またお風呂に入ってるらしく、お湯の音が聞こえる。あたしはそれをBGMに眠りに入る、気付いたら本気で寝てた。
揺らされて、目覚めるとあらまぁ、すでに洋服着てんじゃん。
「どうやら、しんどいみたいです。風呂で長い事温まってみたが、治らん。」
「え?しんどいの?大丈夫?」
「ええ、なんとか。最終で帰るつもりでしたが、早めに帰ります。一昨日朝まで仕事してた疲れが出たと思われ。」
「はぁ。わかりました。」
出る準備して、masayaが入れた紅茶をちょっと飲んで、忘れ物確認して部屋を出る。 元気だったら、晩ご飯食べられたのにね。でも最終だと『こだま』になっちゃうし、すごい時間かかるし、家に帰る電車がないんだよね。
体調が悪い時は、眉間に皺が寄るからすぐわかる。…辛そうだ。
新大阪で一緒に降りて、あたしはせっかくなので、蓬莱の豚まんを買いに行くことにした。
改札前で別れる。
「あたしこっち。」
「わたしはチケットを取りますのであっちです。」
「うん。ありがと。」
「あい。」
「またね。」
手を振って、歩いてく後ろ姿。
ほんと、この人は、相変わらずだなと思う。 きっと、出張のスケジュールは未定だったんだと思う。仕入れ先の商品を見に行ってたって言ってたから。だから時間わかんなかったんだな。
泊まりか日帰りかも、商談絡んでるし、わかんなかったんだろうね。 ほとんど午前中に仕事終わったから、最終日帰りにしたんだね。 新大阪に着いた時に、珍しくへこたれてたのも、体調イマイチのせいだったのね。
無理しなくていいのに。 でも…こないだあたし、電話で言ったんだ。
『たまにはこっちにも来て下さい。』
今日がその『たまには』の日にしてくれたのね…。 本当に、もうデートなのか、なんなのか、全然わかんない。 風呂入って、寝てって。もうスーパー銭湯でいいじゃん!みたいな。
masaya君は、何であたしに逢いに来るのかなぁ? まぁなんでもいいけど。
12年目突入、初の風呂の会は彼の体調不良もあったので、途中解散。 毎回思うけど、masayaと話すと、すごく楽しい …逢えて良かった。
そして、毎回逢う度に 「これが最後かも。」 と、あたしは心のどっかで思ってる。
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