着信音が鳴る。あ。メールが来た。 予定なら、明日来るはず。 キャンセルかもしれないと思いながら、開く。 「ホテルがありません。」 「大阪なら、どっかあるでしょ?」 …ツインなら、いっぱい空いてるよ。masaya君。 何故か、彼はダブルの部屋をとる。毎回。なんでだろう。もう抱き合って眠ったりもしないのに。ツインでも構わないのに。 それでも、ダブルの部屋に拘り続けてるのは、優しさなのかな? 「南千里のホテルをとりました。」 近っ。あまりにも近過ぎて、笑える。 明日、来るんだね。ほんとに。