夢のある国 |
僕は夢を見た。 そこは僕らと変わらない国だった。 でも、そこはみんな生き生きしてた。 自分のしたいことや目標に向かって生きてる国だった。
僕はその国の人に尋ねてみた。 「どうしてそんなに楽しそうなの」って、 その国の人たちは、不思議そうにこう言った。 「自分のしたいことをしてるからだよ。どうしてこんなこと聞くの」って。 「・・・・・。夢や目標ってかなうもんじゃないし、馬鹿みたいで現実はかないっこ無い」って、 ぼくはそうつぶやいた。
すると、その国の人はこう言った。 「ここの人たちはそんなこと考えないからわからないけど、ここではこれが当たり前なんだ。」 そして、やさしくこうも言った。 「そうあきらめていても、今のままだよ。夢や希望って自分の為にあるんだから、 人のためにあきらめるの。やってみないとわからないし、失敗なんて考えるから歩けないんだよ。 こうやって、自分の為に生きるって楽しいよ。go for broke!当たって砕けよだよ!」 そう言って、その国の人は戻っていった。
・・・。
なんか明るい元気な人だった。 あの人の言葉は、ありきたりの言葉だったけど、なぜか僕には印象に残った。 誰のための人生で、誰のために夢や幸せを求めてるんのか。 世間や努力することなどから逃げてたんかな。って、今までの自分を思い返した。
周りを見ると、夢のある国の人々が、楽しそうに笑ってた。 愛想笑いでもないほんとの笑顔で・・・。
僕はここで目がさめた。僕は今日も何事も無く過ごすんだろう。 でも、少しがんばろうって思った。 夢のある国の人たちが見てる気がしたから。
「go for broke!当たって砕けよ」 そうこころでつぶやいて僕は家を出た。
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2002年02月21日(木)
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