skajaの日記
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2006年01月26日(木) |
『ショーシャンクの空に』 |
『オールドボーイ』だけ見ると暗くなりそうなので、あわせてこちらも借りました、『ショーシャンクの空に』。ずっと見ようと思いながら忘れていて、12月に飲んだ時に誰かが「この映画が好き」って言ってたので思い出したの。そして、今回もまた『スターウォーズ』や『ハリポタ』は借り忘れました。次回ね、次回借りよう。 見始めてしばらくして、「監獄(幽閉),モンテ・クリスト伯,穴掘り,脱獄」というキーワードが「オールドボーイ」とちょっと繋がっていることに気付いて笑った。そっか、なるほど。だから無意識にこの映画を選んじゃったのね。たぶん共通点について書かれた映画評をどっかで目にしたんだろうなぁ。 あと、「週一回の手紙攻撃が功を奏して図書室予算獲得」の場面で『フィガロの結婚』の「手紙のデュエット」が出てきたのでびっくりした。「手紙の持つ力」の象徴なんでしょうね。私フィガロのお話は良く知らないんだけど、このデュエットは好きです。両パートとも歌ったことあるし。
ティム・ロビンス(大男だね)、モーガン・フリーマンともに穏やかで、安心できて好きでした。二人ともちゃんと見るのは初めてかもね。数々の救いがたい悲しいエピソードを挟みつつ、スカッと爽やかなエンディング。「希望を持つって大切」だけじゃなくて、主人公は最後にさらっと反撃してるから、その辺のバランスが面白かったです。この映画はあんまり余計な前知識無しに、「スティーブン・キング〜?」とドキドキしながら見たかったなぁ。
スキーの日があんまり楽しかったので、ちょっぴり空っぽの日々です。今日記読み返したらそんなに楽しくなさそうだけどな。一日中興奮&緊張状態だったのです。 珍しく、歌に情熱が湧きません。うわの空。ふぅ。
ドキドキなのにうわの空。
韓国映画の「オールドボーイ」を見ました。上映中に見ようかと思ったんだけど、きつそうだからやめてノベライズ版の小説を先に読んだ映画ね。ノベライズですから映画と同じ展開で(細部はちょっと違う)、どのあたりでどんなシーンが出てくるかわかってて安心できて良かったです。(邪道…)痛いシーンとかは手で画面を隠して字幕だけ見たし。オチがわかってるのでさすがに緊迫感はないなぁ。 話はどんよりだったけど、テンポ良かったし、例の廊下の長い闘争シーンのカメラ使いとかは噂どおり面白かったです。実戦経験のないおっさんが、あんなに強いなんて設定として無理だけどね。ほとんどファンタジーだけど。そうそう、ファンタジーなのにこんなに(いろいろな意味で)エグいシーン入れなくても良いよなぁと何度も思った。あと、ビルの上から人がドーンと落ちてくるシーン…あれは『無間道』を意識した?でもどっちの映画が先に作られたんだっけ? あと、わたくしご贔屓のユ・ジテ氏、だんだん素敵じゃなくなってきたなぁ。昔からあんなだったっけ?役のせいでブサ○クに見えるのかしら…。いやーん。
催眠術とかも出てきて、うーん都合よく進むなぁと思ったんだけど、大切な部分は「単純に忘れてしまっていた」というのが印象的でした。記憶を消されたのではなくて、ただ忘れていた。当事者じゃない人にとっては、些細なことだもんね。しかもほぼ逆恨みで復習されてるし。
きつい映画だったけど、あまりにも現実感がなかったので見終わった後さらっと寝てしまいました。
日帰りスキーに行って来ました。集合が5:30なので、当日朝3:45起き。 ちょっと怪しいとは思ってたんだけど、どうやら寝てる間に少し熱を出したみたい。夜に葛根湯を飲んで寝たからそんなに具合悪くはないけど、ちょっぴり頭痛の予感です。困ったね。なんとか1日持たせたいものです。 真っ暗な中、家を出てみたら雪!雪降ってる!6時には集合場所に総勢6名が集まり、車2台に分乗して出発です。雪はすでに少し積もり始めてます。 途中サービスエリアでトイレ休憩し、順調に車を飛ばして2時間半で岩原スキー場に到着。助手席に乗せてもらったんだけど、とても丁寧な運転で快適ドライブでした。あぁよかった。乗せてもらって酔ってロウになると手の施しようがないからね、私。
岩原スキー場の更衣室は「デパート試着室」タイプでした。更衣ボックスは4つのみで男女混合で入り混じっていそいそとお着替え。ロッカーも駅のコインロッカーくらいの数しかないし。えぇと、1日どれくらいの客が来る計算なんだろうか?スキー場というと神立(化粧室完備・スポーツクラブタイプ)のイメージが強かったんだけど、まだこんなところもあるのねぇ。 今回はショートスキーに挑戦してみました。でも怖いのでストック付き。私の足のサイズは22cmなのですが、「大人用でそのサイズはありません」と言われたので渋々23cmくらいを使用しました。でもやっぱり大きかったので、キッズ用を借りればよかったなぁ。 リフト券を買って、スキーを履いていざ出発…と思ったらスキーの装着ができない!!なんか変な紐がビローンとついてるし。スキーってこんなだっけ??と冷や汗でてきました。滑る以前に、板がはまらないなんて。(ショートスキー板は普通のスキー板より付け難かったらしいです。)昨日急遽購入したウェアは、売り場で気に入っただけあってけっこう可愛くてよかった。でも一緒に行った「山好き」男性は「雪山ヤッケ」を着てらっしゃいました。雪山ヤッケ…素敵な響き…。
そんなわけで、みんなに手伝ってもらってやっと板つけて、大騒ぎしながらリフトにのってゲレンデにたどり着きました。リフト…やっぱり怖い。あと、上り坂が登れない…。靴の中で足が動いてしまってエッジが立てられないのです。大失敗です。 滑り始めたら、まあ何とか滑れました。思いっきりボーゲンだけど。そしてこちら新潟は快晴です。雪山の眺めが素晴らしいです!ひゃっほー。何本か滑ってお昼にしようと思ってイタリアンレストランに入ったらかなり混んでいて、1時間待ちと言われたので再度恐怖のスキー板装着。じたばたしながら、みんなに手伝ってもらいながら装着。滑ったと思ったらもうお昼の時間♪ このイタリアンレストランはかなりお高かったけど、ピザは生地打って釜で焼いてたりしてお味は良かったです。ケーキも種類豊富。ただ、私は風邪気味+酔い止め飲んで食欲減退気味だったので、ニンニク風味はあまり食べられなかったなぁ。 お昼にアルコールを飲んだ人もいたので、気だるい午後でした。天気もちょっと薄曇りで寒くなってきたみたい。3,4本滑ったらみんなの気が済んだので、早めに引き揚げて温泉へゴー。越後湯沢駅近くのホテルの温泉にビジター料金で入ってきました。最近けっこう温泉好き。なんだかんだ言って、疲れが取れるねぇ。
で、寄り道もせずお土産も買わず、さっさと高速に乗って一路東京へ。途中、ガソリンが足りなくなるピンチなんかがあったけど、無事給油し、サービスエリアのロイホで夕食とって、私は酔い止め薬・頭痛薬・胃薬を投入し、無事東京に帰り着きました。 東京帰ったら雪積もってるねぇ。寒いねぇ。お金の精算してさっさと解散しました。慣れない車に乗っていたドライバーさんはすっごく疲れていた様子。朝もかなり早かったみたいだし。ゆっくり休んでくださいね。
本当はもっと一緒にいたかったです。
友人から借りたスキーウェアはウェストシェイプの「私をスキーに連れてって」タイプで、しかも白いボトムス(スパッツ風)が小さくてジッパーがどうにも上がりません。「150cm」と書いてあるところを見ると、どうやら子ども用?さすがに長さはOKでもいい大人の私には腰周りがきつい。というか、無理。がーん。 で、これから買いに行くことにしました。もうレンタルもやめた。ここいらで一着買っておけ、という神様(あるいは仏様)の啓示なんでしょう。たぶん。自分ので行った方がきっと楽しいよね。そういう前向きさが旅(?)を楽しくするんだわ。夏にも1時間泳ぐために水着買ったもの。プール楽しかったもの。ひゃっほー。
でも前日じゃなかったら、ちゃんと探して選んで買えたのになぁ…。はぁ。 明日は4時起きですよー。
2006年01月19日(木) |
タニス・リーと『パリ恋』 |
『バイティング・ザ・サン』 そういえば、タニス・リーの小説を15年ぶりくらいに読みました。去年発売されて書評を目にして、でもハードカバーだからなぁと迷ってしばらく忘れていた『バイティング・ザ・サン』。暮れにケイト・ブッシュの新譜を入手し、なぜかその時に一緒に思い出して買ったの。 お話は、『銀色の恋人』の頃よりもさらに進んだSF世界。造語が多くて、人が簡単に死んだり生き返ったりするし(正確には身体を入れ替えるだけなので、本質的な「死」はない。人間に限っては)その際性別も変更可能、足が何本あっても目が何個あってもOKなんです。始めは取っ付き難かったけど、すぐ慣れた。まあ、永遠に続く生は案外鬱陶しいものだし、姿かたちではなく内面が大事、ということにえらく時間をかけて気付く、という内容だった気がします。終わりがあっけなかったね。「オペラ座の怪人」と新井素子の小説の何かのエンディングを思い出しました。
『パリの恋人』 やっと見終わったのよ〜。10月からキープしていた「パリ恋」DVD。いやー見たわ、噂の最終話。公式ホームページの「あらすじ」を読んだときは相当がっくりきたんですが、実際ドラマを見たら「禁じ手」ぽいオチもけっこう上手くできてるなーと思いましたわ。まったくの「夢オチ」じゃなくてパラレルワールドぽいのね。まあ、現代の御伽ばなしなのでみんな幸せで明るく終わってOKでしょう。ああすっきり。
今日は友達のスキーウェアを借りに行きます。うきうき。
小池真理子『欲望』を読んだ。 たまたま何かの映画を見ようと思って、映画館を調べたら映画版の『欲望』が上映中で、流れでトレイラー広告を見て、ちょっと気になっていたの。(結局映画は何も見なかった。) 先日、本屋で時間を潰している時に急に思い出して、原作の文庫本を購入。
筋については特に書きませんが、とても静かで美しくて悲しい物語でした。エピソードとしてはけっこう激しい部分もあったんだけど、なぜか「静か」と感じたのね。凛として。それは映画の宣伝を見たときも思ったんだけど。映画版もそんな感じだったらいいな。 主人公やその他の登場人物に強く共感するでもなく(主人公類子の職業には興味があったけど)、憧れるわけでもなく、三島由紀夫が好きなわけでも、時代背景が懐かしいわけでもないのにすっと馴染んだのは何故だろう。 なんというか、私は「欠乏感を抱えながら生きる」人の話が好きだな。「沢山のものを持っているけど何だか満たされない」ではなく、肉体的あるいは精神的に決定的に「欠けている」と感じている人間の話が。それも度が過ぎると逆に自己陶酔みたいに感じてうんざりなのだが。 それは「自分も決定的に欠けている部分がある」と感じながら生きているせいだと思うけど。世間一般に「普通」と思われているのに、どうしてもできないことがある。「普通」と考えられているのは知ってはいるけど、自分がそれに当てはまるとは思えない。ああそうか、自分はその部分が「欠けている」「ちょっといびつな」人間なんだな、と。普段はそんなことは意識せずに朗らかに生きているし、劣等感も感じないんだけど(だって自分はそういう人間でしたありようがないのだから)、やっぱりちょっとしたひっかかりはあるの。 だから「何かが欠けている」と感じながら生きる人には妙に安心する。親近感を持ってしまう。そう、共感しないけど親近感は持つんだな。
そんなわけで、久々に素敵な本をにめぐり合ったと思いました。ああ、この屈託の無いシンプルな表現。でも「この本好き」としか表現しようがないよなぁ。映画も見たいです。
今朝は起きて朝食取ってバタバタとお出かけ。兄のスキーゴーグルなどを借りに行くのです。兄は仕事だったので、義姉が駅まで持ってきてくれました。そしてコーヒーショップでミルクコーヒーをおごって貰ったのだ。ラッキー。 ダンスは、レッスン2週目にしてもうけっこう勘が戻ってきた感じがします。今日は2コマあったのでちょっと疲れたけどダルさがちょっと気持ちいいかんじ。よかったよかった。 ダンスの後に久々に飲んだ漢方スープも美味しかった。あと、友人がスキーウェアを持っていることが判明。貸してもらうことになりました。いやーありがたいわぁ。
今日の私は周りにお世話になってばかり。ご好意は素直に受けて、後でちゃんと返していこうと思う。スキーも楽しみになってきました。
先日(↓)書いた日記のタイトル、改めて見るとちょっとすごい響きね。どの辺がどう成熟…まあいいか。
今日は半日仕事の後、友人と西新井に行ってきました。新年だから。そして厄年だから。久々の土砂降りの雨の中、去年のお札を返し(お焚き上げ料として1000円払った。料金は自分で設定するようです。)新しいお札をもらい、おみくじを引き、ダルマを買ってきました。大師様はけっこうな混雑ぶり。当然みんなずぶ濡れ。でもなんか、すっごい達成感、すがすがしい気分です。 今年も良い年になる予感がします。
月曜に聴講しに行った某アカペラグループのKさんはめっさエエ人で、当日も「場所わかりますか?」とお電話くださったり(結局わからなくてこっちから再度電話して問い合わせた)、「感想はいかがでしたか?」とメールくださったりしました。 あんな風に気さくで面倒見のいい大人になっていきたいな、と思いました。そんな風に成熟していきたいなぁ。
あの時歌ってらした「タン・タン・ツタッター」てコーラス、可愛かったので覚えておこうと思います。
skaja
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