夜、月を見ながら。
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2005年01月25日(火) 壁。

人っていうのは、いっぱいいるけれど、でもどうした

って一人で生きてるわけで、それは他人の心をのぞく

ことができず、他人と自分との間にあるいかんともし

がたい壁を感じるからで、だけどその壁が溶けて他人

と自分が一体となるような感覚も存在するらしく、そ

れをもって幸せと言う人もいるのかもしれないけれど、

多くの場合それは錯覚で、結局この世の中に自分とい

う人間は一人しかいないし、他人は自分とは違うのだ

から、壁を消すことなど不可能だし、思い通りにいか

ないことばかりなのも当然なので、そこんところを忘

れんようにして、その人が自分の期待にそってくれな

くても怨んだり憎んだりしたくないもんだなぁ。そう

でなきゃ、幸せを錯覚することすらできない。


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