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2005年07月15日(金)

たいせつに

良いタイミングで、ふ〜ん、と思わず唸った詩に出逢えたので、紹介します。

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「祝婚歌」


二人が睦まじくいるためには

愚かでいるほうがいい

立派すぎないほうがいい

立派すぎることは

長持ちしないことだと気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい

完璧なんて不自然なことだと

うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが

ふざけているほうがいい

互いに非難することがあっても

非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで

疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは

少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは

相手を傷つけやすいものだと

気付いているほうがいい

立派でありたいとか

正しくありたいとかいう

無理な緊張には

色目を使わず

ゆったり ゆたかに

光を浴びている方がいい

健康で 風に吹かれながら


(吉野 弘)

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昨日、疲れと、睡眠不足と、焦りと、状況の不安定さと、ちょっとしたことが重なって、イライラしていた。とても、悪いことをした。

余裕がないと卵(卵焼き、だっけ)がうまく焼けないと言った友人がいたけれども、料理って余裕がないとできないなぁ、って思う。お弁当を作るようになって、夕食を作るようになって実感。

「こうあるべき」とまでは思ってなかったけど、「こうありたい」ってのは強くあって、「こうありたい」「でも…」のスパイラル、悪循環になってしまっていた。



焦らず、少しずつ、ゆっくり、ゆっくり。


過猶不及。

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からまっていたものが少しほぐれた。
「こうありたい」が悪い意味で強すぎる人には、違和感を抱く。少しずつ、何かが違うと思うようになったが、では何が違うのかと問われても、うまく説明はできない。微妙だけれども、でも確実に、違和感はあった。

「こうありたい」は基本的には悪いことではないと思うが、それ以上に、相手を思い遣る気持ちを忘れたら、終わりだ。

ある友人曰く、「自分はHeart to Heartで付き合いたい」と。
とても好きな言葉。



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