娘が幼稚園で仲良くしているのはMちゃんWちゃん女の子二人と、K君という男の子。実はこの三人、同じマンションにお住まいだ。
先日Mちゃんちに遊びにおいで、と誘ってもらったのだが、誘ってくれたのがWちゃんと二人がかりだったためか、娘は頑ななまでに首を縦に振らない。気まずいくらいに頑なに。
それを見ていたK君ママが「じゃあまずうちに来て、少し時間を置いてからMちゃんちに遊びに行ったら?」と助け舟を出してくれた。そしてその通りに、K君宅にお邪魔し、しばらくしてからMちゃん宅に移動。
他の三人のお子様がおもちゃをシェアして遊んでいる輪に、娘どうしても入りきれない。「かーちーて」「かーちーて」と頼んでみても、「だめって・・・」と泣きべそでカーサンの膝に戻ってきてしまう。三歳同士だもんなあ。
うーん。己の姿を見ているような気分になってくるぞ。カーサンにも覚えがあるぞ、この状況。それを思うと娘はよくがんばった(親馬鹿)。
そして後日、「今日Kくんちに行きたい」と降園の途中でごねる娘。そんなにしょっちゅうお邪魔するもんじゃありません、と即座に却下したら怒り泣き。娘を引き摺るように引っ張って帰宅。
お昼ごはんを家で食べながら「じゃあ今度はうかのうちにKくんをよぶ」と来た。ええ、いいですとも(片付けなくちゃと決意した瞬間)。
カーサン思いついて「MちゃんWちゃんも呼ぶ?」と尋ねると、娘小さく頷いた。
おやつの時間になって「やっぱりWちゃんはいい」と言い出す。ははーん。Mちゃんを独占したいんだね、チミ。ふーん、そっか、と聞き流す。Wちゃんとは、Mちゃんを巡るライバル関係にあるわけだ。
夕飯の時間になって「やっぱりKくんだけがいい」と意を決したように言い出す。「・・・ずーっと考えてたの?」と訊くと「ずーっとかんがえてた」と秘儀オウム返し。まなざしが痛いほどまっすぐである。
Mちゃんちにお邪魔した晩の夜泣き、すごかったからなあ。安眠を確保するためにってわけじゃないけど、やはりここはK君1人を一度呼んでみようか。
そこで親が引いちゃいけない、背中を押してやらにゃ、慣れなくちゃ、慣らさなくちゃ、という考え方もあるんだろうが、カーサンわざわざ娘のストレスになることを自ら企画したくもないんだよなあ。弱弱。
こういう親の及び腰が、娘に伝播するんだろうか。順応性の低さも、そもそもカーサンの遺伝だろうし。
似たもの母子でございます。ゆっくり行こう>そんなことばっかり言ってる。
幼稚園のお友達のおうちとぼちぼち行き来が始まった。娘もお友達を家に呼びたいというし、カーサンもいつもお邪魔するばかりでもいられない。
というわけで家の中を片付けた>見栄っ張り。
カーサン混沌が限界に達してから、片付け熱が暴発する周期的生物なもんで、先週は服たちを処分しまくった。ええ、主に夫の。
彼はこの夏、一体何を着て過ごすんでしょうか。そしてカーサンのOL時代のワンピースとかは温存されるという不思議。着ないのにねえ。着てないのに。わかっちゃいるけど何故か捨てられない。あと娘の赤ちゃん時代の肌着たちとか、娘モノもまだ何箱も保存されている。どうしよあれ(思考停止)。
そして本日、まずは100円ショップで箱物を買う。娘のおもちゃを整理、それを入れるため、リビングボードから夫のTOEICグッズに撤退してもらう。いつだったんですか、熱心だった時代は。当分出番は無いとみた。
ついでに同じく100円ショップで買ったお子様用コップたちをしまう場所を作るために、台所の食器棚他をいじる。台所と連携して、廊下の物入れも入れ替える。ぜいぜい。
そして古タオルたちも入れ替え。夫のバスタオル、白地がえらいことに・・・脂色とでも申しましょうか。浴用タオルも、景品的にいただいたものが相当ストックされていたので思い切る。
雑巾をかけ、ゴミ袋を運び、カーサンは腰が痛み、夫の部屋は撤退したものが押し寄せる。あれだけ捨てても、まだこんなに撤退ブツが・・・。電柱と同じく、見ても目に入らないということにする。
次は押入れという名の魔界への入り口と、夫の部屋という名の堆積倉庫だな。片付け熱が冷めないうちに手をつけないと、また放置されるに決まってるからね・・。
おかげさまで今日の夕飯はレトルトカレーでした。熱心暴走も困るねえ(他人事)。
最近、とんとテレビを見なくなった。
夕方ETVを二時間ぶっつづけで見る(いないいないばぁ〜にんたらまんたろう(忍玉乱太郎を娘空耳))以外、ほとんどスイッチを切った状態。さすがに夫が帰宅するととりあえずスイッチオン、そこで初めてその日のニュースを知ったりする。それにしても辛いニュースが多すぎる。なんて言い訳してみる。
そして見るのはスポーツニュースかお笑いかWBS(テレ東)か。そういえば土日も朝起きると電源ボタンを押していた夫がつけなくなった。静かな朝食になった。
そもそも夫の実家は、ドラマ夢中体質だ。涙が流れるのも隠さないし、例えば義妹ちゃんに電話しようとした義母が「今キムタク見てるな、あとにしよか」と慮るほどに「ドラマを観ること」は大切にされている。
カーサンドラマ見て流れちゃう涙を誰にも見られたくない。ひとりでないと楽しめない。家族と観るのはどうしても恥ずかしいのだ。 ※義父母とドライブ中でも「恥ずかしい〜」とかなんとか言いながらスガシカオのMDをセット出来るくせに。恥の基準がおかしいにちがいない。
朝ドラ観ながら実家母が涙するのが苦手だったからかなあ。なんとも居心地が悪くて、「また泣いてるー」と茶化すことも出来ず、気付かないふりをしていたっけ。
などと考えるのは、夫が毎週土曜日「瑠璃の島」というドラマを欠かさず見ていて、いっちゃんという小学生のお嬢ちゃんを見ただけで涙が出てくる、なんでやろ、などとつぶやくからである。
つい番組サイトなぞへも行ってみて、主人公の成海璃子ちゃんの公式サイトにも飛んでみて、身長159センチ体重39キロというプロフィールに軽ーく眩暈が・・・。
大人っぽい顔立ちと思ってたけど、92年生まれってことは13歳?ひー。いっちゃん役の永井杏ちゃんと同い年だって。ああ、「ニコニコ日記」の子なんだ。
こうしてどんどん知識を増やしてどうする>自分。夫に披露してみるか。ああ、もう知ってるかもね、そうかもね・・・。
4月には無為と思えてしまっていた「時間の遊び」=お母さん同士の立ち話とかにね、ようやく慣れてきた。役員のお仕事のおかげだ。顔と名前が一致するまで、次の作業の見通しが立つまで、言葉通り右往左往しまくり。
役員さんのお仕事、自分がいいと思うからやっている。と今は思う。評価を求めてやっているわけではない。うん、カーサン的にはいいことだ。綺麗ごとに聞こえるかもしれないけど、得るものも多いと感じているのだ、ほんとに。
それでもしかし、「役員」としてでなくお付き合いするクラスのお母さんたちに対しては、未だに気を許さないぞ、気を許さないぞ、いつがっかりするかわからないもの、とたっぷり予防線を張り続けている。そしてソトヅラ的には八方美人が炸裂している。ほんと馬鹿みたいだ。
ああ、役員で顔を合わせるお母さんたちには、娘の持病については一切話していないから気が楽なのかな。ある意味子ども抜きのお付き合いだし。一歩引いたスタンスでいられるから楽なのかもしれない。
クラスの方はまず「子どもありき」だからなあ。そこが違うんだな。と日記を書いて納得する。
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さて、娘はというと、クラスでお友達というものが出来てきたようだ。「ひたすら1人遊び期」を脱しつつあるのだろうか。
娘のターゲットはMちゃんとWちゃん。二人のお母さん同士がMちゃんWちゃん兄姉の代からのお付き合いなので、入園前からの仲良しさんだ。
娘はまずMちゃんと仲良くなり、結果MちゃんWちゃんホットラインに割り込む形で、3人で遊んでいるそうな。
役員の作業で平日園内に入るチャンスがあり、そういや園庭で二人のお尻をおっかけまわし、砂場の角で二人の間の狭い隙間に頭を突っ込んでいたなあ>娘。
仲良し二人に割り込むってのも、三人っていう人数もバランスが難しい気がするが、ま、人生経験だ。がんばれ娘。まだ年少さんだから、面倒は少ないと見た。もう少し知恵がついてくるとまた・・・、いや、今は考えないでおこう。
ちなみに、ご近所かつ母親同士が気が合うらしいからと、目下一番つきあいが多いKくんのことも好きそうだ。但し彼にはHちゃんという、細くて小柄で目が大きくてかわいい〜意中の女の子がいる。幼稚園にいる間中、ずーっと付かず離れずHちゃんの動向を見守るKくん。けなげじゃのう。お目が高いのう。
娘はさほどKくんに執着している様子はないが、もし恋だったら切ないわね。と、くだらない方向に胸を傷めるカーサンであった。
前病院の主治医に、転院することを伝えた。ええ、夫が>すみませんすみません、カーサン根性なしで。
こんな感じでやりとりしたよ、と夫から聞いても、いまひとつピンとこない。「今日こんなことがあって」とほぼ毎晩妻から聞かされる夫の気分が少しわかったような気がしてくる。ちゃんとコメントを返すあたり、夫はえらいなと思った。
ま、前主治医は冷静な反応だった、でも少し残念そうだった、という印象で合っているのだろうか>夫はここを見ないってば。
紹介状を書こうかとかデータの引継ぎは必要かとか、そういう気遣いを見せてくれたという。夫は必要ないと断ったそうだが、カーサン一件だけ確かめたいことがあったんだよなあ。いまさら何を・・・。ぐちぐち。
そして今度かかる病院名も医師の名前も伝えたところ、双方の治療方針の違いについて言及があったそうな。その内容が、カーサンの感じていたこととぴったり同じだった。単に方針の違いというだけじゃなく、いろいろありそうですね、医師同士というのも。特に狭い業界ですものね、持病界は。
素人に言われたくはないだろうが、医師としては優秀なのだと思う>前主治医。ただ、なんていうかなあ、インターフェースに問題が、いや、やはりもうちょっと奥の方から相性が悪いといおうか・・。技術と人間性と、やはり両方医師に求めてしまうものなのだよ、患者というのは。
しかし自分がしにくいこと事を、なんでもかんでも夫に投げてしまうカーサン。窓口業務は営業さんってことで(言い訳)。
こういう電話って、とりわけ苦手なんだよなあ。フツーにちゃんとしなくちゃなあ。母親なんだから。大人なんだから。次回こういう機会があったら、がんばってみよう。と日記には書いておこう。
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