過失軽薄日記
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管理人は現在杭州にいますが、どこにいようとうすらオタク気味です。 2008年頭に帰国予定。大陸に至った経緯は2006年3月22日あたりをご覧ください。

文中でリンクされている箇所は別窓で開きます。

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2002年07月08日(月)/死の行軍(生還救済編)。

バクシ指輪アニメを見た日は、他にも、ショーン・ビーン(指輪映画のボロミア役の人)目当てで、007ゴールデンアイというやつも観ました。ちなみにショーン・ビーンは悪い人の役です。

その後、大変に面白かったので、弟におおむね以下のようにあらすじを説明しました。「ボンドが何百メートルもの高さからバンジージャンプを敢行し、ショーンと一緒に秘密組織のようなところに潜入したはいいが、ショーンがあっさりとっ捕まっていた。そして、ボンドが戦車を乗っ取って、ロシアの町をさんざん走り回って、大々的に破壊行為を繰り広げ迷惑極まりなかったが、銅像を戦車の上に乗せたまま爆走したりしたのは愉快だった。さらに、巨大パラボラアンテナでショーンとボンドが戦って、ショーンが落っこちて鼻血やいろんな所から血が出ていたよ」
そうしたら、弟に「あんたの説明じゃ、どんな話なのか全然わかんねえ」と言われました。その時は、「何を言うかこいつめ」と思いましたが、こうして文章にしてみると、確かにこれは粗筋ではなく、単に自分の印象に残った出来事の羅列なのでは…?だいたい、ショーンは役名じゃないYO!役名はアレックだYO!

私がいかに我を失っていたか分かろうというものです。
というか、バクシ指輪映画鑑賞により極度の緊張を強いられ荒廃しきった心に、ショーンの悪役面が染みわたり、心が潤って気力を回復できたのでとても救われたので、そのことで有頂天になってしまった模様。後から思うに、なんかボンドに全然共感できなかったような気がするんですが。それを言うなら、別に誰にも共感できなかったような…?
いや、とても面白かったんですが(ショーンが)。

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2002年07月07日(日)/死の行軍(絶体絶命編)。

この前、ハリーさんと共に、巷でも評判のバクシ製作の指輪物語アニメ映画をついに観てしまいましたが、なんていうかもう……。観た直後は、落胆のあまり感想を書く気力も失っていましたが、ちょっと回復したので覚え書きをしてみます。何か気力を失ったとか言っているわりに不審に長くなってしまいましたが、それだけ突っ込みどころ満載だったということで。以下、ネタばれなのでお気をつけてください。


↓箇条書き感想↓
・ホビッツの顔が恐かった。サムに至っては猛烈に気が滅入ってくる始末。
・ピピンやメリーはましだった。が、どっちがどっちだか区別が付かぬ。
・アラゴルンが悲惨な造形であった。観ている者を必要以上に疲れさせる
 くたびれた顔とまぶしい生足の対比が強烈すぎて正視できぬ。
・ボロミアが野人のようであった。そのバイキング様の、
 側面に角が生えている兜は何事なのか。
・ボロミアも生足だった。正視しかねる。
・ついでに、ロヒアリムの皆さんも生足だった。
 戦士はすべからく生足たるべしという不文律でもあるのか。
・女子は生足ではなかった。一安心。
・名誉毀損で訴えてもいいと思う(何処へ)。
・ガンダルフやセオデン等、爺系はなかなか良かった。
・ケレボルンの造形もなかなか良かった。PJ映画と異なり、眠そうではない。
・しかし、エルロンドは悲惨であった。そのへんの中年男性と何ら変わらぬ。
・サルマンが赤かった(服が)。と思いきや、その赤服の胸襟を開くやいなや
 何やら多彩なものが飛び出してきて、その多彩なものにガンダルフが
 捕らえられた?どういう魔術だろう?
 とりあえず多彩なんだか赤いんだかはっきりして欲しい。
・ストーリーはPJの映画より原作に則しているようだが、
 キャラデザはそういうわけには行かなかった模様。
・DVDのチャプター名に、「ボロミアがおかしい」などというのがあったが、
 おかしいのは最初からだったと思う(デザインが)。
・そのボロミアがおかしかったシーンは、例のフロドから指輪を奪おうとする場面だが、
 その後のボロミア埋葬シーンで、名誉毀損レベルのバイキング兜が、
 ボート内に横たえられた彼の胸の上に据えられていたのが異様であった。
 ゴンドール国民にとっても、これは屈辱的な事態だとは言えまいか。
・ていうか、埋葬の仕上げにあの兜を乗せてやったのがレゴラスのような
 気がしてならない。
・レゴラスとギムリが、いついかなる時も仲良く並んで佇んでいたりして、
 もうやってられない(破顔)。
・ロスロリアンで、レゴラスがギムリに弓を教えてやっている様子が見られたのが、
 この映画を観ての一番の収穫だった。
 PJ映画でもこのような二人の仲良しシーンを入れて欲しい。
・エルフとドワーフだけが、この凄まじい死の荒野のごとき本作品に咲ける
 一輪の花だった(花ってアンタ)。
・メリピピがファンゴルンに助けられたは良いが、再登場する前に映画が
 終わってしまうので、彼らはそのままフェードアウト状態。こうして二人は ファンゴルンと共に幸せに暮らしました?背も伸びました?
 
まあ、こんなところでしたかねえ…。
とにかくキャラの顔が恐ろしかったので、それだけでも相当気勢を殺がれます。ギムリが頭巾のようなものをかぶっていたのは非常に可愛かったんですが。翻ってPJ映画を見るに、ヴィゴやショーン(2名)やイライジャで本当に良かったなあ。
生足でなくて本当に良かったなあ。

→アニメの様子を知りたい方はこちら

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2002年06月24日(月)/嘆かわしき日々。

先日、この翻訳サイトについて、何だかネガティブ印象を与えがちな表現をしてしまったように思えますが、ダメということは全然ありません。むしろ非常に頼もしいので大好きです。なにしろ、仕事でプログラムのトラブルの原因がまったくわからず、膠着状態に陥って心が荒んできたとき等に、ウッカリその辺の英文を翻訳にかけてみると、少々電波が混入したような素敵な文章表現を得ることが頻繁にあり、ささくれた心もたちまち潤うのです。もはや翻訳サイトは私の癒しアイテムです。そんなことで癒されるなんて、全くお安い私の心です。逆に、時折まともな反応を返してきたりすると、ちょっと残念な気分に。私は翻訳サイトに何を求めているのか。それにつけてもアプリケーション(application)をいちいち「適用」と訳して寄越すのは、大層ほほえましい部類の出来事であることよ。

弟に、英語でコメントを書こうとした際の命令文未遂事件を話したら、存外彼の琴線に触れたと見え、大いに笑われました。いや、私も笑いを取るつもりで話したのでいいですが。しかし弟よ、もう忘れているかも知れないが、そうやって人を笑っている君は、かつて海外旅行をした折、ホテルで朝食のメニューを眺めつつ、ベーコン(bacon)を指して「えーと、何これ。 …バコン?」などとたわけたことをのたまって、私の失笑を買ったのだ。バコンって。英語を読んでみたら擬音に?血は争えぬことであるなあ。嘆かわしい。

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2002年06月20日(木)/気が早くも真剣な大人買い検討。

どうやら、映画ロード・オブ・ザ・リングの日本語版DVD発売日も決定したようですね。良かった。とりあえず10月か…遠い…。発売日が決定っていうか発売予定が判明したんですが。

10月2日 コレクターズ・エディション(2枚組) 発売予定
12月4日 エクステンデッド・エディション(4枚組) 発売予定

指輪映画DVDは、2枚組のやつと4枚組のやつと、4枚組にさらにオマケがいろいろついている豪華なやつがあるという事は、私も最近執拗にいろんな指輪サイトを巡っているので把握していましたが、果たして日本語版で、気合いの入った4枚組の方も出してくれるかどうかで、相当やきもきしていたので、どうやら4枚組も出してくれることがわかり、これで一安心です。しかし、4枚組の一番豪華なオマケつきのやつは、やっぱり出ないんだろうか。私もアルゴナス本立てが欲しい。
まあ、DVDが出るのは良かったのですが、いろいろ情報収集してみましたら、何かDVD2枚組と4枚組の映像特典は、全然違ったものなんでしょうか? つまり、総計6時間あるという、4枚組の特典は、2枚組についている映像特典を包括するものではない…? となると、全ての映像を網羅するためには2枚組と4枚組を両方とも入手せねばならぬということに。どうしよう…(痛々しい思い詰め具合)。しかし、そうだったら私はきっと両方手に入れると思います。合計で15000円くらい? まあ安いとは思いませんが、そこまで大した金額でもない感じですかね? こういうときのために、毎日コツコツ会社に行って働きつつ、英作文に難儀したりもして、賃金を頂戴しているわけなので、ここぞとばかりに大人の購買力を発揮しようと思います。こんな時ばかり大人ぶりやがる私。

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2002年06月19日(水)/説明と命令が紙一重。

世界杯、日本は残念でしたねえ…。それでも、私のような素人の目から見ても、昔に比べて日本はサッカーが格段に強くなったという印象なので、これからも、モリモリ力を付けるべく張り切って欲しいです。我が社の18日の休暇状況を私の父上に話したら、大ウケしていました。図らずも、会社をあげて我が父を楽しがらせる結果に。まあ、私も大変に楽しみましたが。

昨日、仕事でDOSに苦しめられていると書きましたが、そればかりでなく、なんか今回のは海外(アジア?)向けらしく、2バイト文字を使ってはならぬという制約があります。もうちょっと具体的なことを言うと、2バイト文字である日本語が使えないので、コメント等は、すべて英語でどうにかしなければなりません。ちなみにコメントというのは、プログラムを記述する際、いったいそこでは何をしておるのかといったことを書き記した、説明文のことです。プログラムの作り方も不慣れだというのに、このうえコメントのために英作文を強いられているというわけです。読むのもままならぬのに書けるものか(威張るな)。
私の英語力の貧困ぶりは、我ながら憤りを通り越して憐憫を覚えるほどです。この前など、「ログファイルに書き込む」とかコメントするつもりで、「Write logfile」とやりかけました。それじゃあ命令文になってしまう。ログファイルを書け(和訳)。説明するつもりが命令に? なにやら高飛車です。 Am I stupid? Oh, Just like that! アホですか?おお、その通り!(和訳)
かような具合で、あまりにも困り果てているので、翻訳サイトに頼りつつあります。この翻訳サイトは、指輪病のおかげで英語サイトも随分巡っている関係で最近わりと世話になっており、その時には、もっぱら英語→日本語の変換を行っているのですが、どうにも毎回のように珍妙な結果が得られるので不安です。「Orland Bloom」が「Orland 花」などとやられたり、「Win32アプリケーションでは、レジストリに情報を格納して下さい」といった意の英文は、「Win32に基づいた適用は、登録に初期化情報を格納するべきです。」などと返してきます。意味が分からないYO!多少電波っぽくもあります。 英語→日本語変換で見た限り、こんな無頼を働く奔放翻訳なので、逆(日本語→英語)だけまともだなんてことは到底考えられません。おかしいことが確実なのに、どのようにまともでないのか、自分ではよくわからないのがさらなる大問題です。
恐らく、私がこのやんちゃな翻訳サイトまかせに、好き放題にコメントを英訳していったら、英語ネイティブの人が見た時に、とんでもない電波コメントがちりばめられたソースコードが出来上がるに違いありません。当然のこととはいえ、やはり最後は自力で何とかするしかないのか…。さりとて、自力にまかせると命令文になってしまうおそれが。名も知らぬ海外の人よ、たまに電波だったり命令するかも知れないけど、気を悪くしないで下さい。こんなところで謝られても。

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2002年06月18日(火)/たまには徒然てみた。/徒然る(読み:つれづれる(造語))

世界杯で日本とトルコが対戦する本日、何やら職場が異様に閑散としております。ていうか、私と同じ課の人が、私を除いてこの場に一人もいませんよ? まるで休日出勤しているかのようです。なんてあからさまな。いや、単に出張していて今ここにいないという人もいるのですが。それで、今日は会社全体ではどのくらいの人が、午後半休もしくは全休を取っているのか知らん?とか思って、ちょっと社員の休暇申請リストを見てみたら、そこには私の想像を絶する休暇申請状況が。つまり、本日18日は半端じゃなく皆休んでおりました。すんげえ。18日だけ延々と休みマークが連なっている。みんな正直すぎるYO! まったく壮観でした。いいものを見せてもらったよ…。まあ、やるべきことさえやっていれば、誰がいつどういう理由で休もうが全然かまいませんが。

職場話が出たついでに、現在の私の仕事のことを書きますと、なんだかMS−DOSのプログラムというのを作らなくてはなりません。というか、全然勝手が分からぬため、いろいろと10年くらい前のDOSの本とかを引っぱり出しては読んでいて、更に混迷が深まったりしています。ああああ。大丈夫か私(他人事?)。私が一応すみっこのほうに籍を置いている、この情報処理業界において、10年前の技術といったら、中には現在でも十分有効なものがありながらも、おおむね考古学的様相を呈しているといっても差し支えのないような感じです。ハードディスク容量が80Mとか言ってるし。だいたいもうDOSなんて売ってないし。
それで、いろいろ私の上司の人が参考になりそうな昔の雑誌を寄越してきたので、眺めたりしていますが、どうも用語表現そのものも何か時代がかったように感じられます。特に私の目を引いたのが、カタカナ用語に頻繁に"・"(なかぐろ)を使いがちであるという点です。いや、現在でも"・"は使いますが、どうもそれが顕著なような気がしたのですよ。例えば、「フロッピー・ディスク」とか、「グレイ・スケール」とか、今だとあまり"・"を打たぬようなところにもいちいち"・"が入っています。そして、その中でも私が最も甚だしい(何が?)と思ったのは、「ボー・レート」です。「ボー」って何だろう…? ←調べろ。
とにかく何だかとても律儀な印象です。"・"など穿たずにスラスラ記述すれば良いところを、あえて一呼吸置いているために律儀感が醸し出されるのでしょうか。それにしても"・"にこんな効果があるとは盲点だったので、今後は"・"効果に着目していきたいと思います。私はそんな本来の目的と逸脱したところに感心しているから、DOSの理解が進まないのでは?(自問自答)
なにはともあれ、せっかく"・"表現の可能性に気付いた今、早速自分の気持ちを"・"使用により律儀風に表現してみたいと思います。端的に言って私も早くか・え・り・た・い。……? 早速用法を誤った模様?

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2002年06月11日(火)/麗しい人がオチ担当。

「歴史地図」話の続きです。
つらつら地図を眺めていると改めて実感できますが、ミナス・ティリスとモルドールの距離ってめちゃくちゃ近いんですね。ホビット庄から裂け谷とか、ロスロリアンからラウロスの滝なんかの直線距離などと比べてみてもいかにも近接しています。まさしく目と鼻の先で、中つ国の防衛最前線という感じです。
かような場所にに暮らしていて、住民をオークなどから守護する任にあったボロミアの心情はいかばかりなものであったでしょう。近所(とはいっても何十マイルという距離はありますが)から、物騒な連中がわさわさ攻めて来るわ、その数が年々増えてくるわ、モルドール方向は気味が悪いわ、ゴンドールの事実上の統治者である彼の父上(デネソール)は何だか疲れ果てていて投げやりだわで、そりゃあ、防衛感(何だそれ)が強まって気持ちが切迫してきても無理もないというか…。そりゃあ、裂け谷の会議で「俺達の血であんたたちを守っているんだ」とか、一生懸命訴えたくもなるというか。あああ(啼泣)。
あと、わりとどうでもいいことですが、もう一つ注目すべき点は、ギムリの故郷のはなれ山と、レゴラスの故郷の闇の森も、モルドールとミナス・ティリスと同じくらいめちゃくちゃ近いという点でしょうか。何だよ…最初からご近所さんだったのか、あのエルフとドワーフは…(笑顔)。いや何でもないです(何)。

ところで、指輪物語で、マイルだのリーグだの言われても実際にどのくらいの距離かいまいち想像しにくいという方も多いことでしょう。私も、読んでいて距離感がサッパリつかめませんでした。ということで、こんな便利な頁を。

一撃必殺単位変換リスト

1リーグが何マイルに換算されるかは、時代によって幅があるんだそうです。そんなアバウトな。しかし、「歴史地図」によると、中つ国での1リーグは3マイルということで良いようです。だいたい1リーグ=5キロと思っておくのが良さそうです。
これまた「歴史地図」によると、「二つの塔」では、アラゴルンとレゴラスとギムリは一晩+3日で45リーグ駆けますが、キロメートルに換算すると45×5で225キロくらい走ったということに。そりゃあギムリや馳夫もへとへとになり、エオメルにビックリされても無理はない。そして、それでもまだまだ元気いっぱいなレゴラス←オチですか?どうもこの、メリピピ追跡組(馳夫、レゴラス、ギムリ)は、一人レゴラスのおかげで愉快な三人組になってしまっているような気がしてなりません。
早く映画でこの愉快な三人組が見たいなあ。

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ヤケパチ |電信家頁

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