日記帳

2007年09月21日(金) むしばミュータンス様

娘の歯医者は、3日通って一段落。奥歯2本が銀色に変わった。処置歯の証。ううう。

銀色の被せるやつ、いろんなサイズがずらーっとケースに並んでいて、合う大きさを選んでいた。いちいち型取ったりしないんですね。スピーディなのは嬉しい。

が、娘は歯が短いタイプらしく、被せる銀色が若干歯茎に食い込むようになる。痛そうだ。

処置後、腫れぼったい頬を見るのもつらいが、歯医者に付き添っていて何がつらいって、ベッドの上に横たわった娘の足や手がぴくっと動くのを見ること、これつらい。つい一緒に力が入り、膝の上で組んだカーサンの両手の指の爪は真っ白さ。

先生に「はお、アーンして」と言われればカーサンもつい口を開け、「はい、ギリギリーって噛んで」と言われればカーサンも歯軋り。ええ、親馬鹿ですよ…。

一段落とは言え、虫歯はまだ他にもある。急がなくていいらしいので、ぼちぼち通おう。

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待合室で「むしばミュータンス」がどうこう、という、教育的絵本を読んだ。かこさとしさんで、「我輩は虫歯ミュータンスである。タンスと言ってもズボンやスカートを仕舞うタンスではない」と腰に手を当てて胸を張るデビルマンのような紫色の小さな悪者に、カーサンバカ受け。最近おやじギャグにひどく弱い。

娘も気に入ったらしく、食事のあとには「ミュータンスやっつけるよ」と自分から歯磨きするようになった。今まで「ほれ!歯磨きなさいって!」とお尻をつっつかないと動かなかったのに。

そして「アメください」とねだることがなくなった(←かなり困っていたのだ)。べたべたヨゴレがミュータンスの大好物と知るだけで、こんなに変われるものか。

もっと早くこの絵本に…、いや、歯医者に行っておけばよかったよ。刷り込む必要を、後から知るの巻。



2007年09月19日(水) 娘の虫歯、治療開始

歯医者に通い始めた。娘の虫歯だ。今の今までほっといてすまなかった。

歯を磨くたび、ずっと気になっていた奥歯の黒い丸。引越し前にかかっていた歯医者さんの、レーザー治療のあとだと思いたかったけど、やっぱり虫歯だった。あー(脱力)。

幼稚園ママに教えてもらったのは小児専門の歯科。わざわざ街に出ないといけないけど、評判よさそうなので行ってみた。今のところ正解。

持病のことを冷静に捉えてくれるのがなにより有り難い。

2回目の今日の診察はちょうどお昼前、一番低血糖になりやすい時間帯だ。が、出発前に測ると300越えの高血糖。ううむ。微調整で打って、歯医者に着いて測るとまだ300超えている。ううむ。ここで追加はできんだろう。朝打った分が効いてくるし。

というような事情を説明し、歯医者さんという場所でなんですが、補食でジュースを飲ませなくてはいけない事態もありえます、と伝える。測定器具も、補食も持参していると聞いて「それでその荷物かあ」と歯医者さん。ええ、どこへ行くにも大荷物ですのよ。ほほほ。不測の事態が恐ろしうございますから。

初めて小児歯科のやり方を見たんだけど、面白いねえ。緑色のビニールシートみたいので、口を覆ってしまうのだ。治療する歯だけ露出するようにして、苦い薬や歯の削りカスなんかが舌や喉に飛び散らないんですって。息も確保できるらしい。

治療中、喉に溜まってしまう唾液って苦しいもんねえ。カーサンも苦手だよ。

痛かったら右手をあげてね、と先生に言われて、マッハで何度も右手をあげる娘。麻酔が効きにくかったらしい。体質なのか。

最初は「そう、痛かったね、教えてくれてありがとう、ちょっと休もうか」と麻酔が効くまで待ってくれていた先生であったが、あんまり何度もあげるので「そっか痛いのかー」と受け止めつつ、歯を削る手は休ませないようになった。ははは。

持病ゆえの感染のリスクについても心配してくれて、主治医に確認してみてね、と頼まれてしまった。ただ今返答待ちでござる。



2007年09月16日(日) 体調不良に思う

食あたり以前、夏休み前くらいから、ガラスの腸のガラスが更に薄くもろくなっている。いつでも正露丸携帯。携帯用正露丸なんて買っちゃったよ。

そろそろ年齢も年齢ですし、そろそろきちんと健康診断を受けないとねえ。なんて夫と話だけ。ちっとも具体的なところは進展していない。

こないだ風邪で採血されて、結果を教えてもらった。鉄が足りなくて赤血球が小さいわ色は薄いわで、酸素を運ぶ力が弱弱しいにちがいない、ええそうだろう!と指摘された。このフラフラ感は鉄かい。そうかい。
※座って測る血圧と、立ち上がって測る血圧ってのもやって、立ち上がったら上も下も30くらい下がった。上も下も2桁。「血圧を下げないようにする下半身の筋力不足、他には気温の変化とかストレスも考えられますけどね」だってさ。昨日から腹筋とスクワットすることにした。

なんて指摘されたけど、処方されたのは総合感冒薬。うむ。鉄サプリを別途購入。飲み始めて3日。

うん、なんか調子いい。単に風邪と食あたりが治ってきただけかもしれないけど。

「採血もしたし、もう健康診断とかいっか?」と言ったら(←あんまり行きたくないヘタレ)「あのね…」と絶句した夫が健康診断の素晴らしさ精密さについて熱く語ってくれた。そうか。やっぱ受けなきゃだめか。

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そんなこんなでフラフラしていた9月のこの半月、幼稚園から呼び出しがかかることがほぼ毎日と言っていいくらい頻繁で、やーまいった。

食あたりのその日なんて、娘を再度迎えに行くガッツないから連れて帰ろうとすれば「やだー」とごねる。アンタね。おかーさんのこの顔色見てごらん←本末転倒無茶な要求。
※案の定貧血起こしてマンションエントランスでぶっ倒れる。管理人さんに絶滅危惧種を遠巻きに見守るような目で見られたー。

夏休みのキャンプのおかげで、娘は自分で測定できるようになった。9月の2学期から、「ようちえんにも持っていく」と測定グッズをキティポーチに詰めていそいそ幼稚園リュックに入れている。

ちょっとお腹が痛いと、すぐに職員室に行って測りたがる。測ることが出来る自分が誇らしいのだな。優しいギャラリー(←先生方のこと)もたくさんいるから、余計盛り上がるのだな。ま、それはいい。

しかし。しかしだな。職員室が居心地よくて、つい長居もするししょっちゅう通う、娘のそんな「保健室大好き小学生」的風情がカーサン気になってしかたない。「また?」「またですか?」と思ってしまう。ううむ。

園長先生に相談してみた。「ま、そういうのも今はあってもいいでしょう、そのたびに集団に戻るきっかけを作ってみますし、集団に戻って元気ならそれでいいし、うかちゃんが安心できる場所が幼稚園にあるのは悪いことではないし、まあまあオカーサン」となだめられてしまった。鼻息荒かったか。

単に朝打つ必要量が増えて、おっつかなかったんだ。娘の体調不良で一時的な高血糖なのか見定めようと思ってるうちにカーサン自分が体調不良になって、思考停止な1週間を送ってしまった。毎日毎日かかってくる電話。先生方、ほんとにありがとう。

「近いから」だけで決めた幼稚園だけど、ほんとにここでよかった。子にもやさしく、母にもやさしい。

だから、ちゃんと健康診断受けなくちゃいけないんだよな。カーサンしゃんとしていなくては。



2007年09月15日(土) 初めての経験さ

話が前後するけど火曜日、風邪がいったん収まり、無事幼稚園のご奉仕(秋の草むしり大会)にも参加できて、あーよかったよかったと胸をなでおろした夕方から発熱。あ、あれ?

ぼーっとしたままおじやを作り(娘も道連れでおじや)、ぼーっと冷蔵庫を覗いたらハンバーグがあるじゃないですか。

娘はおじやが大好きで、でも滅多に食卓に出てこない(風邪のとき限定メニューだからねえ)ので、おじやをおかわりしておかわりしておかわりして…。ハンバーグには手をつけず。

仕方ないなあ、とハンバーグをもりもりカーサン食べました。ええ、冷蔵庫で保存して5日目のハンバーグを。あとから指折り数えてのけぞった。5日目!5日目!そりゃやばいよ!

匂いも色も味もなんともなかった(気がする)が、発熱でぼーっとしててわからなかったんだろうか。その晩からまー大変、下(以下自粛)。

よく牡蠣であたるっていうけど、それって相当なんでしょうね。ハンバーグでこれですもんね。きょわい。

ハンバーグ、ひき肉ですしね。つなぎの食パン+卵+牛乳ですかね。



2007年09月14日(金) 毎月のことだが

定期検診。病院まで自転車で20分という近さが嬉しい。

毎回、長い待ち時間に備えて娘の時間つぶしグッズを持っていく。腹話術でしゃべらすぬいぐるみ、色えんぴつ、DS。以前は「はさみ・セロテープ・広告紙」の工作3点セットだった。工作セットは名前を呼ばれてから片付けるのが大変なんだよねー。

DSはずーっとどうぶつの森を挿しっぱなしなので、我が家では「DS=どうぶつの森の機械」だ。そしてカーサンは飽きもきているので月イチの定期検診のときだけ起動…。←おい、シレンはどうした?

今回はどうぶつの森を堪能する暇もなく、あっさり診察室に呼ばれ娘はがっかり。あんまり待ち時間が短かったので採尿も出やしない。お昼ご飯に、と買っておいたおにぎりを食べ、せっせとポカリを飲ませ、出ろ、出ろと念じてようやく成功。

今の病院は、東京で最初にかかった病院と、転院した病院とを、足して2で割った感じがする。施設の古さとか、採尿ちゃんとしてくださいという縛りのムード(看護婦さんから滲み出てくる)が最初の病院に近いものを感じる。ドクターはお人柄もよく、こちらの希望を通してくれるストレスレスな方なんだけどね。

あと、管理の指標になる採血結果が1ヶ月遅れでわかるのと、ドクターが鷹揚で(…そうなのか?)採血自体が2ヶ月に1度という低頻度なので、なんとなーく診察室でのお話もゆるーい感じ。以前の病院のように、その場ですぐ採血結果がわかるのも確かに有り難かったけど、ホラほらホラ、と急かされてる感も否めない。カーサン結構ぎうぎうになることもあるので、今はこのゆったり感がちょうどいい。

採血のとき、暴れたら取り押さえんとにじり寄る看護婦さんたちを尻目に、娘はあっさり手をぐーにして差出し、サンリオキャラのシールつきの消毒綿で押さえてもらってご機嫌であった。

「でもほんとはやっぱりどきどきする」と娘。そりゃそうだ。カーサンもこないだバクバクしたもの。

次回はいつものドクターではなく、キャンプで出会った、あのおもろかったドクターが代打なんですって。ちょっと楽しみ。


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