調布方面に住む友人に誘われ、花火大会に参加。
会場より数駅手前まで車で行き、そこから花火客で混みあう電車で移動。お隣りの浴衣カップルにはもってこいのおいしい状況(「大丈夫?」「うん、ぽっ(頬を染める)」的)だが、足元の娘は不安顔。「いつ降りるんだの?」「ちゅぎ?」と眉をへの字にして駅に着くたびにうろたえてあわあわしている。初めて乗る電車、滅多に経験しない混雑。「先の予定がよくわからない、初めて」という状況は、相変わらず娘の一番の苦手ツボだ。
目的の駅で降りたら降りたで、会場目指す人の波。お若いカポーの殆どが、男の子も女の子も浴衣姿なのは、マルイの影響ですかね。カーサン着付けは習ったこともないけど、「こ、こりは・・・」という着崩れ方やら、イマドキの柄や地色に目が点。浴衣がメジャーになるっていうのはこういうことなんだ。嘆いてはいかん。喜ばねば。
ぬかるんだ土手をサンダルで歩いて娘がぶーと言う。やっぱり靴下にスニーカーを選択するべきであった。カーサンもサンダルの革の色に足が染まった。ぬう。
16時から場所取りしてくれた友人のおかげで、土手の一番川に近いところ、なんと眺めのよい。花火が上から降ってくるようだ。
娘もオトーサンの膝で晴れやかな顔で笑っている。おお。以前は一発で泣いたのに。
と喜んだのも束の間、ラスト30分は「まだー?」「まだなんだの?」と眠気先行。20時過ぎると君は眠くなってしまうんだな。
帰りは行きよりもスシ詰めかつ停止信号で止まっちゃう電車の中で、夫汗だくになって娘を抱っこする羽目になったのだった。あまりの暑さで目覚めた娘に「おとうちゃん、あせびっしょり」と笑いを取れるほどの玉の汗。
でも、楽しかったな。楽しい夜だった。
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「音楽と花火の競演です」とアナウンスがあって始まったプログラムの中でどういうわけか「犬神家の一族」のテーマ曲が。
ちょっと哀しげな寂しげな曲調で、犯人告白のシーンで使われそうな、船越英一郎出てきそうな、そんな音楽に合わせて花火がどーん、ぱーん、って。
その前後が「太陽にほえろ!」のテーマと、東京FCのテーマだっただけに、何故「犬神家」・・・。
花火はネズミーマウスマーチにこそ合うもんなのねと痛感。
夏休み前の約2週間、一泊保育の余波で休みが増えたり、午前保育になったり、その午前中に保護者会やらママさんバレーやらだったり、いつもより少々忙しない。
ぽかんと空いた午後は午後で、幼稚園児なりに休み前に済ませなければと切迫して思うんだか、「誰ちゃんを家に呼びたい」「誰ちゃんちに行きたい」がほぼ毎日。レッツ満喫幼稚園ライフ。これでいいのだ。
「忙しない」が本当の理由か不明だが、カーサンここんとこ息が切れるかんじでねえ。集中力ゼロで一日終える空しさったらない。
夏休み初日の今日は、最近の「空しい気分」をチャラにするわよ。朝から掃除洗濯整理整頓、体を動かすんだおりゃー。ママさんバレーで作った手の甲の擦り傷がゴム手袋で蒸れるけど、気になんかしないぞおりゃおりゃー。
「今日こそやらなくては」→「今日もしなかった・・・」というため息ループを打破。打破です。すごくすっきりした。
見て見ぬフリしてた放置物件(怖くて書けない)もやっつけた。ぷはー(←腰に手を当ててラブレを飲んでいる)。
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最近の娘。
・「しゃべらせてー」攻撃。 シナモンなんちゃら言うサンリオのキャラクターぬいぐるみでアテレコしろという攻撃。標的は夫、実家じじ。一度応じたら最後、終日この台詞とぬいぐるみ持った娘にしつこく追い掛け回される。それでも「やってらんないわよ!」とあくまでアテレコでぬいぐるみにキレさせる、夫の忍耐力に感嘆。
実家じじばば来宅時にこの攻撃にさらされた夫、娘への愛より羞恥心が勝ってひたすら沈黙。「しゃべらせてー」「・・・」「しゃべらさせてよー」「・・・」「どうちてしゃべらせてくれないんだのー」「・・・」波状攻撃止まず。
・プリキュア熱上昇。 ♪ちゅぴちゅぴちゅぱーくちゅぷらちゅたー、って何、と首を傾げてたら、「スパスパスパーク・スプラッシュスター」という主題歌であった。
9月からは転園してしまう大の仲良しHちゃんと二人で「プリキュアごっこ」。「※%&$#ストリーーーム!」と声を揃えてなにやら決めポーズ。凝視すると止めてしまうので、あくまで知らん振りしながら肩を震わせる今日この頃。
文末に「みちる」「かおる」と付け足すだけの「みちるとかおるゴッコ」もある(例「○○ちないとだめなのよ、みちる」「そうね、かおる」)。
みちるとかおるってのは、敵→友情から味方に転向、みたいなサブキャラ。無表情で青白くて抑揚のないしゃべり方がポイントだけに、どんなゴッコかと思いきや芸の無い(がっかり)。
・よく転ぶ。 今までズボンだったから大して傷にならなかったけど、この頃夏ワンピース(実家ばば作)が多いので生傷絶えず。
転んで膝に擦り傷出血→泣くが「遊びたい」が先に立って立ち直る→また転んで同じ膝を打つ→今度こそ立ち直れない、このパターン、カーサンも幼少時身に覚えが。足元弱い遺伝か。
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ああそうだ、思い出したんで付け足し。
毎年この時期に幼稚園で一泊保育なるイベントがある。年長さんが親元離れて一泊。それもなんでか軽井沢。熱発なんてしようものならロングドライブでお迎えですって。
来年は娘も年長。このイベント前後、年長さんはコレ一色で盛り上がる。娘も参加させたい。
入園前に「一泊保育のときどうするか」まで思案してくれる副園長に「その頃もしや自分で出来るようになっているかも」なぞと根拠の薄い期待を膨らませたりもしたが、やはりまだ無理だ。
となるとカーサン同行ッスね。他に選択肢は無いとみた。それでも一泊保育と言えるのだろうか。・・・。しかしなんで軽井沢。園内の体育館で充分なのにな。
親元すっぱり離れて泊まる体験は、ドクターナース付きの1型DM児集めたキャンプが初、になる予定。小学生になってからだなあ。そこでいろいろ学んで欲しい。自分だけではないこと、自分で管理すること、等々。
三連休、夫は親戚絡みで単独行動。カーサンと娘で実家へ。ほらあの、お盆だし。送り火に参加できるし。ぱきぱき折ったおがらをホーロクでめらりと燃やすんですよ。そしてまたぐ。送る。
実家に泊まる場合、和室だからという理由で祖母が使っていた2階の部屋に布団を敷く。仏壇もございます。祖母の使っていたタンスなんかもそのまま。
姪1号2号(中1と小6)に遊んでもらって大興奮の娘、カラカラ音がしそうなくらい脳みそが回ってしまったらしく、まったくもって寝付けない。時刻は22時をとっくに回っている。いつも21時にはばたんきゅーの人が。
そのうち「このタンスは誰の?」から始まり、「おばあちゃんに会いたかった」と泣き始めた。脳みそがピー言ってる音が聞こえそう。
「おばあちゃんお星様になっちゃったからなあ」なんてメルヒェン交えて説明してみたが、全く納得せず、「何故星になってしまったのか」「星ではなくそのままのかたちで会いたかった」と号泣モード。参った。メルヒェン効かない。
どこまで説明したもんか、と迷ったカーサン、こういうのは年の功に任せるべしと1階へ降り、実家ばばに丸投げ。
実家ばば「寿命」「順番」「仕方ない」をキーワードに力説。娘「うん」「うん」としゃくりあげながら頷いている。真剣に説明してもらったことで合点がいったらしい。カーサン真剣味が足りなかったか。
そのうち脳みそピーも収まってきたらしく「2階で寝る」と上にあがり、寝かし付けていたらまた涙。なんだよ今度は。「・・・さっき、ばあばに教わったこと、忘れちゃった」。そうか忘れたか。
何回でも訊けばいいよ。ばあばは何度でも教えてくれるさ。
送り火前夜、明らかにばーちゃん、仏壇からひ孫にちょっかい出してないか、と思った出来事でした。
お引越しなどの事情で、幼稚園を去っていくお友達が更に全部で3人と判明。その中には、娘が仲良しだった女の子も。
彼女はお引越しはしないけど転園、ということなので、夏休み中はきっと遊べる。ご近所さんだからね。9月になって登園して、彼女の不在を感じることになるんだろうなあ。我が家のなんちゃってプールにでも誘おう。
来週の木曜で幼稚園1学期が終了、夏休みに突入。今日も含めてあと4日か。そのうち1日は保護者会、翌日はママさんバレー、終了式は低血糖デンジャラスなお昼前の時間帯に体操があるから待機しておきたい。勝手に動ける午前中は今日だけだ。
やっておかなければいけないことは?行っておくべきところは?とびんぼったらしく考えてみるが、とにかく頭痛を治すことだよ。なんにも出来ん。うーん。2日目ってのもね。きてるね。
2006年07月05日(水) |
雨の定期検診//Sちゃん引越すニュース |
今まで、娘の定期検診で雨に降られたことがなかった。ツイてただけさ。
自分で傘をさして、長靴で歩く年齢になっていてくれてよかった。カーサンほら、病み上がり(びしっ←どの口で言うかというドツキ)だからさー、貰うもん貰っただけで肩こりこり。娘のリュックに消毒綿2箱を詰め込むという暴挙にすら出た。
肩と腰にエアーサロンパスして、今、日記書いてるんですけどね。ええ。
数値的には横ばいとは言えない。芳しくない。
抜歯やらヘルパンギーナやらを理由にしていたら、この先も良好なコントロールは望めない。ぱんつの紐をきゅっと締め直さないといかん(意味不明)。
これから、例えば擦り傷1つ作っただけでも炎症反応で血糖値はテキメンに上昇するという。ま、いわんや抜歯をや、ですわ。
わかっていても思い切って単位数を増やせないのは、低血糖が怖いからだ。もっと低血糖について質問すべきであった。ぬかった。0.5単位で刻む小心なカーサンの迷い、記録紙見れば一目瞭然。つい刻むのよね。「サンドウェッジかっつーの」ね(by夫)。
次回は夏休み中の土曜日。8時前に来るように、という早朝外来ですって(初耳)。
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さて、幼稚園のお友達で、今年度3人目のお引越しが確定。Sちゃんとしましょう。
SちゃんはAちゃんのお気に入り。Aちゃんは幼いけど押しの強い女の子。Sちゃんはそれに耐えられる(失礼)優しくたおやかなお嬢さんと見ていた。
娘がお二人の遊びに混ぜてくれ、と何度かトライしたらしいが、毎回「2人がいいのっ」とAちゃんに断られたという。ま、そういうこともあるさ。「うかはみーんなであそびたいのに、どうちてダメなんだの」と夕飯の食卓でカーサン相手に泣いたりもした。
Sちゃんの引越し先が海外というニュースを聞いたカーサン、娘に「知ってる?」なぞと、幼稚園から帰宅途中、不用意に尋ねてしまった。早く知らせるつもりはなかったので、これはカーサンの失敗。
「ちらなかった」「もっとSちゃんとあそびたかった」と淋しさ全開な娘。自転車後部座席でややしばらく身悶えしていたが、「・・・Aちゃんさびしいだろうね」あらなんだか大人びた発言。正直カーサンたまげた。
「いつも二人であそんでたんだよ、Aちゃんきっとさびしいよ」。そうだね、そしたらAちゃん遊ぼうってあなたが誘ってごらんよ。お友達の気持ちを自分で想像できるようになってくれて、カーサンは嬉しかった。早く知らせたの、失敗でもなかったか。
Sちゃんと遊べるのは夏休みまで。たくさん遊んで、たくさん笑っておいで。えーと、Aちゃんがいいよって言ってくれたらだけどね。
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