ことば探し
まゆ [MAIL] [HOMEPAGE]
 

2012年04月16日(月) ■「食事をしながら携帯メールを打つ」「子どもの相手をしながら仕事の資料を読む」って

「食事をしながら携帯メールを打つ」
「子どもの相手をしながら仕事の資料を読む」
「ゲームをしながら会話をする」
どれも、日常のありふれた風景です。
しかし、こういう時間の使い方は、
「時間を上手に使っている」のではなく、
「忙しさを倍増させている」ようにも思えるのです。(略)

いつもセカセカしたした、忙しい気分は、もしかしたら、
こんな暮らし方に由来しているのかもしれません。
何かをしながら何かをすることによる、不完全燃焼感。
右目と左目が別の方向を見ているような、落ち着きのなさ。

たまには、食事のときは食事だけ、
子どもの相手をするときは、子どもの相手だけ、
会話をするときは会話だけに集中してみませんか。
「何かをしながら」でなく、自分や相手に全神経を注ぐことは、
自分や相手を尊重していることの表明です。
そんなに長時間でなくてもいいのです。
自分だけ、相手だけに気持ちを向けることで、
自分の身体や心のこと、相手の気持ちの細やかな変化、
今まで気にもとめていなかったことにが、
もっとはっきり見えてくるかもしれません。
もっと大切なことは、あなたのその変化が、
自分自身や相手に伝わることなのかもしれません。



出典元 「時間上手の暮らし方」
おすすめ度 4
著者名 金子 由紀子


私も、よく「○○しながら××する」ということをやります。
そうすると、時間が節約できる、効率よく使えるような気がして。
でも、そうして時間を節約して、その節約した時間を
有効に使っているかというとだいたいはそうではなくて、
ただダラダラとしたり、TVを見て過ごしたり、
ゲームをしたり、(こんなために節約?)します。

また例えば、食事の準備をしながら植木の世話をすると、
気持ちがどっちかに集中しがちで、どっか焦っていますから、
鍋から吹きこぼれが多かったり、焦がしたり、
植木の世話も、土をばらまいたりしてして仕事を増やす、
一手間増やす、なんてことも多々あります。
次にやることをすっかり忘れたり、そのためにイライラしたりね。

それでも、一人のときの時間の節約、効率よくは、まだいいと
思いますが、相手がいるときには気をつけたいと思っています。
相手に対して失礼だし、自分と一緒のときに、
時間節約されたり、効率化のために、
ずっと携帯メールされたりするとイヤですからね。
どっちが大切なの?と思いますしね。

ただ、一人のときでも、こんなときには注意です。
この本によると、携帯やTVを見ながら食事をすると、
何をどれだけ食べたか分からないので、視床下部の満腹中枢が
作動せず、過食になりやすいということですから。

時間を有効に使う、節約するって、
いったいどういうことなのでしょうね?
本当に、「○○しながら××する」って、
節約、効率よく、自分のためになっているのでしょうか?
そうなっていることもあるとは思いますが、逆に、
かえって時間を失っている、相手を失っている…
集中力を失っている…そんな気もします。


■「ぼちぼち、お散歩日記」↓
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2012年04月15日(日) ■人間なら、誰もがいやらしい部分を持っている

人間なら、誰もが大なり小なりいやらしい部分を
持っているものだし、ましてや、
それをなくすことなんて誰にもできやしない。

それならば、そういった気になる部分が
少しでも表にでないように収めておくようにする。
収めた上でさらに、少しでも美しい動き、
思考となるように修正していく、それが大切なのだ。



出典元 「人を見抜く技術」
おすすめ度 ※おすすめ度について
著者名 桜井 章一


自分のことを冷静に見てみると、
ずるさや見栄をはる、ウソをつくなど、いやらしい部分は
確かにあり、それは、情けなさともつながっていて、
なんとか直したいと思うのだけれど、なかなか直せない…。
なんとか、ひとつくらいは、なくしたいと思っても、
なかなかむずかしい…ですね。

そんな自分を直すのは、なかなかむずかしいのですが、
心理学の本によると、そんないやらしい自分を浄化するには、
ともかく「美」に触れること、素直に感動できるものに
触れるといいそうです。
それは、芸術でもいいし、映画でもいいし、文学でもいいし、
漫画でもアニメでもいいし、音楽でも、自然でも、花でも、
ともかく感嘆したり、感動することによって、
心の中にあるいやらしい部分、醜い部分を浄化できるそうです。

ああ、こんな自分がイヤだ、情けない、何とかしたい、
といろいろ考えて悩むより、美や感動するものに触れた方が、
頭で考えるより、すんなり修正できるし立ち直れるようです。
これを見ると、美しいなぁ…なんて思うもの、
感動して涙が出てくるなぁ…なんて思うもの、
探しておくといいですね。


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2012年04月14日(土) ■本当に頭がいい人というのは、どんな人?

「頭がいい」と言われる人やエリートの中には、
自分の説や考え方にこだわって、
少しも人の意見を聞こうとしない、
人を許そうとしない人がいます。

本当に頭がいい人というのは、
小さく固まって「自分だけが正しい」」としてしまう
思い上がった人をいうのでは無いはずです。
人を許せないのは、人間が小さく器が小さいからです。

この世の中、自分が正しい、相手が悪いと
さばけるほど、単純ではありません。
世の中の善悪というのは、
自分にとって都合がいいか悪いかだけのことです。
立場を変えて相手の立場に立ってみると、
180度変わることもあります。

本当に頭がいい人とは、
相手の立場に立って考えることができる
心の豊かな持ち主をいうのだと思います。
本当に人を愛したり、尊重したりする気持ちがあれば、
人の意見にも耳を傾け、
「いろいろ心配してくれてありがとう。
 私も考え直してみよう」と言えるはずです。
才能があっても、才能に愛がこもっていなければ、
人を生かすことはできません。



出典元 「毎朝「一話」出勤前に読む本―言葉のクスリ」
おすすめ度 5
著者名 太田 典生


仕事上の交渉ごとでも、議論でも、ケンカでも、
「相手の立場に立って、物事をみてみる」
という観点が必要で、この観点があるかどうかが、
うまくまとめるための大切なポイントだと言われています。
一方的な立場だけ主張しても、話は進まないからです。
また、この観点こそが、人の優しさでもあるといわれています。

現代に生きる私たちには、この
「相手の立場に立って、物事をみてみる」
ことが、欠如してきていると言われています。
相手の立場を想像することができなくなっているのです。

そこで、想像力をアップし、優しさを取り戻すために、
こんなことをしてみるといいそうです。
冷静なときに、(カッカとしているときはだめですよ)
◎「相手になったつもりで、相手の方から自分を見てみる」
 相手からは、自分がどう見えているだろうか?
 自分が言っていることが、どう聞こえるだろうか?
◎「相手の立場になりきってみる」
 すると、どんなことを言うだろうか?言いたいだろうか?

これは、キツいことですが、こうしてみると、
相手の言っていることが「なるほど」と思えてくることが多く、
無意味に反論したり、否定したりは出来なくなるのです。
相手の立場が、ちょっとはわかるのですね。
この、ちょっとでもわかるかわからないか、大きな違いで、
自分の視野も広がり、独りよがりも改善されてきます。

余裕があるとき、冷静なときに、楽しみながら、
「相手の立場になってみるゲーム」などしてみるといいですね。
すると、相手の不可思議な言い分や理不尽な言い分も、
ちょっとはわかるようになり、大きな気持ちになり、
優しさを取り戻せたり、許せたりするかもしれませんから。


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2012年04月11日(水) ■人間は、勝ちを確信したとき、隙ができてしまう生き物

プロ野球で、あと一人抑えればノーヒットノーラン達成と
いうときに相手バッターに打たれてしまい、さらにその後、
逆転までされてしまった投手がいた。
サッカーでは、残り時間わずか5分の間に2点差、3点差を
ひっくり返され逆転負けすることがあるし、格闘技でもラウンド
終了間際に逆転の一発を食らいKOされてしまうことがある。

人は、どうしても最後の最後でぶれてしまう。
勝利を確信したり、守りに入ったりして、
それまで一貫して保ってきた姿勢を崩してしまうのだ。
でも、これは人間なら当たり前のことだ。
ぶれるから人間なのだ。
誰にだって弱さがある。
どんなに強そうに見える人でも、
心に中に弱さというものは、必ずある。
この弱さがぶれを生む。

人間にはぶれがあるから、いろいろな場面で
幾多のドラマが生まれるのだ。
だから、そのぶれが原因で負けてしまったとしても、
その程度のことで人を責めてはいけない。
「人間なら当たり前。この負けを次に生かそう」、
そう思いながら、勝負を続けること。
むしろこの方がずっと大切なことなのだ。



出典元 「人を見抜く技術」
おすすめ度 4
著者名 桜井 章一


この本では、
「人間というものは、勝ちを確信したとき、意識したとき
 どうしてもそこに隙ができてしまう生き物だ」
と言っています。

ふっと油断したり、もう大丈夫と安心したり、
逆に、本当に大丈夫かと怖くなったりして、
身体が緊張してきたりするのでしょうね。

勝負でなくても、仕事でも、
最後の最後で、隙ができること、ぶれることはありますよね。
「もうここまでできたから、大丈夫だ」
なんて安心していると穴があったり、詰めがあまくなったり、
「本当にこれでいいのか?」
「何か見落としがあるんじゃないか」
と、不安になったり、迷ってきたり…

でも、これが人間だそうです。
最後の最後でぶれることもある、迷うこともある…
それが人間だそうです。
こう知りながら、生きていくこと、仕事をすること、
そしてそれを生かしていくことが大切だそうです。


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「本からのお話紹介その5…「十一転び十二起きの人って誰?」

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2012年04月10日(火) ■許せる気持ちになる、ひと言とは?

Mさんが、フィレンツェでの経験を話した。
労働許可証の再発行に行った。
一度目は長時間待たされた。
挙げ句に、「書類不足」で追い返された。
なら、提出時に指摘してくれたら…。
でも、ここはイタリアとあきらめた。

二度目にでかけてやっと許可証を受け取れた。
二時半に行って六時ころまでかかった。
でも、Mさんの話は悪口で終わらなかった。

書類を渡しながら係の女性が言った。
さんざん待たせた中年の女性だ。
「あら、そのネックレスかわいいわね」
不思議だ。
このひと言で許せる気になった、という。



出典元 「ひと言の奇跡」
おすすめ度 5
著者名 金平 敬之助


男性なら、「あら、その時計すごくステキですね」
かもしれませんが、こんなひと言を言ってもらったら、
だいたいの人は、その前の怒りを許せたり、
許せなくても、心がちょっとゆるむのではないでしょうか。

また、その日の洋服や髪型を
「今日の服の色(髪型)とてもよく似合っていますね」とか
「そのネクタイ、すごく似合っていますね」
なんて、さらりとほめてもらうと、
その人の印象がいきなりアップする、なんてこともあります。

人間って不思議で(単純なのかな)、
自分の持ちものやしたことを、ほめてもらうと嬉しくなり、
(ただし素直に、他意なく、下心なくかな)
好意を持つようになることが多いと思います。
さらに、不意に、意外なときにほめられると、
今までの印象ががらりと変わったりします。
(それが、ツボにはまると特に)
怖い人だと思っていたのに、その印象がうすらいだり、
意外にいい人かも、なんてね。

周りの誰かを、たったひと言で喜ばせたり、
たったひと言で自分の印象を変えたり、アップさせるなんて、
ちょっと楽しいと思いませんか?
気づいたこと、さりげなくほめていきたいですね。


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「本からのお話紹介その4…「掃除の力で会社を甦らせたお話」」

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