夜、月を見ながら。
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2005年01月12日(水) 連休最終日は当然について考えよう。

僕は当然という言葉が大嫌いだ。この世から消えて

欲しいと思っている。なぜかって、この言葉を使う

といっぺんにすべての物事がひらぺったくなって味

気無いものになってしまうから。

例えば親子関係。

親は子どもの世話をして当然。子どものために働く

のも当然。飯作るのも洗濯するのも当然。んでもっ

て、親も親で子どもは親の言うことをきいて当然。

なんて思ってたりした日には双方の当然っていう感

覚がぶつかりあって、味が無いどころの話じゃない。

食い物ですらない。

当然っていう感覚は、大切なものを消してしまう。

だから、当然って思うのやめよう。横断歩道渡ろう

としてる時、右左折してくる車が止まってくれたら、

歩行者優先なんだから止まるのが当然なんて思わず

にちょこっとでいいから頭下げよう。飲食店から出

るときは、黙って金払うだけじゃなく、ごちそうさ

まって言おう。他にもあるけど、でもこういうこと

って当然と言えば当然なことばかりで、でも当然な

ことってのはやってみると案外難しかったりするも

のだから、当然なことを当然にできるっていうのは

実は当然なことじゃないんだぞ、と僕は言いたい。

僕自身にも言いたい。明日から気をつけたい。


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