日記帳

2005年09月03日(土) ごんごうさんいらっしゃい

先月、炊飯器を買い替えた。実家の母がくれた三合炊き、二合炊くと失敗の確率がアップアップ。危ないので、余るとわかっているときでも保険かけて一合半炊いて冷凍保存。サバイバル炊飯器。

新しいのは五合炊き。ついに「ごんごう」ですよ。嬉しいなあ。

買う前から危惧していたのが置き場所。三合炊きサバイバルさんにぴったり合わせて棚板の高さを決めたから、ごんごうさんの蓋が全開しない。

炊き上がったご飯をよそうことは出来るが、内釜の出し入れのたびに、微妙に手前にずらして、お腹でごんごうさんを支えて蓋を全開しなくてはいけなかった。

棚板をずらせばいいじゃないですか。ドライバーでねじを8本外せば簡単に済むことですよ。

出来ないのは、夫が「スライドレールを作る」と執着したからなのだ。「ありがちなアイデア商品として売っているに決まってる」と数軒のホームセンターを回ったものの見つからず、パーツを買って組み立てると言い始めた。

えええ。炊飯器って重いし、元の棚だって実は頼りない(夫作)のに、炊飯器は熱いことありますから。落としたら大変だよ、気が進みません、とあからさまに難色を示したら、却ってムキになってしまったようだ>夫。

今日は今日とてA4の書類トレーをパーツとして利用できると思う、とホームセンターで頑なな横顔。言い出したら聞かないなあ。買えばいいんでしょう、買えば。

結局「帯に短し、たすきに長し」的にA4トレーのサイズが炊飯器及び棚に合わなかったり、トレーの強度に妻が懐疑的だったり。ソファーでややしばらくトレーを見てはこねくり回していたが、「棚板を上げれば解決じゃないか」とわかりきった結論に到達。

「だから初めから」をぐっと飲み込み、「そうね、お願いできるかしら」と首を傾げて見せるあたり、カーサンも女優になったもんだ。

長かったぜこの1ヶ月。ご飯炊くのって、ほぼ毎日のことですものね、と電器屋の営業さんのような台詞が頭の中を駆け巡る。使いにくかったんじゃゴルァ。



2005年09月02日(金) 外気

昨日から幼稚園。始業式というからには、遊戯室(体育館みたいなトコ)に集まって、先生のお話など聞いたりしたのであろう。久しぶりの登園で、ちょっと心配した別れ際のはずだったが、娘はあっさり「イッテキマース」と笑顔で教室に入っていった。ふーん。お弁当が始まる来週辺りが実は本番かもしれない。

カーサンときたら始業式に合わせたかのように、その朝、首を寝違えロボコップ。湿布3枚貼っても隠れる、ビバ!ガT!(ほぼ日サイトで販売されたTシャツ。ガイコツ柄。購入してからデザインが「YASUO TANAKA」といういう人であることを知って微妙な気分。これって彼?新党の彼?別人?ていうか括弧の中が長文過ぎ?)

幼稚園まで送ってそのまま接骨院直行。低周波で揉まれたり、施術する先生の手でほぐされたり、ああなんて極楽なの。久々の「ひとりの時間」を有意義に・・・有意義かほんとに。必要に迫られての間違いではなかろうか。ほほほ。

夏休み中の自堕落お気楽な生活も、ズボラなカーサンの性に合ってらあと思っていたが、こうしてひとりの時間が蘇ると、その快感に鳥肌が立ちそうになる。蜜月しまくってましたからね。外気に触れた気分です。



2005年08月31日(水) 夏休み終わる

長い長い夏休みが・・・終わる。大好きな人は、幸せにやっていますかときたもんだ(←スガ作品「ひとりぼっち」ね。ほんとは「終わる」でなく「続く」)。

欠落を埋めて、僕は何を得るんだろうと彼は問うが、カーサンも娘と何か成し得たかしら。

そういえば、娘の「私だけ?」を解決せんと始めた、カーサンの「お付き合いちっくん」は近頃出番が無い。夏休み初めの頃は、幼稚園のお友達と遊んだりもしたが、後半ぱったりだったもんなー。カーサンと二人で蜜月していれば、さほど娘も感じないのらしい。

ってことは、来月(明日だよ)からまた復活?>お付き合いちっくん。ま、それはそれでいい。

何か残ったとすれば、9匹のめだかと縞々に日焼けした足の甲くらいか>サンダル焼け。

なんのことはない、スガプロモを追いかけることに終始した夏とも言う。はっはっはっ。皆まで言うな。



2005年08月29日(月) 火に油

土曜日にようやく揃えためだかセット>めだか+睡蓮鉢+水草+えさ。そもそもの出発点が秩父の川で拾ってきた石(無料)ってのが笑える。
※いや、ほんとの出発点は帰省中お邪魔した義妹宅の野生めだかなんだよね。カーサンが「いいなあ」と思えることを、常に数歩先んじて実践している実行力に憧れさえする。

さあ、めだかのおうちを作りましょう。

その石じゃ大きいだの、枝を挟んでめだかが隠れるスペースを作るだの、鉢に石を出したり入れたり出したり入れたり。拾ってきた石が大きすぎるんだよー。欲の皮が突っ張らかってるから>大きいつづらを迷わず選ぶタイプの我が家。

ようやくめだかを放流するまでに至り、親子三人額をつけるようにして鉢を覗き込む。本当に10匹いたか。今頃怪しんでも遅い。

すると、植え込みから「何してるの?」と坊ちゃんの声がする。お隣のご主人が、三人兄妹のうち上二人を連れてお散歩に出た様子。覗き込んでいるのは上のお兄ちゃん。

「うん、あのね・・」とカーサン灰色の脳細胞フル回転で模範解答を探している隙に、夫が「めだかいるんだよ、見に来る?」と直球勝負。えええあーたそんなこと唐突に。

ダメ押しするように娘も「めだかさんだよー!」と叫ぶ。もうだめだ。

隣りのご主人も突然の誘いに明らかにとまどっている。が、子ども達はもうすっかりその気だ。ではのちほど、とお隣さん親子は去っていった。

これから来るのか?どうすんだ?と夫に詰め寄ると、「いや泣いてたから」と気を利かせたんだと主張(お散歩は気分転換らしかった)。部屋の掃除もしてないのに?「ああそうか」ってこれだから。

迎えに行ってくる、と娘と夫が玄関の方へ。カーサンベランダで呆然。しばらくして、「お邪魔しまーす」とお三方登場。お子さんたちはそれぞれ帽子にリュックと正装。

今まで特に親密にご近所づきあいしてた間柄でもないのに、なんだこの展開は。なんだなんだ。変な汗をかくカーサン。

全員でめだかをしばらく見つめたあと、「突然お誘いしてすみません(夫にちくりとしたつもり)」「いえいえ」「雑草ってすごいですよね」「本当ですね」なんて当たり障り無い庭話なんかしてみたりして。

ふと気が付くと庭には大人三人。部屋を振り返ると、窓際のソファで明らかにふてくされている娘と、猛スピードで盛大におもちゃをひろげているお子さん二人。わはは。笑うしかないだろ。

ややしばらくして、下の妹ちゃんがうんちしたから帰らなきゃ、と真偽のわかりかねる理由でお三方は退場。

やがてお隣から聞こえてきたのは「もっと遊びたかったー」「めだか見るー」という兄妹の大絶叫号泣であった。言わんこっちゃない。

この手の展開が読めないなんて、全然わかってない・・・>夫。「あれ?」とか可愛らしく小首を傾げてんじゃねーぞ。



2005年08月27日(土) めだかを求めて三千里

先日秩父の川で石を拾ってきた。漬物石にするのではない、めだかを飼いたいのだ。

併せて庭(おこがましい呼び方だ)の緑化計画も進めたい。元々植わっていた目隠し用の植え込みが、暑さのせいか5〜6月の虫害影響か、全体的に茶色化。新芽が出てきても、縮れてしまうのは何故。そもそもその木の名前すらわからないのだ。あー情けねー。

うむ、こういうときはホームセンターだろ。意気揚々と夫のテリトリーである埼玉県方面のホームセンターを二軒訪ね歩くも、めだかについては結果惨敗。季節外れ?まま、緑化系ではそれなりの成果を挙げたのでよしとしよう。

結局たどり着いたのは池袋の百貨店ですよ。さすが百貨店、何でもあります(含誇張)。外で飼いたいので睡蓮鉢とめだか本体、水草とエサを購入。

帰宅した娘は、とりあえずラーメン鉢に放しためだかに釘付け。「イッテキマス」と手を振りながらお風呂に入り、お風呂から出たら出たで、自分はこれからパジャマを着るだとか、まだ夜はオムツだとか、明日はめだかのおうちを作ってあげるだとか、散々めだかに話しかけて興奮気味に布団に入った。よほど嬉しいのらしい。
※そういや家に着いた途端にめだかを見たがり、「何故めだかは無言なのか」と不思議そうだった。しゃべられてもなあ。「池野」って苗字付いちゃうし。

ところで睡蓮鉢を買った花屋のお兄さんが、ファミシュガの森さんを若くして細くしたような方で、ちょっとした動作やしゃべり方がなんだか大層好ましく、危うく道を踏み外しそうになった(錯乱)。

そのうえ花屋からめだか屋へ百貨店の屋上を移動するそのとき、スガさんの「奇跡」が流れ、いやーカーサンもうどうしたらいいんだか>どうもしなくてよい。

その前のホームセンターでも「奇跡」が流れていたらしく、夫が気付き娘が歌っていたらしい。タバコの副流煙みたいなもんでしょうか。

肝心のめだかは、明日までラーメン鉢にザルかぶせた暫定処置で一夜を過ごしていただく。ザルしないと鉢から飛び出してしまうのだよ。活きがいいんだか、「こんなとこにはいられねえ」って自暴自棄なのか、無闇に興奮させてしまったのか。どうか長生きしてほしい。


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