日記帳

2006年03月18日(土) 確かめる

友人2人に有楽町で会う。

3月に入ってからというもの、夫の仕事は火を噴き続けているらしいと、深夜の帰宅、持ち帰り仕事、あわよくば休出という日々から伝わってきている。

以前なら、そんな週末に娘を託して1人で外出なんて、と遠慮していた場面だ。

嫌な顔ひとつせず「いってらっさい」と送り出してくれる彼らへの信頼感によるもの、と言えば、これはかなり美しいかしら。

そして、カーサンが「幼稚園ママ」という肩書きを持つならば、この日会った友人たちは全く違う肩書きを持つ女性たちだ。

知らず知らず自分を囲んでいる毎日の諸々について、彼女達と会うことによって、ほどよく距離感を持って眺めることができるようになる。とても貴重な距離感だったりする。

「ほぼ日」サイトの糸井氏のエッセイを読んで、自分の全力を尽くす場所はどこかしら、などと自問自答していた近頃のカーサンだが、なんのことはない、意識しなくとも力を注ぐ場所をちゃんと持っていたと気付いた。

36年の人生で最もまずいコーヒーに巡り合ったり、とてもおいしいお料理に出会って溶けてみたり、新しいこと古いことを確かめたり、貴重な土曜日の午後であった。



2006年03月17日(金) 4歳児との会話

夕飯どき、娘に結婚について尋ねられた。

「おんなのことちたいの(女の子としたいの)、できるでちょ?」
うーん。キミの時代には出来るようになってるかもしれんが、今は難しいなあ。
「だってできるっていってたじゃん」
誰が。
「おかあちゃんが」
・・・。いつ言ったよ?そんなこと。

「ゆかはさー、おかあちゃんとちたいんだよねえ」
それはそれは。光栄です。でもお父さんと既に結婚しちゃったよ。
「・・もういっかい、ないちょでちたらいいよ」
そうする?でも女の子同士だよ?
「ちょうがないよ、ちょうがない(しょうがない)」
その、手をひらひらさせながら言うのは・・。
「おかあちゃん、にかいちるんだね!ちかたないね!」
・・・。

===

本日の寝かしつけ。

「ゆかもうひとりでねれるよ」
ええっ(喜)。おかあさんなしでいいの?
「うん。どっちのおふとんでねようかなー」

「・・・やっぱりあちたからにちよう」
「こわいゆめみるといやなんだもん」
「・・・」

寝たかな。

むくっ。
「ゆかはつききらいちないでちょ?(好き嫌いしないでしょ)」
なにを突然。まあそうね。なんでも食べるね。
「ぷーさんはさ、はちみつとりにいったら、おっこちちゃったね?」
うん。

・・・寝た。

おやすみ。



2006年03月16日(木) 一歩

役員ママさんの一人が引越すことが慌しく判明、ちょっとだけの人数で集まってお茶して名残を惜しむ。来年同じクラスになれたらいいな、と思っていたママだけに残念だよ。

そこで聞かなければよかった的な、園の先生にまつわるディープな話が激しく展開され、カーサン目が点。

おかげさまで、素直に感謝の気持ちを込めて、今の担任の先生方にメッセージを書くことが出来た。←クラス一人ひとりからメッセージをプレゼントするのだ。

ああ、上には上がいる。

===

メッセージを書いていて思い出した。去年の今頃からの一年間を思い起こせば、ずいぶん心が軽くなったなあ。妄想を膨らましては勝手に身構えていた「世間の偏見」にもほとんど出会わなかった。去年のカーサンに「そんなに肩いからせなくて大丈夫だよ」と言ってやりたい。

頭に血が上ったり、はらはらする出来事もあったけど、おしなべて穏やかな1年だったよ。と思うのは、やはり「もう1年前」と比べているからだな。

一歩前に進んだかなあと思う年度末。



2006年03月14日(火) またこりずに書く

先週に引き続き、ばたばたしたムードで今週もスタート。

昨日は今月最後のお弁当→最後のランチのチャンスということで、幼稚園のママ友達とお昼を食べにいく。

日頃のお付き合いでは、アウトゴーイングでテンション高めな印象に見える彼女が、案外ナーバスで心療内科に通おうか煩悶中という、カーサンにとってはかなり意外な話の展開に内心びっくり。

人それぞれいろいろあるのね。カーサンだけじゃないのね。と思ったランチだった。

===

そして今日は年少さんとして最後の保護者会。お母さんたちから一言ずつ、という場面で、感極まるママ続出。娘のクラスは長子が多いので「初めての幼稚園生活」を経験したママが多いのだ。たぶんそのせい。第二子、第三子で同じクラスのママから「卒園じゃないんだから」と苦笑まじりに励まされ、涙に詰まりながら言葉を選ぶママが何人も続いたり。

カーサンはひんやりした心持でそんな風景を見ていた。ここんとこの娘と担任の先生とのやりとりで、素直に感動できなくなっている。

「一言ずつ」のお題として、それぞれ成長した点と課題を挙げよ、みたいな感じだったので、それに沿ってほんとに一言ずつ。人前で発言すると必要以上に緊張しまくるカーサンにしてはほんとに珍しいことだ。
※課題の部分でちくりと嫌味を盛り込んでしまうなんて。んまー、我ながら信じられないわ。

2月に転園したおともだち母子さんが、たまたまこの日に所用で来園していて、降園後うちに寄ってもらう。ついでに、娘同様、ちょいワケあり母子ちゃん(なんだそりゃ)もお誘いして、おやつ食べてちょっと話す。

そこでワケありちゃんも、年上先生とうまくいっていない、というような話になり、母二人、目と目を見合わせて探り合うムードに。あらアナタも?あらオタクも?

なんていうかな。「幼稚園」に忠実な先生なんだよね。園長とか、上の人からは評価されやすいかもしれない。

でも転園さんママ&お子さんは、年上先生が大好き。

在園中のエピソードを転園さんママから聞くと、あー、カーサンあまりに意地悪な見方をしていたかなーとちょっと反省もしちゃったり。弱。

娘の持病と、娘自身の性質の境目、その見極めが難しいことくらい、カーサンだってわかってるのにな。少し気持ちを立て直した。ちょっといい気になってたかもしれん>自分。ま、だからって「感謝のお手紙を書いちゃう」とか、極端な行動に走るわけでもない←以前はこういうの多かったカーサン。やること極端なのよねえ。まったりこのまま行きます。

ニュースで王監督が「気持ちを立て直すのも仕事のうち」って言ってたのが今日のカーサンには妙に沁みるぜ。



2006年03月11日(土) お宅往来

やっと土曜日。なんてほっとするほど、今週の平日我々母子にしてはお忙しかった。

もうすぐ年中さんになるとクラス替えがあるからか、降園後の園児宅往来が激しい。勝手にコドモ同士で約束していたりってことも多い。アンタたちいつのまにそんなこと決めちゃって、とママ同士で苦笑いすることが増えまくり。

娘も「公園に行くから」という、あまりに娘らしい、マイペースすぎる理由でお断りした1日を除けば、ほぼ毎日お友達のお宅にお邪魔していた。

以前ならカーサンもお神酒徳利の如くセットでお邪魔虫だったのだが、この頃娘を置いて束の間帰宅できるようになってきたのだ。すごーい(親馬鹿)。

娘の持病について知っていてくれるおかあさん方ばかりなので「おやつ食べさせてかまわないか」と大概確認してくれる。カーサン「かまいません、よろしく」と返事する。少しくらい高くなっても大丈夫。おっつけ下げますから。「娘だけ食べられない」という状況だけは、なんとしても避けようと思っている。
※ま、同時にお邪魔しているオトモダチの中では、誰よりも早くお迎えに行っちゃうんだけどね。追加打ちするなり測るなり、やっぱり早めに対処はしたいから。

そして近頃は、女の子、男の子でそれぞれ集結しやすくなってきているようだ。男の子たちの遊び方、女の子たちの遊び方、それぞれ特徴があるらしい。ママたちと話してふんふんと頷いたのは、男の子は遊ぶことに夢中でおやつそっちのけ、女の子はおやつをつまみながら延々奥様トークを繰り広げるということ。

女子たちの奥様トークに聞き耳を立てていると、
「うちのおとうさんはまいばんおさけ」
「ゆかんちはビール」
「Hのおかあさんはワインだよ、あかいの」
とか、或いは、
「うちは3人で怒るんだよ(両親+姉の3人)」
「ゆかんちはー、おとうさんは怒らない、やさしいよ、お母さんはいっつも怒る」
などとご家庭の諸事情を暴露されてしまう。奥様要注意。


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