ニューヨーク俳優修行日記
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2006年02月11日(土)

自殺願望


自分の彼の友人がなくなり,彼に元気がなく,彼がやや鬱気味
(depressed, と英語では云うけど,直に訳すと語感が強いですね。)である。
まあ,彼は落ち込んでいる訳だ。その為,自分のムードも
それに引き込まれそうだから,しばらくは一緒にいたくない。

と,云っている女の子と昨日は飲んでいた。

総勢四人でワインを飲みながらその子の話を聞いた。
彼女曰く自分には自殺願望の傾向があり、自分でちゃんと
コントロールしていないと,落ちる所まで云ってしまう、
以前にも何度自殺未遂がある、との事だ。
だから,落ち込んでいる彼とは一緒にいられないと。
普段は凄く明るくばか騒ぎをしている子だ。

なぜ,自殺願望があるかと云うと,この世に自分が生きていても
何も意味がないような気がするし,逆にみんなに迷惑を
かけている気がする,と彼女は云う。
当然、皆はそんな事はない,何かやりたい事を見つけて
生きるべきだ,もっと大人になれ,死んでも死ななくても、
何も変わる事はないけどそれを引き受けて生きてこそだ,とか
まあ,色々云った。

凄く良い子なんだけど,こういう問題ってどうなんだろ。
僕は突き詰めて云えば,死にたければ死ねば良い,誰も止めていないし
多くの事は変わる事なく,続いていく、人生に意味なんてないし、
生きていたって大して良い事もないかもしれない、と思う。
でも、そこから、自分で這い上がって,生きていくしかない。
人生が平等だなんて嘘だし,人間なんてどう変わるかわかったもんじゃない。
でも,そのどん底で何かを見つけないと次ぎには行けない。
そういう生きる意思みたいなものを自分の中で探すなり,
人に与えてもらうなり,本でも音楽でもに見つける。
そういう風に強くならないと行けない,(と自分に僕も言い聞かせてる)

で,元に戻ると,こういう子に生きている事は大事な事だとわかってもらう
のは、どうしようもない人殺しになぜ人を殺してはいけないのか
を教えるようなもので難しいなあというのが僕の感想だった。

あ,考えがまとまっていないのでこの辺で。

平田オリザさんのレクチャーを聴きにいった。
彼の作品を僕は凄く好きだ。といっても2本しかみてないけど。
でも,日本であれぐらいしっかりとものを作っている劇団は
少ないと思う。ただ,作品を作るという事だけじゃなく、
演劇という手段,戯曲,そして,職業としての芸術。
3月の公演が楽しみだ。







2006年02月09日(木)

Finding Nemo


相方がどうしてももう一度観たいというから
近所のビデオ屋で借りて来た。
ちなみに小さいビデオレンタルは少しずつ数が減って来ている。
ブロックバスターなどの大手レンタルの攻撃をかわしたか
と思いきや,今度はオンラインレンタル、ネットフリックの
登場でかなりの痛手を食らったようだ。
日本でもこれあるのかな?
オンラインでレンタルすると郵便で数日中に郵送されてくる
というシステムで,月額10ドルで借り放題だ。
でも,観たい時にすぐに借りれないのが難点だ。
そんな訳ですぐに借りて来た。

2度目だけれど面白い。
メイキングを観たのだけど,これも面白い。
制作に3年半の月日が費やされたらしい。
様々の要素が如何に細かく作り込まれているか
よくわかり,ちょっと感動した。
God is in details. とまたしても思った。
Don't be gereral, be specific.
簡単なようで無茶苦茶難しい。

今日も一日静かに過ぎって行った。
年末の公演に関しては少しずつ何かが動いているような感じ。
まずは台本の翻訳を終了するべし。



      

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