† 真 夜 中 の ア ン ド ロ イ ド †
両手を拡げて受け入れることもなく。一緒になって入り込むこともなく。小さな傷の一つも癒せず。慰めの言葉も持たず。自分が負った傷は自分で、なんて、手を伸ばさない理由にして、救える筈はないと決めつける。どうか、自力で上がって来て下さい。他人の痛みが自分に伝染らないように、ただ、臆病に待っている。
優しさだけで生きていけない世の中に期待しないのは絶望と同じだろうか?