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2006年08月21日(月)
ゲド戦記


ゲド戦記観ました。


1時間55分でよくあれだけまとめられたなぁ、と感心しました。

エンドロール見てびっくり。
原案『シュナの旅』って。
…宮崎駿さんの描いたこの絵物語、とても好きだったのです。
そして『シュナの旅』は『ゲド戦記』にインスパイアされて描かれたものだったそうで。

全然知りませんでしたが、すごく納得。


好きといいながら、まだ二回しか読んでいないゲド戦記。監督達に見習って枕元に置いておきたくなりました。



元々は兄がナウシカのファンで、『シュナの旅』を持っていたのも兄だったのです。
生きていたらこの作品が見れたのに、と思って涙が出ました。

「生きること」に対して真っ正面から向かい合った映画だったから。


彼には私が(苦しかった時期に出会って救われた)敬愛するミュージシャンのCDも貸していたのですが。

苦しみのただ中にいる人には、どんな音楽も映画も、届かないのかなと思うこともあります。

それでも
届くものはあるはず。



2006年05月12日(金)
何があったかと言うと




兄が昨年末、他界しました。

若くてかわいいお嫁さんと小さなふたりの子どもたちを残して。


5年近くうつ病を患い、医師から入院をすすめられていたにもかかわらず、深夜に及ぶ(中間管理職の)仕事を休むこともやめることもできず働き続けた結果、自ら死を選んだようです。



それに影響されて、夫の9年来のうつが激しくなり(自殺未遂も起こし)ました。

仕事ができる状態ではないので、会社を3ヵ月休んだのち退職しました。


幸いなことに再就職先も決まり、先月引っ越しも済ませたので、最近ようやく落ち着いてきたところです。



今回の件で思ったのは、やっぱりまだまだうつ病に関する偏見は存在していて、理解し支援してくれる人は少ないんだなぁということ。

兄や夫の上司、夫の親戚や家族…
役に立ちたいと言ってくれた人ですら、しまいには追い詰めにくるし…



精神科の先生が言っていたのですが、だいたい1〜2ヵ月はみんな支援してくれるそうです。が、3ヵ月を超すと、「まだ治らないの?」「ただの甘えじゃ…?」「もうちょっと気合いを入れろ!」「ちょっとこれ以上は面倒みきれない…」という反応を示すようになると。

ほんとにそんな感じです。

1〜2ヵ月で9年来のうつが治るかっつーの!




兄もそうやって自らを追い詰めたのでしょうか。


ばか。
死んだら何にもならないじゃん。





というのは病気になったことがないから言える台詞で、兄は死んでやっと楽になれたんだよと精神科の看護士をしている叔母に言われました。



でも、ちゃんと治療すれば治る(らしい)のに。



最愛の夫を亡くして数年で、今度は自慢の息子に先立たれた母がかわいそうです。





そして兄のいない現実を受け入れ、生きていかなければならない兄嫁と子供たちが。






とりとめもなくなってしまいましたが、言いたいのは

死んだらおしまいなので死なないでください。
死なないよう、周りの人たちは助けてあげてください。


ということです。





2006年03月01日(水)
おいしい音楽


スキマスイッチの「ボクノート」
いいですね。

ラジオから流れてきた音楽を聴いて、ドキドキしたのは久しぶりでした。



先日から、KANの「MAN」をひっぱりだして聴いています。
昔聴いたときはいまいちと思ったのですが、今は、やっぱりKANはいいなぁと思います。
「今度君に会ったら」は、名曲ですよね。
aikoのカバー(←オールナイトニッポンでカバーしたのです)の方がより好きだけど。