日記帳

2005年11月21日(月) リクエスト

去年まで「欲しいものは?」と尋ねても、うんともすんとも答えなかった娘が「おたんじょうびにはコレ買って」と連発するようになった。成長だ成長(やけくそ)。

12月はクリスマスとの合わせ技で、娘のおもちゃが劇的に増えるハレの月だ。ケの11ヶ月には、親としては殆どおもちゃを買ってやらないからなあ。娘の鼻息は荒いのだ。

娘のリクエスト一覧。
・お世話モノの王道、ぽぽちゃん。しかも病院セットがいいと言って聞かない。はー(ため息)。
・着せ替えモノ。マドレーヌちゃん。こういうお高いところは実家にすがる手がある。
・コスプレモノ?。キッチーちゃんの看護婦さんセット。ワゴンだけじゃなく、ナース服をも欲しいとか言う。いい加減に・・・(ため息)。
・「すくーたー、買って」って。スクーター?こういうののこと言ってるのね、きっと。どこで乗るの。誰が見てるの。あ、週末限定おとーさんと遊ぼう企画なのか。そっかそっか。
・シルバニアモノ。出たー。そしてお約束どおり、これもまた病院モノがいいんだって(絶句)。

どうすりゃいいの。

こんなので手を打たないかい、娘(カーサン会計事務所出身)。お金は大事だよ。

そして、どれもこれも、幼稚園のおともだちのお宅にあったりして、「わたしもほしい」という発想から来てるのがアレだ。ドレだ。ナンだよ。

カーサン提案の野いちごのレジスターと、おともだちのおうちにあったミッキーのとを比べ、「みっきーのは音がちるんだよ」「ぶっぶーとかいうの」とかダメ出ししやがる。くっそー。ねずみの裏声なんてカーサンにだって出来ます。・・・電子音のおもちゃを避けてきたから、なおさら憧れてるんだなきっと。

今までカーサンからのプレゼントは本にしてきたんだけど、百歩譲ってマドレーヌちゃん付けたろか。

期待で鼻の穴を膨らましてる娘をがっかりはさせたくないんだが・・・。しばし待て。考える時間をくれ。



2005年11月20日(日) またこんな話

「おかあさん、昨日は冬眠してたね」と夫が娘に微笑みかける日曜日の朝。ああどうもすみませんね。また寝倒してしまいましたよ。正確に言うと「起きていられない」。

いい加減にしてもらいたいものだ>ワタクシの隊長いや体調。

そして娘もまた風邪を引いている。寝付いてしばらくは警戒が必要なんだが、「あれ咳き込んでる」と思って布団を見に行くとすでにマーライオン済みの娘が正座したまま「べたべたちていやーーーー」と錯乱している。

顔も腕も、掛け布団もタオルケットもシーツも枕カバーもスリーパーもパジャマも、よくも一式まんべんなくまき散らしたもんだ。すげー。

夕飯のときに牛乳ガブ飲みしてたもんなあ。要注意なんだよなあ、あれ。喉が痛いっていう娘のサインなんだ。

着替えさせると、娘は隣りのきれいな沁みひとつ無い布団でぱたりと寝付いた。へえへえ。深夜に鼻で息をしないようにして(激烈な匂いなんだもの)洗濯、これが親の醍醐味でござんすよね。たまんねえ。



2005年11月14日(月) 耳鼻科で思い出す

最近通いつめていた耳鼻科は今年開業したばかりで新しく、小児科でもないのに待合室の隅にはキッズスペースなんぞ設けてあり、受付のそばのモニターで子ども向けのアニメを放映中。近辺のニーズを掴んだ見事なサービスだ。降園直後の時間帯なんて、延長保育のようだよ。園児がうじゃうじゃ。

待合室お約束の水槽には小さい熱帯魚や小エビがいて、キッズスペースに入りきれなかった大き目のお子さんの注目を集め、水槽隣りの本棚には「キャプテン翼」と「ドラえもん」と「NANA」全巻が並ぶ。

そしてカーサン、自分の診察待ちで「NANA」読破。念入りにコマを追うというわけではなく、ぱらぱらと展開を拾い読みした程度だけど、今はこういうのに小学生くらいから親しんじゃうわけ?隔世の感がありますな。

あんまり集中(←なんだよ熱心に読んでるじゃん)していたので、幼稚園のママ友達が弟くんと待合室に現れたのにも気付かなかった。み、見られた・・。いやーん、妙に恥ずかしいわ。

「耳鼻科でまんがに集中」って、カーサン小学校低学年くらいの思い出なんだよね。我が家は母親の方針でまんが雑誌を買ってもらえなくて、兄と二人で耳鼻科に行った日にゃ診察済んでも読み続け、しまいにゃ家から電話が掛かってきたりしたもんだった。

まんがに飢えていたんだねー。まんがは活字だけの本より劣る、と当時うちの母親は思っていたようだ。惜しい。友だちの女の子も、お小遣いはたいて買ったまんがを勝手に捨てられて泣いたりしてたっけ。

耳鼻科に置いてある本にはバイキンがいっぱい付いているから触るなとも言われたなー。そりゃ無理ですよダンナ。兄と一言もしゃべることなく、ひたすらまんがを読みふけっていたあの時間、すごく幸福だったなあ。

現実じゃない世界に没入する感覚を、最初に覚えたのはあの耳鼻科の待合室だったのかもしれない。



2005年11月13日(日) 伊豆一泊

夫の学生時代のサークル仲間との旅行に参加してきた。

伊豆の温泉まで電車とバスで、娘はいつもと視線が変わるせいか、バスでは窓に貼りついて景色を楽しんでいた。海に着けばはだしになって砂浜に足跡をつけて喜び、「おんちぇん」の大きなお風呂も大好き。

参加した中に、娘とほぼ同い年の弟くんと二つ上のお姉ちゃんがいて、娘も最後には混じって三人で遊べるようになったし、娘にとっては楽しい旅であったと思う。

ん?今限定しましたね?>「娘にとっては」。

そうなのよ、カーサン的には今回で「ごちそうさま」だなあ。夫が学生時代の友と会える嬉しさでぱんぱんに膨らんでいて、それが無神経に感じられてしまうほどだったので、ちょっとくたびれた。

こういう旅は次回から夫1人(または娘と2人)で参加しておくれ。留守中にカーサンは自分の友人と会いたい。そのほうが生産的な気がする。それぞれ発散できていいじゃないか。

大人のくせにこんなことを言う。ははは。



2005年11月11日(金) 混乱中

インスリンに翻弄されるここ数日。急激に効き方が変化して、カーサン追いつかないっすよ。

火曜日に低血糖で幼稚園から呼び出し。午前保育の水曜日も家で低血糖。そして今日の参観日中にも低血糖。全部お昼ご飯のタイミングね。朝打った分が効き過ぎるわけです。

今まで打っても打っても手応えがないくらいだったのに、このタイトな効きようは一体なんなんだー。

そしてコタえるのは、たまたま幼稚園にカーサンがでばる日に限って低くなる、と担任の先生の1人が思っている。それがカーサンに伝わってきたことだ。主治医に「甘えと血糖値の関連性」について質問してくれと頼まれた。

確かに、通常なら我慢できる程度でも、カーサンの顔を見たばっかりに不調を訴えてしまう「甘え」はあるだろう。木曜日は降園時間まで幼稚園で過ごすことが出来たが「おなか痛かったけど我慢した」とか言う。うーん。

自分自身の体じゃないのがもどかしい。娘がどう感じているのか、もっとわかりたい。

そしてカーサン、幼稚園の担任の先生との距離感が掴めない。どこまで期待していいんだろう。低くなったら補食させるか、よほど娘がワケわかんなくなったら先日のように連絡してくれればいい、そう思っていたけど、今日いろいろ話していたらもっと本心では彼女に期待してしまっていることがわかった。もっと持病を、娘を理解してほしい。いや「誤解しないでほしい」という気持ちが強いのかなあ。

娘が「甘える」ことに、過剰に罪悪感を持ちすぎなんじゃないのか>自分。

わけわかんなくなってきた。


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