ウィンブルドンが終わりましたね。
そういやスポーツ観戦は好きだ。バレーボール、ラグビー、ジャンプ、フィギュアスケート、アイスホッケー、・・・冬のものが多いね。
テニスも4大大会のうち、この全英オープンだけに熱心。テレビの画面全体の美しさが好きなんだと思う。芝の色、壁の深い緑、ラインズ・ウーマンのスカート、ボールパーソンの金髪、そこここに散りばめられた緑と紫のウィンブルドン・カラー、観客のサングラス、雨天中断、そういった全体的な印象が、私の中で特別なのだ。 ※ええ、試合中もたまたま映る観客に目を奪われたりしてます。邪道ですとも。
熱心・・・といっても、今年見たのも男子シングルス決勝一試合のみ、フェデラー対ロディック。フェデラー?知らないなあと思いながら観てたら、今年で3連覇なんですってね。カーサンの記憶はヒューイットで止まっている。その前の覇者サンプラスはぺろりと舌なめずりするような仕草が苦手だった。
間がとんでいるのは、そうか娘の出産とシンクロしている。た、たしかにウィンブルドンどころではなかったかも。
しかしフェデラー、かっこいい選手っすね。ミスが少なくて、ポーカーフェイスで、でも優勝が決まった瞬間崩れ落ちるように喜びを全身で表現して。若干蟹江敬三入ってるけど。
惚れました(気が多い)。
いやはや来年のウィンブルドンが楽しみだ(気が長い)。
お土産があったので実家へ。
ところで日曜日の夕方6時から一時間は、娘の週に一度のお楽しみタッグ「ちびまるこちゃん」「サザエさん」である。
一話終わるたびに「もうひとつおはなちある?」と尋ねる娘、この一時間は目が文字通り画面に釘付け。夕飯どきだから消さなくちゃと思うものの、週に一度っきりだし、日曜日だし、まあいいかと大目に見ていた。
が、実家(カーサンの方ね)である。カーサン幼少時、ニュースか野球以外夜のチャンネルは選択肢がなかった家である。バラエティなんてありえなかったし、いわんやアニメをや。
近頃は暑さで店屋物を取りたがっていたばばだが、今夜は豆あじのカラアゲにあじのたたきにイカ刺しと、得意の魚系フルコース。以前カーサンが生協で揚げるだけの豆あじからあげしたら、「おせんべみたい」と猛烈に食べた、なんて前情報をうっかり流したもんだから、これが張り切る張り切る。
しかし娘が食べなかった。おやつの食べすぎもあるが、豆あじが少し大きかったせいもあるが、食欲不振気味もあるが、やはりテレビのせいだ。見せなきゃよかったよ、初めから。
「みたかったーー」と絶叫されようがなんだろうが、消すべきだったよ。
今月下旬に再び目の手術を控えているばば渾身の夕食、もっとちゃんと食べさせなきゃだめだ。
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大人の目論見をまんまと裏切ってくれるのが子どもだ。わかっちゃいるが憎いときがある。
娘のためにばばがワンピースを3枚縫った。そういやカーサンの幼少時も、夏のワンピースは全部ばば手製だったっけ。←ちなみに冬は編みまくる人だった。既製品の薄いセーターに憧れた中学生カーサンであった。
そしてばばの「ちょっと長かったかしら」は「着せてみて」なわけで、娘にかぶせようとすると「いやー、きないー、きないー」と抵抗する。「いいわよ、気に入らないんなら」とあからさまにがっかりするばば。板ばさみのカーサンため息。 ※夕飯後の行水あと、すんなり娘が着て円満解決。
「縫い目すごいから適当に直してね」と言われるまでもなく、まつる針目の荒さには気付いていた。急いだからなのか、目がつらいのか。
そんなばばに、今週水曜日の定期検診の付き添いを頼んでいいものかどうか。しかしあちらが乗り気なのを断るのもなあ。今回まで甘えることにしよう。次回からは、うん、そうしよう。
朝も早よからよー。6時半にぱっちり目覚めた娘、朝食は8時、間が持たない。目が回りがちなので朝風呂は苦手なのだが、そうも言ってられない。昨夜は暗くて怖がった露天風呂に挑戦。ああ気持ちいい。そして目が回ってくる。空腹に拍車がかかったのはカーサンの方だった。
長湯も出来ず、さらに空腹になり、間が持たないにもほどがある。お庭を拝見、と出てみれば、ぽつりぽつりと雨が落ち始め、あっというまに豪雨。ややしばらくするとさっぱり雨が上がり、強い日差しが照りつける。 ※この日は一日この繰り返しだった。
朝ごはんを待ちわびすぎたのか、今更眠いのか、娘が不穏モードスイッチオン。「こうえんいく」「こうえんいく」とうなされたようにノンストップ。なんで福島まで来てフツーの公園。何故ブランコ。何故滑り台。娘の要求は満たしても満たしてもきりがなく、反比例のようにカーサンつまんない度が上昇する。
結局昼ごはん前に車中で眠るまで娘の不穏は続いた。だからもっとゆっくり寝てたらよかったのに。言っても詮無い愚痴がつい口をつく。ぶちぶち。
そんな不機嫌な二人の利益が一致したのがチーズケーキだのソフトクリームだの、旅先の甘いもの。「きょうはとくべつなんだの?どうちてとくべつなんだの?」と矢継ぎ早に問いかけつつ、着々とスプーンでアイスを口に運ぶ娘。小さめながら3スクープ分のバニラアイスを平らげた。
特別な日はイレギュラーな食べ方をする日。血糖値の管理は若干難しくなる。自然計測する頻度が上がる。多めに準備していってよかった。ちなみにアイスのあとは低めキープで夫と首をかしげた。カロリーコントロールアイスだったのか?あれ。←そういうアイスがあるんです。1カップきっちり80キロカロリーってのが。
甘いものは母娘に合わせたので、昼ごはんは夫のリクエストを優先する。なんちゃって妻も同じ嗜好だったけど。ソースかつ丼、おいしかったなあ。
ちなみに帰途の車中でも、娘は「こうえんいく、おうちかえったらいく」と言い張っていたのだが、眠気をこらえて粘りに粘った末、ついに都内に入って陥落。ほどなく自宅に到着し、目を覚ましトイレに行ったら「きょうは雨がふりそうだからこうえんはあちたにちる」と方針変更発言。一番ほっとしたのは夫にちがいない。
後部座席にいただけなのに、カーサンその直後30分ほどソファで眠ってしまった。おなかいっぱい。
夫が休みを取り、温泉に行くことに。幼稚園の送り迎えに「なんでも経験よ」と夫も駆り出す。ほほほ。見たか知ったか、これが幼稚園だ。
降園後、車で福島県は岳温泉に向かう。高速道路を走る間、娘おとなしくジュニアシートに座っていられた。なんて楽になったんだ。やっぱりチャイルドシートより背中が涼しいのか。しかしその代わり、寝てしまうと頭をもたせかける場所が無いので、カーサンの肩を提供しなくてはならないが。
確か新婚の頃、夫が同僚氏と日帰りスキーで安達太良高原に行ったんだよね。そのときにこの温泉の存在を知り・・・、ってことは、10年近く前のこと?ひー。
ネットで予約したお宿はお庭を取り囲むように客室が並び、静かなたたずまい。おお、いいじゃないですか。金曜日のせいか梅雨時のせいか、お客も少ないようだ。
夕方着いてすぐお風呂、部屋に戻ってお食事が上げ膳据え膳、食後に再びお風呂に入り、戻るとお布団敷いてある(ちょっとあるある探検隊入ったか>後半)。これが温泉だ。なんて素敵なんでしょう。
我が家は盆暮れGWと夫の実家大阪に帰省するのが常なので、こういう家族水入らずな旅行っていうのはすごく貴重な気がしてしまう。大人数も楽しいけど、三人きりってのも気ままでいいね。
豪勢な夕ご飯を前に「おうちにかえらない」と早くもごねた娘、カーサンの浮かれ加減が伝染したかね。
ちなみに岳温泉、「だけおんせん」と読みます。道路標識に「SPA.DAKE」って書いてあって、すっぱだけ・・と下らない叱られそうな駄洒落で覚えたのは秘密だ。
去年の6月、娘が入院して突然カーサンに1人の時間がやってきた。ずっと待ち焦がれていた1人っきりの時間。コトがコトだけに手離しで喜べなかったけど、この好機を満喫せずにどうする、と意地だかやけくそだかって感じでデパートの化粧品売り場へ行ったっけ。自分に手をかけてやりたくて。
あのとき買ったプリスクリプティブのリキッドファンデ、大当たりだった。使いやすくて、長持ちして。お気に入りの一品だが、さすがに減ってきたし、幼稚園やら公園やらで日焼けしてきて肌の色も変わってきた。ここはひとつ、勇気を出してデパート1Fへ繰り出さねば。
そしたらあなた、プリクリはアジア撤退って。しょぼーん。一言教えてくれてもいいじゃないの、冷たいわね。知ってたら早めにストックしといたのに。一年も前にリキッドファンデ一本きり購入の客にゃ、そんなご親切はありえないか。しょぼーん。
似たような製品は無いかと検索したりクチコミサイトを見たり、そしてなんとなく方向性を決めてデパートへ向かう。ええ、ある程度下準備しないと、デパートの化粧品売り場って行けないんですよ。店員のお姉さんたちと目が合わないように、伏し目がちにさまようだけさまよう挙動不審ちゃんになってしまう。
大学生くらいのときに、「まずにきび治しておとといきやがれ」みたいにあしらわれた記憶があってねー。基本的に苦手なんだ、BAさんという人たちが。
それでも行くのよ、行きたいのよデパートに。うん。そして行ってきたのよ。
ファンデとは全然関係ないスキンケアものを一通り塗られて、こてこてに艶やかになって帰ってきました。ちゃんとファンデも買ってきた。ああ、大人になったなあ。
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