早速保護者会。
その前に、第1回の課外の体操クラブ。午前保育の日は正午をまたいで1時間になる。一番危ない時間帯に運動しまくる。デンジャラス。
休み中と、園生活が始まってからとでは、必要な単位数が全く違う。低血糖を起こす可能性がむやみやたら高い気がして、補食というよりがっつりお昼ご飯を持って、早めに幼稚園に行って様子を見ることにした。
が、カーサンの心配は全く当たらず。娘はにこにこ園庭を走り回り、室内に入ってからも絶好調な声が聞こえてくる。なーんだ。拍子抜けした感じで時間を潰していたら、副園長氏がひょこっとやってきた。
副園長氏は園長先生の息子。カーサンよりは10歳くらい上だろうか。
「引越されるんですって?」と物腰柔らかな副園長氏。引越先で幼稚園を探す際に、必要なら、ここの園での娘の様子や、担任その他先生方から娘の保育の経験などを伝えてもいいですよ、と有り難い申し出を受けた。実績を園の方からバックアップしてもらえると思うと、やはり心強い。
「次の園の先生はきっと楽ですよ。正直言って、うちの方が大変だったと思う」と笑う副園長氏。ええ、そうでしょうね。年少のときはカーサンだって娘だって、と胸にもやもやがこみ上げてくるのを感じたりする。ま、確かに稀な病気なのには違いない。
でもきっと大丈夫。この2年で彼女(←娘のことね)はとても成長したし、強くなった。自分で不調を伝えられるようになった。「大変だった」とぶっちゃけてから「しまった」と思ったのか、最後は力強く励まされた。ははは。
確かに、次の幼稚園を探すことに対して、カーサンあまり不安を持っていない。そりゃ若干はあるけど。持病を理由に断られることはあるのかしら。断るような園はこちらから願い下げだけど(鼻息)。
2年という時間をかけて、カーサンも戦闘態勢を整えるべきTPOみたいなものを学んだ。それを解除するコツも、そのタイミングの見極めも、少しだけできるようになった。
ここではいろいろ学んだなあ。しみじみしながら保護者会に向かった、年長さん2日目。
幼稚園の始業式。
カーサンの転勤引越話は春休み中にママの間に知れ渡っていた。スピーカーママに伝えておいた効果だが、びびった。慣れていても予想がついても、びびるもんはびびる。
「もう引越してしまった」説も飛んでいたらしく「今日会えてよかったー」「4月は来ないかと」としみじみされてしまったり。ははは。まだ居るんだわ。
嬉しいことに、担任の先生が持ち上がり。今年もおてもやん先生だ。い、1ヶ月だけど。でも嬉しい。
「ひとりで2階にいけない(←年長さんから2階に上がる)」と眉を曇らすヘタレな娘に付いてお教室へご一緒した。おてもやん先生の姿を見つけるなり「せんせーい!」と駆け出し抱っこちゃん人形かコアラかという勢いでがっしりしがみつく娘の姿を見ていたら、ちょっとだけ涙が出た。あー、カーサン若干疲れてるね。涙腺のゆるさは疲れと比例するんだ。
お迎えのとき、おてもやん先生に「お引越なんですか?」と話を振られ「そうなんです、5月くらいに」と切り出した。「うわー!やっぱりそうなんですね?うかちゃんがさっき、ちょっと泣きながらそう話してくれて」そうですか、話しましたか、泣きましたか。
「うか自分でいう」と宣言してたからなあ。よく言えた(親馬鹿)。
いいタイミングに感じたので、園長先生にも話した。もしかしたら、娘の持病を考慮して担任決めしてくれたのかもしれない。ありがたいなあ。
なんちってね。5月になっても変わらずこの幼稚園に通ってたりしてね。いやいや、ないとは思うけど。具体的に日にちが決まらないと、なんともふわふわした心持だ。
娘、進級おめでとう。楽しい思い出作っていこうぜい。
週末、仙台物件探しツアー1泊2日。
土曜に7件、日曜に5件見せてもらったが決まらず。決まらなかったせいか、ぐだびれだー。足腰にきた。きましたよ。
疲れた夫は帰りの新幹線でやけっぱちになってきて、陸の孤島物件にしちまえと投げ出しそうになり、カーサンにこやかに、しかし必死に阻止。頼む。「ぽつーんと感」を最小限に留めたい、家に居る時間が圧倒的に長い妻の願いだ。
しかし週末休む不動産屋がいるとは驚いた。おかげで見たい部屋が3つも観られなかった。平日来ないとダメってことじゃないかっ(鼻息)。そゆもの?そゆものなんだの?
娘は「あたらしいおうちー!」とどの物件見ても楽しそう。「こっちにもおへやがある」「おだいどころもある(←無いと困る)」奥様チェックが入ります。
そして地上27階の物件で娘うはうは。「ここにちようよ」無理無理無理。命綱つけないと洗濯もの干せない←カーサン高所恐怖症のケ有り。高いトコ無理。
2日間で3人の不動産屋さんに案内してもらった。
1人めは気仙沼出身イケメン若造。「オレこういう間取り好きッス」「ここカレー臭くないスか?」コートの衿を立てて案内してくれた。ははは。女子大生に人気出そうな感じ。
2人め、夫お気に入りのニックネームこっひー。娘と同じ年のお姉ちゃんと妹ちゃんをお持ちで親近感大。彼、出身地域への愛がほとばしる。すごく親身に探してくれる。結局決めきれない我々に付き合って、今度の水曜日、下のお嬢ちゃんの入園式前日にも物件見せてくれるって。ありがとうありがとう。絶対キミんとこで決めるから。
3人め、つんつん髪だが年はかなりいってる濃い顔のおにいさ・・・もといおじさん「いつもここから」似。車内がすんごい香料の匂いでむせそうになったら、車の匂いじゃないくて彼のコロンであった。後部座席で娘が鼻をつまんだ。カーサンも呼吸を7割ほどに抑えた。
みんな人当たりがすごくソフトで、これが噂に聞く「人がいい」仙台かなと思った。
早く決めたいぜ(心の叫び)。
転勤の話が出るずっとずっと前から予定に入ってた、実家じじばばと温泉ツアー無事終了。
気分的には「それどころじゃない」んだぜ、家に居たいんだー!と叫びたいくらいだったが、家に居たって、きっとどうってことはなかったにちがいない。ま、気分は気分で持続していたけれど。
温泉地でのメインは、プール。娘は大層楽しみにしていた。どれくらい楽しみかというと、スイミングスクールでお腰に巻く「ヘルパー」という発泡スチロールの固まりを買わされたくらい。
が、ヘルパーはビート板との組み合わせで威力を発揮するらしい。ビート板を欠いていた温泉地プールでヘルパーは活躍することはなかった・・・。大荷物だったのに・・・。そうそう、よくあることだ・・・(ため息)。
そしてカーサン月に一度の腹イタだったので、プールには一度も入らず。ごめんあそばせ。冷やしたりするとあとから頭痛が来るのは経験済みなのよ(言い訳)。
娘の「あっち」「こっち」という気ままな指示に振り回されるじじばばも気の毒だったが、ホットなプールサイドにジーンズ+タートルネックで待機する羽目になったカーサンにも努力賞だよ。さすがに2日目にはコンビニで半そでTシャツを買った。
ヒジからぽたぽた汗を落としながら、それでもカギ針編みしていた。あほだ。左手の糸が全然滑らないの、汗で。ほほほ。
「あとはよろしく」と娘を丸投げできないのは娘の持病ゆえだ。スイミングはいい運動になるので、やはり初日は一度低血糖を起こした。ま、いい。予定の範囲内だ。
じじばばから転勤についてまったく話題をふってこないので、こちらから切り出して少しだけ話が出来た。こういう、なんとなく他人行儀な親子なのである、我が家は。
当たり前だけど、いつも「夫と娘とカーサン」という単位で日々を送っているので、「じじばばとカーサン」体制にシフトするのが億劫だったりする。年齢だけは大人なんだけど、でも彼らの娘であることに変わりはなくて、そんな「娘」立ち位置みたいなもの、そういうのが単細胞カーサンには複雑すぎる、という感じ。
「対等な大人同士」ではなく、「娘」であることを期待される、というのかなあ。うまく言えない。
・・・ああそうか。夫といると、素のままで対等でいられるから、その楽ちんさに慣れてしまっているんだな。ちょっと装わないといけなくなるんだ、じじばばと3人だと。
んなことを面倒くさがっている時点で、充分「大人」なんかじゃないんだけどね。
ま、孫娘との時間を提供できたから、いくらか親孝行にはなったかな(←図々しい)。はっはっはっ。
あと転勤話以前から入っている予定といえば、・・・大阪じじばば達との北海道法事ツアー。引越し直前GWはこれで潰れる予定。うふふ(壊)。
だから今のうちにやれることやりなさいって。「キンカ堂で買っておくものリスト」を作っているバヤイか。ばかばかばか。
3月も最終週、引越し準備は何ひとつ進まず。4月に入ってからだな、こりゃ(他人事モード)。
せいぜいカーサンがやったことと言えば、PCのお気に入りに「仙台」フォルダを作り、物件の検索結果なんかをちまちま放り込んだくらいか。ちまちま。
あと、粗大ゴミの手数料を調べた。まだ捨ててないけど。だめじゃん。
なにしろ、具体的に身動き取れるようになるのは4月になって、幼稚園が始まって身軽になってからだ。歯医者とか、歯医者とか、歯医者とか。
先送りばかりで何もすることがないはずなんだが、なんだこの落着かなさは。中途半端に宙ぶらりんな所在無さは。
ギターを置いたスガくんのような気分だ。
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週末と昨日と、定冠詞「久しぶり」が付く友人と会った。
週末は横浜で、同期という名の愉快な仲間たちと。大の大人がWiiスポーツで消耗していくさまがいかにも馬鹿馬鹿しくて楽しかった。あたくし?リアルと同じ100に届かないボーリングスコアを残しました。 ※カーサン的には「Mii」で作った似顔キャラを「手直し」しようとすると、キャラが持ち上げられて「なにすんのよう」と手足をばたつかせるアクションがおかしくてたまらんかった。腹よじれる。
昨日は中学からの友人。正確には中2のときからだから、・・・もうすぐ四半世紀の仲か。ひゃー。
会う回数が減ってどんなに間が空いたって、会えば1秒でいつものくだらない会話だ。
だから(だから?)引越したって、今と何も変わらないのかもしれない。と、「寂しい」とかそういう感情には目をつむっとこう。 ※「人は、移動した時間じゃなく、距離で疲労する」とはスガさんとこのBBSで見かけた文。距離で寂しくなるのかな、なんて。いかんいかんいかーん!
「引越し」がトリガーになって会いたいひとに会えるなんて、実は贅沢しているんだよねえ、カーサン。
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