休みの日とは、休むものなので、休んだ(よくわからぬ文章)。要するにずっと猫と共に布団でごろごろしていた。連中(猫)は、私に負けじと自堕落な様子でごろごろしているので、こういう時にはうってつけだ。これだから猫はやめられない。夕刻になり、いくらもらったか未確認とは言え、現在自分はボーナスで潤っていることを思い出して気分が良くなったので、猫にハムを買ってきて振る舞った。彼らは、いつもだって私のエンゲル係数を高めるのに一役買って、充分食べていると思われるくせに、食べ物と見るや猛烈な勢いで私に殺到する。猫も何匹もいると、ハムを前にした時の反応もなかなか豊富で、他の者の取り分まで奪おうとする者、憤然とする者、集中して食べる者、事態がよく分かっていない者などさまざまである。最も対処に困るのはよく分かっていない者だ。放っておくと、奪う者が、よく分かっていない者のハムを奪ってしまい、よく分からずに腹ペコのままになってしまう。そうならないうちに、彼に、このハムなるものが、普段のものより多少ごちそうであること、彼の目の前にあるそれが、まさしく彼に分配されたものであることなどを根気よく理解させなければならないのである。
夜は、昨日のタンゴ演奏会の会場で入手したCDを聴きつつ落描きをする。せっかくタンゴなどという洒落たものを聴いているのに、描いている題材ときたら、ギャルゲーでよく見うけられる、ギャルに命を懸けた感じの絵を自分なりに真似した似非ギャル絵であり、全く雰囲気が台無しである。しかし、私もたまには自分の絵を「萌え」とか言われてみたい衝動がおさえきれぬので、仕方がない(偉そうに諦めるな)。そういう不純な動機に突き動かされるまま、これまでもたまに、ひそかに似非ギャル絵を練習していたのだが、なんというか…自分なりの一応の妥協点には到達したというか…。動機があれなので、本気で取り組んでいる人の作品に匹敵するなどということは、到底ありえないのだが、まあ、それなりの結果が得られたような気がした。ここに成果を発表しておくので、興味があったらどうぞ。現時点では、この絵柄で女子しか描けぬので、さらに盤石なものとするため(何を)、男子、オヤジ等も追求してみたい。さらに、現状ではおよそ人真似の域を出ていないため、いかに自分の絵柄として定着させるのかも今後の課題となるであろう。ますます研究が必要な分野であると感じられた次第である。
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2001年12月08日(土)/げに素晴らしきはオヤジなるかな。 |
昼間は猫と共に嫌というほど昼寝をし、夕刻から友人とタンゴを見にいった。会場が地方によくありがちな小規模な公民館然としたところであり、ポスター等もイマイチ気合いが入っていないように見えたため、果たしてどうであろうかと些か危ぶんでいたら、とんでもない誤りであった。 演し物は、踊る人、歌う人、楽器を演奏する人により構成されていたのだが、特に楽器の人たちが、極めて素晴らしい演奏を見せるのだ。中でも出色なのは、一行のリーダーである、ピアノ奏者のクッティーニ氏で、超絶的な演奏を惜しげもなく披露する。氏の演奏ぶりはすさまじく、縦横無尽、八面六臂とでもいうべき激しい腕の動きで、肘から上などは完全に乱舞状態でありながら、正確に鍵盤を捕らえているので、手に自動追尾機能がついているとしか思われぬ。さらに腕が乱舞状態のまま、立ち上がってみたり、余裕の笑みでこちらを見たり、客席の笑いをとったりするのである。おまけに、わざわざ日本語で、他の楽団のメンバーを紹介したりして、サービス精神を発揮する。他の演奏者もそれぞれ素晴らしく、バンドネオン奏者の人などは、定年退職後の元銀行員といった風情の普通の白髪のおじいさんのような見かけなのに、非常に熱いパフォーマンスを見せ、私と友人の胸をそぞろにときめかせるのであった。 とにかく素晴らしかった。おやじ達が。そんなわけで、会が終わると、すっかりおやじ達のファンが二名できあがってしまったという寸法だ。是非もう一度見たいものだ。
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2001年12月07日(金)/アバウト、なげやり、いい加減。 |
朝通勤途中に財布を落としたので、動揺のあまり会社に今日は休むとか連絡してしまった。その後わりとあっさり見つかったので、大変安堵したと同時に、午前半休くらいにしておけば良かったと思ったが、即座にどうでもよくなったので、きっぱりと、にわか休暇を決め込むことにした。 ところで、私は口頭での意思伝達が極めて不得手なため、交番に届ける際も、「あのう、えーと、そのう」などと言ってしまい(本当)、警察の人に「こいつ駄目だ」と思われがちであり(実際そのとおりなので財布を落としたりするのだが)、今回もそのようになった。そして、かんで含めるように、事後の対策を懇切丁寧に説明されてしまうのであった。いや大丈夫わかってますよ?まあ、聞いて悪いものでもないのでかまわないが。しかし、私も良く財布を落とすものだ。今使っている財布など3〜4回は落としている。つまりその都度無事戻ってきているということで、世の中にはいい人が沢山いるなあ、ととてもいい気分になるのであった(本当にいい気なものだ)。なので私も、財布を拾ったら必ずちゃんと届けようと思う。そして、これを読んだ皆さんにも、拾った財布はきっと然るべき場所に届けてくださることを願うのであった。そうすれば、私のような者がとても助かるからだ。 本日は会社でボーナスが支給されたはずだが、成り行きで休日にしてしまったので、いくらもらえたか不明。いくらもらったとしても、特に欲しい物の当てもないので、どうせ本を買うことになるだろう。いつも買ってるけど。
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2001年12月06日(木)/第一級のやり過ごし。 |
仕様が決まらぬため(別の人が決めるため手の出しようがない)、自分の仕事がこれ以上進められず、仕方なくちょっとした雑用をやってみたり、ぼんやりする日々が続くが、こんな時のやり過ごし方ならまかせて欲しい。 今日は出来心で、自分の名前や「ヤケパチ」等の言葉を検索エンジンにて探ってみた。本名はまあいいとして、「ヤケパチ」で検索したら、自分のサイトがガンガン検索された。まあ、それを期待していたので予想通りではある。しかし、各コーナー名で「ヤケパチの某」といったタイトルをつけていることによる弊害であろうが、自分のサイトばかりが検索結果として百何件もあがっており、この結果だけを見ると、ものすごく自己主張が激しい人間のように感じられたため、軽く憂鬱状態になる。それ以外では、何やらパチンコ関係の記述が結果としてあげられていた。どうもパチンコで、「ヤケになって大きい音を立てて打つ」行為を示す言葉に、「ヤケパチ」なる用語があるらしい。なかなか勉強になった。使い道はないが。そして業務時間中だが。 その他、VBでSpreadシート(この辺、意味がわからない方は気にしないで下さい)を貼り付けてみただけの駄アプリを作ったり、「独習C++」という本に書いてあるコードをそのまま書き写して実行、ちょっと書き直しては実行とかして悦に入ったりしているうちに、終業時刻になったので帰宅した。なんたるボンクラ社員ぶりだろう。やれることがないから仕方がないのだが…。来週は大変そうなので、今のうちに怠けておくのも一興だろう。 家に帰ると、友人からとんでもない封書が届けられており、抱腹絶倒欣喜雀躍。感想を一部述べると、 ・こう来たか。参った。 ていうか、上手すぎて私が死ぬ(錯乱)。 ・期待通りの出来栄え、いやむしろそれ以上で、 私程度では到底かなわない。 ・私はまだまだ乙女だったようだ。返事を作成するので、 私の夢見具合を嘲るがいい。 ・これ、ウェブ上でいずれ公開したいとか言ったら、嫌がるかなあ。 でも公開したいなあ。
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2001年12月05日(水)/苦しまぎれの振り返り術。 |
今日は、仕事中いつもどおり順調に睡魔の襲撃にあったばかりかレジスト(抵抗)に失敗し、いつのまにか動きが止まっていました。ふと気がつくと時計が見覚えのない時間になっているので、一瞬自分が時を超えたのかと思って大変びっくりします。参った参った。 居眠りのスタイルというのも、舟を漕ぐ人、豪快にうつぶせる人などいろいろかと思われますが、私の場合は、動きが止まります。だいたい、頬杖を突きつつ真下を向いて止まっているのですが、極端な場合だと、鉛筆とかを持ったまま停止していたりします。せめて目覚めた時、鉛筆があらぬ方向に転がってるとかすればそれらしいのに(何が)。妙なところばかりが器用な自分に感心するとともに困惑。
居眠りで船を漕ぐ人というのはよく見られますが、その振幅の度合いが人によって異なるのが興味深いですね。まれに電車内などで、極度の疲労のためか、あまりに激しい揺れぐあい(むしろ回転?)で、舟を漕ぐどころかヘッドバンキング未遂の素晴らしいパフォーマンスを見せながら、なおも一向に目覚めぬ剛の者がいたりしますが、あれは逆に疲れを助長する結果になりはしないかと、他人事ながら心配になります。余計なお世話ですか。
とまあこんな、つまらぬ雑談を書き連ねているのは、ありていに言って、特に書きたいことがないからなのですが、そんな頼りない姿勢のこの日記も、三日以上続いていて私を驚かせています。これで三日坊主ということはなくなったのですが、この結果に満足せず、坊主の余命をさらに延ばすべく、地道にがんばりたいものです。何気に志が大変低いですが、気にしてはいけません。
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2001年12月04日(火)/渋さをとるか、妖艶をとるか、それが問題だ。 |
今日は、ゲームボーイアドバンスのタクティクスオウガ外伝の話です。けっこうネタばれしているので、ネタばれが困る方はご注意ください。
先月ゲームボーイアドバンスを買ったので、タクティクスオウガ外伝をやりはじめています。ゲームボーイアドバンスは、携帯用ゲーム機という特性を生かし、布団にもぐりながら遊べるので大変素晴らしいです。多少、「携帯用」の意義を取り違えていませんか私。そして、明るいところでやらないと画面が見えないのがちと困るのですが、さりとて直射日光の下など、あまり明るすぎる場所では画面が虹色っぽく反射してやはり見にくくなってしまうので、蛍光灯の真下くらいがベストポジションでしょうか。というかゲームボーイアドバンスの画面にとってベストな環境とか探している場合なんですか私。無為な事に時間を費やすことにかけては昔から自信があります。
それはさておき、外伝は、タクティクスオウガに比べるとなんか随分戦闘が簡単になっている気が。ユニットの素早さには関係なく、戦闘時にプレイヤーが先攻でターンが回ってくるのは、ひどく有利なのではありますまいか。あと、敵キャラが、もっぱら主人公ばかりを狙ってくるため、主人公の命にさえ気をつけていればあとのキャラは、かなりいいかげんに動かしても大丈夫な感じなんですよね…。かような具合でありまして、微妙に緊張感がないんですが、まあ、おおむね面白いです。ゲーム機のハード的な制約で簡単になってしまったとかでしょうかね?それとも、まだ最初のほうだからゲームに手加減されているとか?
で、外伝はシナリオが単純明解に2つに分岐するのですが、シナリオの違いにより仲間に加わるキャラ等が変わるので、なかなか思案のしどころでありました。一方を選ぶと渋い人が我が手中に落ち(語弊)、もう一方を選ぶと妖艶な人が仲間になります。二つに一つなので、渋か妖艶のどちらかはあきらめねばなりません。さんざん悩んだのですが(呑気な悩みですね)、渋い人の魅惑に耐え切れず、妖艶はあきらめました。まあ、シナリオ分岐前のデータを残しているので、後から妖艶ルート(こう書くとなにやら誤解が)の方も遊ぶつもりなのですが。
そんなわけで今回は浮かれ気分で描いた渋い人と妖艶な人の絵を。重いので、お暇なときにどうぞ。合計で70k以上あります。少々はっちゃけすぎたようです。 ※画像貼り付けは、表示が重くなるのでやめました。別窓で出るので、用事がすんだら閉じてください。
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昨日の日記は、やはり今日書いているのに昨日書いたふりをしている日記です。昨日のことなのに「今日は〜」とか書くのは、なんかちょっと照れくさいですな。見る人にはどうでもいいことなんですが。
今日は、仕事中珍しくそんなに眠くなかったので、ちょっと喜ばしかったです。しかし私の隣の席の人がとても眠そうにしていたので、というかむしろ眠っていたので、普段の自分を重ね合わせてひどく共感を覚え、心の中で激励の言葉を送りました。自分が眠いときはいろいろと必死なので、周りのことがよくわかりませんが、普通にしていると、眠そうな人がいくらでも見うけられたので、今ここで昼寝の制度を導入することを提案したら、多数決ですみやかに昼寝を勝ち取ることができるのではあるまいかと思いました。眠くないときでもどうせろくなことを考えていません。 そんな有様なので、今日は、自分がこれまで仕事でひどくうっかりな事をしたままであったことが発覚し、結果的に問題にはならなかったとはいえ、とてもスリリングな気分を味わいました。もうちょっと詳しく言うと、私のうっかりAがふとしたことから発覚し、そのことから、実は私がうっかりBでもあったということが導き出され、これを放置しておくと大変ひどい事になりそうだったのです(よくわからない)。ああビックリした。いくら眠くても、多少しっかりしないとひどい目に遭いそうなので、うっかりも休み休みにしたいとその時は考えましたが、そうしたくてもできるとは限らないのが人生の醍醐味ってヤツですよ(何をわかったような口を)。まあ、なるべく倹約したいものです(うっかりを)。
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