■あんただけにそっと■
◇ list - prev - new / shot - 3shot
/ mail ◇
断乳後から、よく水分を取るようになったモリオ。 おっぱいの代わりにしてるんだと思っていたけど、 あんまり飲むので、ぴーも心配してるし、一応、と昨日受診。
それは異常だ、と言われ、オムツの重さと、飲んだ量を一日調べ、 尿も採って、今日また受診。 結果、糖尿病の可能性が高いと言われた。 なんてことだ。
今度は小児内分泌を専門としている医者のいる大きな病院へ、 紹介状を書いてもらったのでまた明日受診。 検査入院が必要になるみたい。
帰ってきて、検索したけど、症状はバッチリ当てはまっている。 多飲多尿、食欲はあるけど元気が無い、だるそうにしている、など。 妊娠や流産をして私がしばらく不安定だったのと重なったので、 ここのところのベッタリは心因性のものだと思っていたけど、 しんどかったんだね。ごめん・・・。
これからきっと病院へは良く行くようになるんだろうから、 車の運転、練習せねばな。 友達とこれから幼稚園の見学を予定してたのだけど、 糖尿病の子を入れてくれる幼稚園はあるのかしら。 公立の小学校は入れてくれそうだけども。
いやまだ決まったわけじゃないけど。 でも、低身長もホルモン異常のせいだったんだなあ。 もっと早くわかってあげたらよかった。 ごめんよ・・・。 母ちゃん気を強く持って頑張るからね。 ちゃんとやれば、死なない病気なんだから、ありがたい位の気持ちでいよう。 いやまだ決まったわけじゃないけど・・・。
なんだか今年は波乱だなあ。
妊娠したのがわかった辺りから、べったり野郎のモリオ。 最近では公園に連れてっても歩きもしない!! 下ろそうとすると体全体で私にしがみつき 「かあちゃん!こっこ~(抱っこ)!!」と絶叫。 今日も頑張って午前中に公園へ連れて行ったものの、一歩も歩きゃしねえ~。 抱っこで小鳥の囲いを見たり、友達が遊んでいるのを見たり。 でも寝るときに「ピッピちゃんいたね~」などと言うので、 楽しんではいるのだろうか。 母は腕がちぎれそうで30分で限界超えっす・・・。
先週は、久々にぴーがモリオを連れて出かけてくれて、 今年初の一人時間を堪能。 私のリフレッシュコースは、買い物でもエステでも無く、カフェ。 ひきこもり性質丸出しの、漫画のカフェ。3時間パック。 それにひいきのラーメン屋で昼食が付くと最高。
今回は気になっていた花沢健吾の「アイアムアヒーロー」を読んでみた。 まだ連載中で、1,2巻を読んだのだが、 あんな話だと思ってなかった~!!! 崩れていく日常の風景、それがじわじわと近づいていた事を後で気付く感じ、 読み終わって、一人小声で「こええよ!こええよ~!」と叫んだわ。
他にも朔ユキ蔵の「セルフ」を読み、 最近好きになってしまった韓国のグループのPVを見たり。 そのグループが好きというか、その中の一人に妙にひかれて。 こないだまで日本でツアーをやってたらしい「BIGBANG」のG-Dragonことジヨン君。 他の子はまだ見分けがつかん・・・。 私は定期的にアイドルの誰かにひかれるなあ・・・。 宮崎あおい、小倉優子、吉澤ひとみ・・・でも今回男の子だ!珍しい!
そうしてニコニコと家に帰って、ご飯作ったり、寝かし付けしたりして、 ぴーはゲーセンへ出かけ、さて私も寝るかと思った12時頃。 昼に読んだ怖いマンガがよみがえり、 尿漏れしたモリオの着替えを和室に取りに行くのも躊躇する始末。 もう、あのマンガ、続き気になるけど後が怖いわ・・・。 悪夢に怯えながら寝たけど、見たのは 「ジヨン君に振られるが、さまぁ~ず三村が慰めてくれる」という なんともぬるい夢であった。良かった。
水曜に赤ちゃんがいなくなってから、日曜までは家から出ないで過ごした。 天気も悪かったし、やる気が出ないのと、痛みと出血にかこつけて。 モリオも巻き添えになって、密室生活。
日曜には出血も減って、子宮収縮剤が効いてる時間以外は腹痛もなし。 3人でドライブへ行き、遠くの公園で小さいSLに乗ったりして遊ぶ。
月曜、モリオと二人で医大へ。 予約があったので、入って出るまで1時間半ほどだった。 またモリオを抱いて内診台へ。 下半身はエコーを入れられてグリグリされながら、 上半身はモリオといないいないばあ、をして遊ぶという、 人生の中でもかなりシュールな状況に。
結果は、子宮内膜も薄くなっているし、血液の妊娠数値(?)も下がっていて、 処置は無しで良し!とのことで、ああ~よかった! 2,3回生理を見てから、解禁してよいですよ、とのこと。
今回、右の子宮に着床したのだけど(モリオは左だった)、 それは関係有りますか?と聞いたら、もっと週数が進んでからなら、 そういうことも考えられるけど、今回は赤ちゃん側の問題だろうとのこと。 左の卵巣はないので(卵管はある)、これからも右に着床する可能性が高いらしい。
病院を出て、パン屋に寄り、モリオと公園でお昼ごはん。 午後はドラマの再放送を見て、夕方に洗濯物を取り込み、 夜は里芋と豚の煮物と、もやしと揚げのポン酢がけ、昨日のポトフの残り。 やっと通常営業にもどって、気持ちも落ち着いた。
妊娠中というのは、特別な感覚なんだなあと改めて思ったり。 いつも、これは大丈夫か?これはどうかな、と考えるし、 ちょくちょく頭の中で腹に話しかけたりしてる。 たった6週でそういう感覚が身についていて、もう関係ないんだと納得するまで、 ちょっと時間がかかってしまうもんなのね。 私、もう妊婦じゃないんだ、一人なんだ、と。
ご飯作りながら、また梅酒でも飲むとしよう。
(今回ちょっとグロ描写あり、注意)
昨日朝、シャワーしていたら、お股から何か出ている。 かたまりが出たら連絡して、という医大の先生の言葉を思い出すが、 実際は、しゃがんだ姿勢で超パニック。 ぎゃー、これどうすんの!引っ張ればいいの?引っ張っていいの?! どうにもならないので引っ張ったが。 厚さ1センチくらいの何層にもなったそれには、 絨毯みたいなサワサワした部分もあった。 胎盤になっていく、絨毛だったみたい。
病院に電話して、朝イチの外来へ行くことに。 ぴーが仕事を休むことに困惑していて、そんなことに傷つく。 結局午前は休んでもらって、一緒に病院へ。
エコーの結果、もうどこにも胎嚢は無かった。 あんなものが出たら、もう無理だろうとは思っていたけど、 もうお腹にあの子はいないんだと思うと、泣けてしまった。 結局、胎芽は最後まで見えなくて、 先生も赤ちゃんが育つところまでいけなかった、と言ってたから、 あの子というのはおかしいのかもしれないけど。
妊娠が分かったときは、解禁しておいてびびってしまって、 あれこれマイナス面ばかり思って、でも同時に また赤ちゃんが抱けるのか~とか、この家に新生児の声がするのかとか、 どっちかな、名前はどうしようかな、とかも考えた。 そういう、生まれてきた風景を想像してしまったから、 姿も見えなかったけど、私には「赤ちゃん」で「あの子」だったんだわねえ。
これを書いてる今、早朝なんだけど、また外は雪が降ってる。 今朝は体温もぐっと下がった。 どうかまた、戻っておいで。 次に会うときは、母ちゃんもうびびらないからね。 諸手を上げて大喜びで迎えるからね!
月曜、ぴーに仕事を休んでもらって大学病院を受診。 待ちに待って、モリオもくたびれて寝たところでやっと呼ばれる。
診察の結果、やはり胎芽は見えず。胎嚢は1cm。 でも、もしかしたら週数が浅いのかも知れない、 今決定を下すのは時期が早い、ということで、また一週間後に受診となった。 出血は流産の兆候、という可能性が高いとのことだけど、 もしこの後、育ってきたらどうすんの!という私の気持ちは楽になった。 採血をして、また一週間後の採血の結果と数値を見比べて、 値が上がってなければ、妊娠は継続してないとわかるそう。 なんか、そういう目視だけじゃない判断材料があると、 だめでもまだ諦めがつくというか・・・。 本当にだめだったんだという納得ができるというか。 なんにしても、慎重派の先生でよかった。
しかし初診だったのもあって、病院に入って出るまで4時間。 次回はモリオと二人なので、どうなることやら。 採血のとき、ジッとしててくれよ~。
夜になって、出血がやや増えて、生理痛のような痛みが始まる。 うーん。
気持ちがこのことに集中しないように、 買おうか迷ってたDSのソフトを買った。 リヴリーガーデン。 ペットを飼ってガーデニングするゲーム。 可愛いし楽しいが、トモダチコレクションのゆるゆるに慣れてる身には なかなかの忙しさ。 虫が来て芽を食べやがるのよね。 なんて、ちゃんと気が紛れてる。買ってよかった。
今日はナツとアキとあーちゃんと小江戸川越探訪、と思っていたら、 雪・・・降ってる・・。 あまりの寒さにひと月後へ延期。
ぴーが歯医者から帰ってきてから、3人で車で出かける。 私とモリオは初めて行く子育て支援センターへ。 ぴーはその近所のゲーセンへ。
センターは広くて暖かくて遊具もおもちゃもいっぱい。 大人は200円かかるけど、安いもんだと思うわ。 近所にも欲しい、こういう場所。 モリオを追いかけながら2時間ほど過ごす。
6時頃帰って、ごはんを作って、ぴーはモリオを風呂へ入れ・・・ という流れの途中で、私が出血。 病院へ電話。診てくれるというので、3人でまた車に乗り込む。 モリオを「レモンのすっぱいの買ってあげる」と釣り、 コンビニでホットレモンを入手してから病院へ。
内診の結果、やはり流産らしい。 でも胎嚢はまた少し大きくなってた。 胎芽は見えない。 先生がどんどこエコーをズームしてもどこにもいない。
子宮奇形で、二つに分かれた子宮口がすごく小さく、 子宮口の外にも帯が残っているので、とても見にくいらしく、 処置をするとしたら大学病院で、複数の医師の立会いの下やったほうがいい、 と言われて月曜朝イチで紹介状をもらって、 そのまま大学病院を受診するように言われた。
りゅ、流産じゃないって可能性は・・・、と食い下がったが、 先生も苦笑いで、う~~~ん、ちょっと厳しいかなあ、と。 胎嚢が少し移動してるようなことを言っていた。 検査薬を使って陽性になった日から計算しても、遅くても6週1日。 胎芽は見えてないといけないんだよね、と。
自宅で休んでいたのに診察をしてくれた先生にお礼をいい、 3人で外へ出ると、入るときよりずっと大きな雪がたくさん降っていた。 あんまりきれいで、なんだかまた悲しい。
家に戻って、ぴーがお風呂からモリオを呼んでくれるのを待つ間、 モリオを抱きしめてしばらく泣く。 お前はよく生まれてきたね、良かったなあ。 もしかしたらお前に会えなかったかも知れなかったんだ。 会えなかった子も、生まれてきたらモリオと同じに毎日可愛かったんだろうな。
というか、本当にもうダメなのかな~。 出血は止まったし、体温も高いし。 出血しなかったら次は木曜に診察だったわけで、月曜に決めちゃっていいのかしら。 まだしつこくそんなこと考える。
モリオはぴーが寝かしつけてくれたんだけど、 布団で今日あったことをあれこれ話していたら、 「かあちゃん、えーんえーん、よしよし、いいこいいこ」 と言っていたそうな。 よしよしはしてくれなかったけどな・・・。 泣いてる顔を見て「これ、め!これ、はな」とかは言ってたが。 最近よく「これ」と言う。 こないだは「これ、ペン、ね」と言っていて、ぴーが 「This is a pen、だ」と驚いていた。 ははは、あの例文を本当に使う人がここに!
朝、雪も積もってなかったので、モリオに厚着させて産婦人科へ出発。 ベビーカー押し押し、雪のちらつく中チンタラ30分。 ここの産婦人科は予約制じゃないので、モリオと絵本を見つつ待つこと一時間。 呼ばれて内診台へ乗り、戸惑って台の後ろへ隠れるモリオを呼び寄せ胸に抱いて、 いざ診察。
3ミリだった胎嚢はがんばって育って、8.4ミリに! えらいっ。 でも胎芽は見えず。なので心拍も見えず。卵黄嚢のリングは見えた。
先生は 「あと数日で心拍が確認できないとっていう時期」 「でも胎嚢は育っていたから、うまくいって欲しいなあ」 と言っていて、難しいかもしれないが、まだ可能性もある、 結局わからん、また来てね、ということ。 また木曜に行くことになった。 この一週間が長いんだわ・・・。 受験したことないけど、合否通知を待つってこんなかね。 おーい、どうしてるんだよ~、がんばれよ~。 生まれてきて、母ちゃんをヘトヘトにさせてごらんよ~。
帰り道、モリオとパン屋さんでごはん。 私はコーヒー。モリオはぶどうジュース。 なんだかんだ、一緒にお茶を飲めるようになってきたな・・・。
なんだ、結構落ち着いてるな大丈夫だわ、と思っていたら、 急に泣きそうになったり、意外とダメージ受けてるようで。 でもモリオがいるからやってられる。
最近は私が風呂上りとか裸で居ると 「かあちゃん、着よ!」と服を持ってきてくれたり。 「とうちゃん、おいでー」とか、生まれてきてたった二年で我が物顔。
あと、今週は二回も昼寝なしの日があった。いや~。 「ねえ、眠くないの?」ときくと「ない!ねない!」と言われた。 寝ろっ!いえ、寝てください~。母はどこで回復すれば・・・。
断乳後の全てに関してとりあえず「NO!」の姿勢はやや和らぐ。 おかあさんといっしょの「にんじゃしゅりけん」という歌が好きで、 「モリオも忍者だもんね!」とおだてると、結構その気で、 散歩中抱っこ抱っこと言っているときに歩いてくれたり、 おむつ替えもさせてくれたり。 そして「にんじゃもん!」と得意げ。
モーリー・しい子(藻)
|