体温と体温が混じりあい肌と肌の境界を失うようにわたしとあなたも、またいつしか混じりあうのだろうかそれとも、またいつまでも失い続けるのだろうか熱的終焉の果て触れあうことに気づけないのならそこには、もうわたしたちを知るものはいないよすがなく雪崩れこむあなたのその膨大な熱量はわたしに受け取られ続けるだけで何も語ってはいない消失する落差名のない世界それすらもない終わりすらないあやまちもない