先週、水疱瘡でスイミングを休んだみーちゃん。 週二日通っているので、今週は振り替え分とあわせて四日もある。
スイミングでは、だいたいふざけていたり、 先生の言うことを聞いていなかったり、体力なかったり、で、 あまり上達のしないみーちゃん。
体力がないとか、そういうことは仕方ないな、とあきらめもつくのだけど、 ふざけていたり先生の言うことを聞いていないのは、いただけない。 いつも父兄席から、カリカリと歯ぎしりする思いでみーちゃんを見ている私だ。 一緒にやっている友達と比べて、上達も遅い。
そんなとき、おやこ劇場でもらった講演会案内のチラシを読んだのだった。 それは児童精神科医、佐々木正美先生講演会ご案内のチラシだった。
「教育とか育てるということは、私は待つことだと思うのです。<ゆっくり待ってあげるから心配しなくていいよ。>というメッセージを相手にどう伝えてあげるか、なのです。」
胸を打たれました。 あぁ、ほんとうにそうだな、って。
人と比べることは、無意味ということ。 私自身も子どもの頃、持久走が大嫌いだった。 だけど、大人になってからトライアスロンをやるようになったし。 あの時の担任の先生、いつもビリで泣きながら走っていた私がトライアスロンをやるようになるなんて、夢にも思わなかっただろうな。 子どもの頃の私だって想像もしなかった。走ること嫌いだったし。 人間って変わっていくもので、時期っていうものがあって、 それがいつなのかは、わからない。
そのチラシの言葉を読んで以来、いろんな場面において、 なるべくゆったりとした気持でみーちゃん見守るように 心がけているのです。 みーちゃんが持っている、私もみーちゃんも知らない「ちから」。
で、今日のスイミングです。 みーちゃんはぐ〜んとうまくなっていたのでした。 私は「やっぱり待つこと」よね、私はこれからも待つわ、などと かなーりいい気分になりながら見ていたのでした。
と・こ・ろ・が・・・。
家に帰ってからです。 今、みーちゃんのクラスではあやとりがはやっていて、 みーちゃんもすごく興味をもっているようだったので教えてあげることにしました。 このあやとり、なかなか高度なものと再発見。 糸のすくい方、指の動きなど。 なかなか理解してくれないみーちゃん。 だんだんイライラしてくる私。 (あぁ、ダメダメ「待つ」のよ、私。)と心で思い、 内心プチッと切れながら、笑顔と平静を装う私。 「ここの糸をとるの。ちがう、指はこう。」(ブチッ・・また切れる私) 「これとこれの間だよ」(ブチブチッ・・・まだきれる私) 「ちがう。だから、これはこう。」(ブチブチブチッ・・・) とうとう切れてみーちゃんの手をパチンとたたいてしまいました・・・。
ぜんぜんダメじゃん・・・私。 「待つこと」ってむずかしいです。 いや、それ以前の問題か・・・、あやとりでこんなんじゃぁな。
そんな「あやとり鬼の特訓」を受けながらも、 やめようとしないみーちゃん。 根性がある? そんななか、やっちゃんから電話。 やっちゃんがこの前、宴会で行った金山の串揚げ屋さんに連れて行ってくれるのです。 車の中でも電車の中でもあやとりをやりつづけるみーちゃんでした。
串揚げ屋さん、おいしかったです。 バイキング形式でした。
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