アルの日記
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2001年12月27日(木) |
最近頭に浮かぶこと Vol.1 |
最近ふとした瞬間にある友人のことが頭に浮かぶ。 もうどれくらいだろう・・・2年以上会ってないし連絡も取っていない。 彼は自分と同じ駄目人間である(微妙にその駄目さの質が違うのだが・・・笑)。 そして、ちょっと変わっているのは彼がタイ人であるということ。 タイ人といっても父親はフィリピン人でフィリピン在住の外交官であり、母親はタイ在住の中国人(華僑)なのでルックスも典型的なタイ人とはちょっと違うのである。
彼との出会いは昔アメリカにいた頃、隣の部屋に住んでいたので、俺のドアの閉め方がうるさいと彼が苦情を言いに来たことがきっかけだった。 それ以来、毎日のように俺の部屋に現れては雑談をしたりビリヤードに行ったりしていたのだった。 1日に何回も現れたりするのでちょっとうんざりしていたこともあったのだが、彼の英語力はネイティブ並だったので勉強にもなったし宿題もちょくちょくやってもらっていたので有難い面もあったのだった、笑。 それに彼も音楽が好きで、俺の部屋にはいろんなCDがあったため、いろいろとダビングしてあげたりしていた。 スタンフォード大に行っているジャズ好きの弟に何かテープを送ってやりたいのだが何か良いのないかと言われて当時良く聞いていたジャンゴ・ラインハルトを中心にいろいろと詰め込んであげたりしたこともあった。
彼は父親が外交官なので小さい頃からヨーロッパを転々としていたり、しばらくイギリスに住んでいたことがあってイギリスのハイスクールを卒業していたため発音はともかく英語力はかなり高かったのだった。 っていうか後にバンコクを訪れるたびにちょくちょく彼の家に泊めてもらっていたのだが、その時にあまりタイ語が流暢じゃないような気がして「お前のネイティブ・ランゲージは一体何なんだ?」と聞いたところしばらく考えこんでから「英語だ・・・」と言っていたので一応英語のネイティブスピーカーなのであるようだ・・・う〜ん・・・そうか、おじさんがフィリピン人ってこともあるのかな・・・・でもフィリピンに住んでいたなんて聞いたことないしなぁ〜・・・よくわからん、笑。
ちなみにバンコクで彼が住んでいたのはほとんど外国人が住む高級コンドミニアムで、プールやジムももちろん付いていて、部屋の床やバスルームはすべて大理石だった、涙。 一度、彼の母親がアメリカに行っていて居ないというので彼の母親の家に泊めてもらったことがあったのだがこれがまた物凄い豪邸で内装はほとんど大理石でできていて家具や調度品も高級そうなものが揃っていて、当たり前のごとくメイドもいてそこで寝泊りしていて、好きに使ってくれという捨てゼリフとともに俺を残して帰ってしまったため、どうして良いのかわからなくなり、結局1泊しただけでさっさと引き上げてカオサン通り付近の安宿に戻ってしまったのだった、涙&笑。 う〜ん・・・何だか世界が違うぞ!いくら安く雇えて雇用も生み出しているとはいえ俺はメイドを使えるような性格じゃないし。 だいたいインドとかでリキシャー(人力車)に乗っても汗だくになってペダルを漕いでいるおっちゃんに対して何だか申し訳なく思ってしまうのに・・・(もちろん料金ふっかけられても最初に交渉した金額しか払わんのだが・・・笑)。
彼はすでに結婚していて奥さんもすでに妊娠していたので家の購入を考えていた。 「アル(仮名)もこっちに家を建てて住め!」と本気で言いながらカタログをたくさん見せてくれた。 う〜ん・・・どれもなかなかの豪邸で、日本円にして確か4、5百万くらいだったと思うのだが・・・・・俺は君と違って経済的なバックグラウンドがないので無理なのさ、涙。 タイは人も良いし物価も安いし食い物も美味しいし気候も1年中暖かいしバンコクなら東京とそんなに便利さは変わらないし住んでもいいかなぁ〜って思うけどね。 ちょっと前、どうやって出したのかはわからないけど、自分の国に対する満足度の統計が出ていてタイは1位だったらしい。ちなみに日本は下の方だったみたいだ、涙。
そんな感じでちょくちょく彼の家に泊めてもらっていたのであるが、いつも「お前は何でこっちに彼女を作らないんだ???」と本気で疑問に思っているらしく、1日に10回は言われていた。 初めて彼の家に遊びに行ったときは「これ、飲め!」と言われて白い錠剤と水を渡されたので飲んでみた。 「何これ?」と聞くと「バイアグラだ!」・・・・・「さあ、行くぞ!」っと車でいろいろと連れて行かれたのだった、笑。 「おいおいおい、俺は日本に彼女もいるし(←当時の話)性欲もそれほど溜まっとらんし(←当時の話、笑)別にそういう目的でここに来ているわけじゃないんだから変な所に連れて行くなよ!」と言っても全然彼の耳には入っていないみたいで、ガラス張りの向こう側に数十人のスタイル抜群の美女たちがズラーっと並んで座っている店で「選べ!」と言われたり、何だか物凄い高級そうな広々としたスペースの中に寿司バーやら座り心地の良さそうなソファーがセンス良く並んでいるバーやらがあるいかがわしい店で「ちょっと待ってろ!」と言われて店のオーナーらしき非常に高そうなドレスを着た美女と誰かいい娘いないか勝手に交渉してくれたりで断るのが非常に大変だったのだった(もちろんすべてきっぱりと断った)。 まあ、例えば向こうで知り合った人とかとパッポンやナナ・プラザのゴーゴーバーとかに行ってビール1本だけ飲んで冷やかして帰ってくるというようなことは付き合いでたまに行っていたが、どうも買ったりするような気にはなれんのです。 もちろんニューハーフやらエイズやらが嫌だっていうのもあるが・・・う〜ん・・・何でだろう・・・やっぱり日本人の女の子が好きなのだろう、笑。 日本人の女の子はやっぱり可愛い人が多い。 何でだろう・・・経済的に豊かで着てる物もみんなシックだし、生活苦があまりないから目や表情、顔つきも朗らかで生活感が出ていないからだろうか・・・。
話しはまた戻って、彼と彼の奥さんに連れられて非常に美味いタイ料理の店に行った時も突然また彼が「はっ!?そうか!!!アル(仮名)・・・・・もしやお前、スクール・ガールが良いのか???何で早く言わないんだ???素人のスクール・ガールが集まるところがあるから連れてってやるぞ!!!」とか言い出した。 奥さんの顔を見るとこっちを見てニヤリと笑っている。 「違うぅぅ・・・違うんだぁぁああああああ!!!そんなんじゃあない!!!そんなんじゃあないんだよぉぉぉぉおおおおおお!!!こいつが勝手に余計な世話を焼こうとしているだけなんじゃぁぁぁあああああ!!!」(←心の中の叫び、笑) まあでも正直言ってスクール・ガール・・・制服・・・嫌いじゃなかったりする、笑。
う〜ん・・・長くなってしまったのだがそろそろ本題に入ろう。 っと思ったがまた次回にしようっと。 ではでは。
さっき運転免許の更新に行って来た。 何回かやってるが今回は初めて地元の警察署で受けられたのだった。 いやぁ〜、免許センターは自宅からかなり遠いので嬉しいなぁ〜。
免許を所得して10日目に一方通行逆走でつかまって以来、免許を更新するたびにスピード違反で一発免停やら一時不停止やらUターン禁止やらなにやらでいつも捕まって免許センターにまで行かなければならなかったのです、涙。 優良免許になって5年更新になったのも嬉しい。 しかし、交通安全協会加入5年分1500円はちょっとどうかなと・・・あれって要するに天下り機関でしょう? でもあれ加入しないと免許更新のハガキ送ってもらえんから不便だし・・・入っておいたけどあんな免許ケースとか変な冊子とかいらんからもっと安くしろよって思った。
講習のビデオも久しぶりに見てきた。 いつもは適当にしか見ないのだが、出演している婦警さんがかなりの美人だったので思わず真剣に見てしまった、笑。 俺の分析によるとあれは本物の婦警さんじゃあないな。 あのフェロモンは本物の婦警さんでは出せんのです、笑。 もちろんフェロモンといっても警察署のビデオなのでsexual driveを掻き立てられるような「夜の女」的フェロモンではなく、清純で白い、正しい香りのするフェロモンなのである・・・・・・う〜ん・・・何言ってるんだろう、俺、笑。
さってと、クリスマスだというのに何の予定もないので読書でもするかなぁ〜、この前買ってきた洋書もまだあんまり読んでないし。 ではでは。
う〜ん・・・いかんなぁ〜・・・いかん! 俺って常に何かに依存してるんだよなぁ〜。 最近、日本酒にハマって飲みまくっちょる。 いかんなぁ〜・・・遺憾ぜよ、笑。 本当は雪中梅とか飲みたいんだけど高いので真澄の一升瓶買ってきて飲んでる。 断食後二日目で飲んでしまってそれから飲みつづけてしまっているのだ。 断食後ということもあってかなり効くのだが・・・そんなことのために断食したわけじゃないのに・・・涙。 やっぱ駄目人間なんだなぁ・・・俺。 他に楽しいことを見つけられないってこともあるんだろうけど。 なにしろ「断食」みたいな「苦」が楽しくなってしまっている状態なのだから・・・涙。
楽しいこと・・・う〜ん・・・楽しいことって何だろう? ・・・・・・わからんなぁ〜・・・・・さっぱりわからん。 気が狂っていない状態で毎日を過ごせている時点で楽しいことは楽しいのだが・・・う〜ん・・・でもこれは「楽しい」ってこととやっぱ違うのかなぁ〜・・・・・・わからん。 「苦」が楽しくなってしまっているとはいえ「社会的な苦」は滅法苦手だし、笑。 何なんだろう・・・わからん・・・考えれば考えるほどわからん・・・。 もうだいぶ昔の話だけど、例えばLSD(200マイクロドットくらいのちょっとキツメのやつ)とスピードを同時に決めて、バッドトリップを恐れているときはエクスタシー(MDMA)も同時に摂って、ハシシやマリファナをしこたま吸ってピークに至る・・・っていうあの感じも「幸福感」とか「ある種の感動体験」ではあが、「楽しい」っていう感じではないし・・・。 同様に、好きな人とセックスしている時のあの感じ・・・これも「快楽」や「幸福感」または「ある種の感動体験」であって「楽しい」っていう感覚ではないし・・・。 かなり入り込んで楽器を演奏している時・・・・・これもやっぱり「快楽」や「幸福感」または「ある種の感動体験」で楽しいという感覚とはちょっと違うし・・・。
う〜ん・・・何なんだろう・・・。 う〜ん・・・・・友達と何気ない雑談をしていて大笑いしたりする・・・これは「楽しい」っていう感覚かもしれない。 そうだね、そうだ・・・たしかに楽しいよ、そういう時は。 でも歳を重ねるにつれてだんだんその楽しさがなくなってきているような気が・・・。 そういう友達と会う機会自体が少なくなってきているっていうのもあるけど、だんだんその友人達との価値観も変わってきていて楽しめる雑談の内容や質が変わってきてしまっているからなかなか気付かなかったのかなぁ〜・・・。 なんか悲しいなぁ〜・・・嗚咽。 良く言えば自分は精神的にあまり歳を取っていない・・・悪く言えば全然成長していないってことになってしまうのかなぁ〜・・・涙。 成長って何なんだろう・・・? こういう点では自分の感情表現に正直な諸外国の人々が非常〜〜〜に羨ましく思ったりする。 たとえ社会的な、公的な所でも自分の喜怒哀楽を日本人ほどのブレーキをかけずに表現して良いのだから・・・。 それって音楽を含む芸術などの「表現」に関してかなり重要なことだと思うし。 喜怒哀楽をあえて抑制するという日本的な「表現」も美徳であることは美徳なのだが、昔も今もこのへんのジレンマに悩まされている自分がいることは否定できない事実であるような気がする。 あ〜・・・どうしたものやら・・・涙。 とりあえず、断食やドラッグでは自分の納得できる答は得られないっていうのは確かなようだ・・・。 まあ、少しずつでも試行錯誤しながら自分の道を模索していくしかないんだろうなぁ〜・・・。 頑張ろうっと。 かなり疲れてきてるけど・・・涙。
う〜ん・・・・・仕事の話もないし、そろそろまた何か売らなければならんのです。 バイクはずいぶん昔に売った。 ギターも数本売った。 音源モジュールやエフェクト類、MTR、サンプラーも売った。 CDも4、5百枚単位で売った。
残るはギター2本、ベース2本、おんぼろのサンプラー、おんぼろのマック、おんぼろのシンセ、おんぼろのミキサー、マイク、スピーカーやDAT等のオーディオ類、高級ヘッドフォン×2、ギター用のエフェクターが5、6個・・・・・。 他にもありそうだが売りたくないなぁ〜・・・。 最近ぜんぜん使ってないんだけどなぁ〜・・・。
う〜ん・・・あと売れるのは・・・・・・・体・・・か・・・笑。 はっはっはっ、20代後半の後半、30間近のご老体、しかも男の体なんて売れるわけないか・・・。 供給はあっても需要はないのである、笑。
う〜ん・・・どうにかせねば。
いかにして精神衛生を保ったままでお金の流れの中に入り込み収入を得ていくか・・・・・これが今の自分の最大の課題。 自分の抱えている不安のほとんどはお金があれば消せる。
親が死んでしまった後の世界を想像してみる。 不安だ・・・すごく不安。 そう考えると親の存在には感謝せずにいられないよ・・・感謝せずにはいられない。 たとえ憎んでいても・・・。 じいちゃんばあちゃんが亡くなった時・・・つらかっただろうな・・・完全に独立していたとはいえ彼にとっては父親母親だもんなぁ・・・。 でも不安という感覚はなかっただろう・・・・・。 それは彼がしっかり生きてきた証拠だよ。 普通に生きていくだけでもこんなに大変なことなのかって今更ながらに思っている自分。
親以外にもいろいろなものに支えられて生きている自分。 友達には本当、感謝せずにはいられないよ。 いつも孤独から救ってくれてありがとう。 コンビニに行く時、いつも吠えてくれる近所の犬。 俺の存在を無視せずにいてくれてありがとう。 今度、内緒でいいもん食わせてやるからな・・・笑。 ひょろりと曲がって育ってしまったサボテン君。 すまなかった。 もっと日の当たるところに移してあげよう。
う〜ん・・・生きとし生ける物すべてが自分を孤独から救ってくれているように感じる・・・・・要するに俺、寂しいんだろうなぁ〜、笑&涙。
2001年12月18日(火) |
美味すぎるお粥とある哲学者の言葉 |
美味〜〜〜〜い!!! 美味すぎる!!!!! 断食10日目・・・つまり、9日ぶりに食べ物を食べた。 少量のお粥なのだがムチャクチャ美味かった、感涙。 あんなに美味いもの食べたことないよ、涙涙涙。 しかもほんの少ししか食べてないのに満腹になっているし、エネルギーが涌き出てくるのがすごくよくわかる。
昨日は突然、友人Mが彼女を連れて現れた。 もうすでに長野に家を借りて住んでいるらしく、車を変えたり(親のワゴンを借りていたみたい)荷物を取りに戻ってきたらしい。 まだ仕事は決まっていないのであるが、彼女の方はすでに仕事も見つかって働き出したらしい。 彼女は24歳。 会うのは初めてだがなかなか良い感じの子だった。 彼女も3年間働けずに引き篭もっていたらしい。 う〜ん・・・そういう点ではMは最適な人物だろう。 彼は気さくで誰とでも上手くやっていける性格であり、モラルも高くて思いやりがあって優しい人間なのだ。 それゆえ人に好かれるので仕事面でも問題ないだろうし生活力もあるし(特に山奥でサバイバルとかすると凄い能力を発揮するのだ!笑)現地の生活にも容易に溶け込めるだろう。 でも、そのMが住む町には若い人がほとんどいないらしいのだが・・・まあ年寄りにも好かれる性格だから問題ないだろう。 う〜ん・・・・・良かったねぇ、N子ちゃん! 君はラッキーだぞ! Mもラッキーだけど・・・笑。
話は変わって、一昨日、前彼女から電話がかかってきた。 まあ、録音方法関係の相談だったのだが、たまにこんな感じでメールや電話が来るのである。 彼女はちょっと抜けているのであるが勉強でも仕事でも何でも要領よくそつなくこなせるタイプなのである。 それゆえ世渡りも上手いので俺とはまったく逆のタイプなのだ。
う〜ん、何て言うんだろう・・・・・つまり陰(俺)と陽(前彼女)の関係だったのである。 一見、相性が良いと思うかもしれない・・・っていうか実際に相性は良かったと思う。 陰に陽をあてがうと中和されるというか少し陽に傾くことは傾く。 しかし、これは一時的なものであって根本的には何も変わっていないのである。 つまり、自分の足りないところをすべて彼女が補ってしまっているため、自分の性格的な欠点を改善したりして成長することができないのである。 やっぱり居心地が良すぎると、少なくても俺の場合はそこに安住してしまうため自分のためにはならないのだ。 それゆえ、ちょっと相性が良くない相手の方が返って自分の成長には役立つのだと思う。 つまり、陰に陰をあてがうのである。 そうすると二人とも陰性なので、どちらかが陽性に転化しなければうまくやっていけないのだ。 もちろん、相性が合わない方が良いといっても努力できる範囲内での相違のことで、あまりにも性格が違うとやっぱり無理なのだろうが・・・。
う〜ん・・・そういえばソクラテスがこんなことを言っていた。
「By all means marry. If you get a good wife, you will become happy; and if you get a bad one, you will become a philosopher.」 (ぜひ結婚しなさい。良い奥さんだったら、幸せになる。悪妻だったら、あなたは哲学者になる。)
う〜ん・・・・・深いなぁ〜、笑。 奥さんとの相性、よほど悪かったんだろうな・・・笑。 ではでは。
現在断食8日目が終わり9日目に突入しようとしている。 う〜ん・・・ふと気付くと頭の中で食いたい物のリストを作ってしまったりしている。 こりゃいかんな、こりゃいかん。 まあでも元来、食い物好きなためしょうがないか・・・。 なんか普通に声を出していても、何て言うんだろう・・・あまり大きい声は出せず、低音でちょっとボソボソした感じになってしまう。 要するに声にも力が入らなくなってきているのだろう。 良く言えば澄んでいるというか、しなやかで攻撃性のない声になっていると思う。
う〜ん・・・思い出した。 ベジタリアンになった友人がいたんだけど(今は絶縁状態)、彼も野菜しか食わなくなってから何だか澄んだ声&雰囲気になっていった。 彼は日本人であるが、観念で動く欧米人と化していたので凄い徹底ぶりだった。 例えば、そばなら食えるだろうと誘っても「いや、鰹だしとか使ってるから駄目だ!」とか、極端なエコロジストでもあったので車も乗らなくなって常に自転車か電車を使っていた。 ある日、居酒屋で何人か集まって飲んでいた時、友人の彼女に「何でベジタリアンになったの?」って聞かれて、待ってましたとばかりに「じゃあ、何で肉食べるの?」と逆に質問し返したら、「・・・・・美味しいから・・・」と言われてあっけなく撃沈していた、笑。
う〜ん・・・彼は本当に極端な人間だった。 例えば彼の運転する車の助手席に乗っていて雨が降ってきたとしよう。 普通はすぐにワイパーをかけるだろうが、彼はフロントガラスに付着する雨がかなり溜まってからワイパーを一回かけ、またぎりぎりまで溜めてからかける、っていうような感じだったので助手席にいる俺はかなり怖かったのだった。 何て言うんだろう・・・ぎりぎりまで我慢してから行う事が気持ち良いらしい。 だからサウナに入っても死ぬ一歩手前ぐらいまで入ってから出てきて水風呂に浸かるのである。 ・・・・・まあ自分もちょっと似たような性格ではあるが彼ほどは極端ではないと思う。 肉好きだからベジタリアンになる気もないし。
しかし彼はかなり頭の良い人間であり、あの観念的極端さからか英語力も物凄いし白人の友人がたくさんいる。 そういえば以前、アメリカ人の女の子と付き合っていた。 見たことはないのであるが、インドで知り合ったらしく、タトゥーがバリバリに入っていて、直観力に秀でているらしく、インドだかチベットだか忘れたが宗教団体からの勧誘が来ていたらしい・・・・・う〜ん・・・何かカルトチックだ・・・笑。
彼はアジアを転々としてインドでしばらくシタールをならっていたのであるが、その後、北欧に行き、ノルウェーで現地のメジャーバンド(向こうでは結構有名らしい)のアルバムにシタールで参加したりしていた。 イギリスに行きたかったらしいのだが、パスポートに判がかなり押してあって長期に渡る旅行をしている上に身なりも相当怪しく、つい変な事を口走ってしまったために入国拒否されて口論になって留置所に入れられたりしていたらしい、笑。 その後、もう一度トライしたがやっぱり駄目だったらい。 そういえばアイスランドでも入国拒否されて留置所に入れられたらしい、笑。 さらにその留置所でシタールを弾いていたら(持ち込みOKだったらしい)かなり感情込めて上手く弾けたらしく、アムステルダム(←当時、彼がしばらく住んでいた)に帰って友人たちにそのことを話すと「何でその時にレコーディングしなかったんだ!!!」と叱られたらしい、爆。 はっはっはっはっは・・・・・彼も彼だがその友人も友人だ・・・笑。 やっぱり類は友を呼ぶんだなぁ〜・・・。
う〜ん・・・彼については面白い話が相当たくさんあるのでそれはまた今度書きたい時に書こうと思う。 いずれにしても俺はこういう変な友人達に囲まれていたのでこんなになっちゃったんだろうなぁ〜・・・涙。 まあ人のせいにしちゃいけないな、自分が引き寄せたのだろうし・・・。 やっぱり類は友を呼ぶんだなぁ〜・・・郷に入って郷に従うのは良しとしても朱に交わって赤くなるのは考えものだなぁ〜・・・なんて思ってしまった、笑。 ではでは。
今日は携帯メールの音で起こされた。 バイブにしておくの忘れてしまっていたのだ。 さっそく開いてみると久しぶりにKからのメールで来月のパーティーのお知らせだった。 友人2人が知らぬ間に結婚したため、仲間内だけで祝おうというもの。 まあ、おそらくそれは口実でとにかくみんなで集まって飲みたいのだろう。 そう、彼女は大の酒&パーティー好きなのである、笑。
Kは俺の前彼女と同じ大学に留学していたので二人は親友で、さらに俺の友人と付き合っていたためよく一緒に旅行やら飲みにやら行ったりしていた。 そんなわけで気心も知れていて俺の奇行にも慣れているため「今、断食7日目なんだよね〜」って言ってもまた変なことやってるなぁ〜ぐらいにしか思わんだろう。 一応、ちょっとびっくりした反応が返って来はしたが・・・。
彼女はおそらくモテるはずである。 性格が良くかなり朗らかで全然人見知りせず気配り上手でノリも良く料理好きなので料理も美味い。 それゆえ接した相手はすっかり良い気分になってしまうことだろう。 おそらく欠点になり得るのは酒豪であることとイビキをかくことか・・・笑。 しかし、俺の友人と別れてからどれくらいだろう・・・1年半くらい彼氏がいないみたいなのだ。 おそらく言い寄ってくる男はいるのだろうが、その別れた俺の友人以上の人が現れるまで誰とも付き合わないということを言っていたのでそれを忠実に実行しているのだろう。 う〜ん・・・ということはまだ前の男に囚われているという事なのかなぁ〜・・・わからん。 自分も前彼女と別れて半年近く経つが、今はもう何ともない。 昔ならそういう事があるとムチャクチャな行動をとっていたが何でだろう・・・やっぱり少しは成長したのかなぁ〜・・・・・。
ちょっと話がずれたが、そんなわけでKは俺に誰か紹介してくれと会うたびに言っていた。 しかし俺の友人は彼女も結構知っているし、知らなかったとしてもだいたい彼女がいたり結婚していたり病院入っていたり・・・そんな感じなので紹介のしようもない。 逆に俺もKに誰か紹介してくれと言っておいたが、彼女の友人も俺が知っていたりするので何の発展性もないのである、涙。 そうそうこんなこともあった。 KとKの友人達(4人)、俺、俺の前彼女で前彼女ん家の別荘に行ったことがあった。 俺一人男であとは女の子6人である。 その別荘にはちょくちょく友人達を連れて行ったりしていたのだがそういう構成は初めてだった。 もともと俺は余程仲が良くないと集団は苦手だし対人恐怖的なうえに女性恐怖症的なところもまだ少し残っていたためどうなることかと心配していたのだが案の定、それだけ女の子が集まるともう会話に入っていくのは困難だし収集がつかないのである。
でも良いこともあったことにはあった。 男は俺一人なためほとんど意識されることがないので彼女たちは本音トークになるわけである。 人の話を聞くのが好きな俺はつい聞き耳を立ててしまい、いろいろと考えこんでしまうのであるがあれはなかなか勉強になった。 まあ、また女性恐怖症に陥りそうになったりしたが・・・笑。
あとは、いろいろと楽だった。 料理とかも勝手に作ってくれてどんどん出てくるし、掃除や皿洗いや布団をたたむのも自分がやろうとすると誰かがやってくれてしまうのである。 でもいくら車の運転役は俺がやっているとはいえ、これは逆に苦でもあって、みんながいろいろとやっているのに自分は何の仕事もないので深々とソファーに腰掛けてタバコをぷか〜っと吸いながら遠くを見つめているしかなかったのである、涙&笑。 う〜ん・・・そういえばあの旅行はしばしば遠くを見つめていたような気がするなぁ〜・・・笑。 そして懲りずにその後もう1回そういう構成で行ったのだった・・・チャレンジャーだなぁ〜、俺・・・涙。
ふぅ〜・・・話は変わって、断食もとうとう7日目が終わろうとしている。 せっかくここまでやったのだからもうちょっとやってみるかと思っている。 さすがに風呂上りやちょっと重いものを持ったりするとクラクラするが他は何ともない。 空腹感もそんなにないのである。 だが、水しか飲んでいないし塩分もとっていないので、無性に塩っ辛いものが欲しくなったりはする。 昨日も水を買いに行った時、梅昆布茶が安売りされていたために買うかどうか迷った。 普通のお茶ならOKなのだが梅昆布茶は塩とかも入っているので断腸の思いであきらめざるをえなかったのだった、涙。 きっと、梅昆布茶の缶をずっと真剣に、にらみつけるような目つきで見ている俺の姿を見た買い物客は度肝を抜かれたことであろう、笑。 あとどれくらい続けるかはわからないが断食後に初めて食べるお粥はおそらくかなり美味いだろうなぁ〜っていう予感がする。 たのしみだぁ〜♪
2001年12月14日(金) |
とりとめもない事3つ |
う〜ん・・・この前Zone AlarmっていうFirewallをダウンロードしたんだけど、それから毎日のように「不正アクセスをブロックしました」みたいなメッセージが表示されたりするんだけど、これって本当に誰かが俺のパソコンに侵入しようとしてるって事なのだろうか・・・? こんなにしょっちゅうハッキングしようとしている人がいるなんて・・・怖いなぁ〜・・・まあ、俺のパソコンに侵入しても大して面白いことはないだろうけど・・・。 いやだいやだ。
話しは変わって、昨日タイム(アメリカのニュース雑誌)からアンケートがメールで送られてきた。 面倒くさいし時間もあまりなかったので削除してしまおうと思った瞬間に「このアンケートに答えていただけたら我社から1ドルを国境なき医師団に寄付させていただきます。」っていうような文が目に入ってしまった。 「なっ、何ぃぃぃいいいいい!?そんなこと言われたら書かざるをえんではないかぁぁぁあああああ!!!」 ということでアンケートに適当に答えて送りかえしたのだっだ、涙。 まあ、このちょっとした時間と労力で誰かが救われることになるのであれば良しとしよう。
そういえば前はもっとひどい手口だったことを思い出した。 封筒が送られてきて、中を見るとアンケート用紙と返信用の封筒、さらになんと1ドル紙幣が入っていたのだった! 「なっ、何ぃぃぃいいいいい!?こんなもん送られたら書かざるをえんではないかぁぁぁあああああ!!!」 ということでアンケートに適当に答えて送りかえしたのだっだ、涙。 う〜ん・・・しかし本当に有無を言わさないやり口だ・・・アメリカ人のやり方は疲れるのだ、涙。 いい人もたくさんいるのだろうが嫌な人もたくさんいる。 何よりも押しつけがましいところは心身共に疲れてしまうよ。
またまた話しは変わって断食もとうとう5日目が終わり6日目に突入した。 どうしよう・・・1週間にしておくか10日間にするか・・・まだ決めてないのだが・・・う〜ん・・・体と相談して決めるかな。 本当は今年いっぱいとか挑戦しようかと思ったんだけど、初めての断食でそれはちょっと無謀かなと思って・・・。 3日目の終わりの方は苦しかったがあれ以来、別に何ともないようだ。 まあ、本にも3、4日目が一番つらいと書いてあったのでとりあえずのピークは過ぎたみたいだ。 でも食物の誘惑は後を断たない、涙。 今日も車でとあるタイ料理屋の前を通ったのだがそのタイ料理屋のバーミーナム(タイ風ラーメン(卵つなぎの麺である))はメチャクチャ美味いのでふとあの味を想像してしまって頭の中がいっぱいになり急ブレーキを踏むところだった、笑。 でも値段が高くてバーミーナムだけで千円もするのだ! タイ行って食えばムチャクチャ安い所なら5バーツ(約15円)で食えるのに・・・。 でもあの味は本国の美味い所のレベルに達していると思うのでたまに通っていたのだった。 他の物もなかなか美味いのです。
あぁぁぁああああ〜、いかんいかん・・・。 食べ物の事はもう考えないようにしなきゃ。 断食終わってもしばらくはお粥生活だし・・・。 この断食後の食事療法で失敗する人って多いらしいからなぁ〜・・・気をつけねば。 でも俺って食ったり飲んだりが好きなんだよねぇ〜・・・笑&涙。 まあとにかく今は食べ物の誘惑に負けんようにせねば!
ふぅ〜、断食も4日目に突入。 しかし昨日(3日目)の最後はちょっと辛かったぁ〜・・・涙。 寝て起きたら治まったが起き上がる時も歩くときもフラフラする。 う〜ん・・・ついに自分の体が突然のストレスに何とか対応しようと本格的に動き出したのだろう。 この苦しさがないと断食している意味がないのでこれで良いのである。 まあ自分の場合は体が頑丈なので大丈夫なのだが・・・。 今までのバランスを崩さなきゃ新しいバランスを生み出せないのでゲッソリしたり苦しくなったり体調悪くなったりしている様に見えてもそれは一時的なものなのである。 創造に破壊はつきものなのだ。 たまに断食で失敗したという話を聞くがそれはやり方が悪かったためであるようだ。 やっぱり自分にあったやり方でやらなきゃ意味ないのだ。 バランスというのも常に一定であるわけないのでその時のバランス状態を慎重に察知して臨機応変に対処せねばならんのだ。 まあまだ断食の本読み終わっていないので間違ったやり方でやってしまっているかもしれないのだが・・・笑。
う〜ん・・・体質でも精神でも何でもそうだけど対症療法のように熱が出たら解熱剤を、頭痛には鎮痛剤を飲んでも一時的に症状が良くなるだけでまたすぐに悪くなってしまうような場合はやっぱり根本的な所を直さなきゃいかんわけです。 根はもっと深いところにあるわけなので表面的な所を見ているだけではいつまでたっても治らんと思うのです。 腹減ったから食う、と言うのは当たり前なことだけど、腹減っても食わないっていう当たり前ではないこと(一見合理的ではないこと)に根本的な物を改善するための答えがあるように思うのです。 世界中のどんな宗教でも昔から断食というのは行われてきたみたいだけどやっぱりこれは先人達の知恵なのかなぁ〜って思ったりしています。 まあ、まだ結果が出たわけではないのでわからんのですが・・・笑。 ふぅ〜・・・とりあえずインセンスでも焚きながら本の続きでも読もうっと。
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