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2005年07月15日(金) たいせつに良いタイミングで、ふ〜ん、と思わず唸った詩に出逢えたので、紹介します。 +++++ 「祝婚歌」 二人が睦まじくいるためには 愚かでいるほうがいい 立派すぎないほうがいい 立派すぎることは 長持ちしないことだと気付いているほうがいい 完璧をめざさないほうがいい 完璧なんて不自然なことだと うそぶいているほうがいい 二人のうちどちらかが ふざけているほうがいい 互いに非難することがあっても 非難できる資格が自分にあったかどうか あとで 疑わしくなるほうがいい 正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい 正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと 気付いているほうがいい 立派でありたいとか 正しくありたいとかいう 無理な緊張には 色目を使わず ゆったり ゆたかに 光を浴びている方がいい 健康で 風に吹かれながら (吉野 弘) +++++ 昨日、疲れと、睡眠不足と、焦りと、状況の不安定さと、ちょっとしたことが重なって、イライラしていた。とても、悪いことをした。 余裕がないと卵(卵焼き、だっけ)がうまく焼けないと言った友人がいたけれども、料理って余裕がないとできないなぁ、って思う。お弁当を作るようになって、夕食を作るようになって実感。 「こうあるべき」とまでは思ってなかったけど、「こうありたい」ってのは強くあって、「こうありたい」「でも…」のスパイラル、悪循環になってしまっていた。 焦らず、少しずつ、ゆっくり、ゆっくり。 過猶不及。 +++++ からまっていたものが少しほぐれた。 「こうありたい」が悪い意味で強すぎる人には、違和感を抱く。少しずつ、何かが違うと思うようになったが、では何が違うのかと問われても、うまく説明はできない。微妙だけれども、でも確実に、違和感はあった。 「こうありたい」は基本的には悪いことではないと思うが、それ以上に、相手を思い遣る気持ちを忘れたら、終わりだ。 ある友人曰く、「自分はHeart to Heartで付き合いたい」と。 とても好きな言葉。 |