サミー前田 ●心の窓に灯火を●

2009年04月30日(木) 廃盤

 『昭和元禄トーキョーガレージ』という俺監修の7枚のコンピレーションを2005年12月にリリースした。会社はEMI、テイチク、コロムビア、ユニバーサル、徳間ジャパン、ビクター、キングと7社から。
 内容は、GSを中心とした65年から71年くらいまでのカルト系の選曲で、個人的にはコロムビア編がお気に入りだ。
 
 しかし売れないCDは容赦なく廃盤になる。現在、寺内タケシとブルージーンズの「レッツゴー・ジャンジャン」や「真赤は危険」が収録されているキング編はすでに廃盤!!!
 あと6枚もいつ入手困難になるかわからないので、要注意である。

 

 



2009年04月09日(木) 実況録音大全第二巻

 えーとまあ最近何をやっているのかというと、けっこう地味で忙しい日々なのだ。
 
 『遠藤賢司実況録音大全第一巻1968-1976』という10枚組大箱のヒットは記憶に新しいが、その続編『第二巻』が着々と準備中である。
 最も早くパンク・ロックに感応した日本のアルバムとも云われている遠藤賢司の傑作『東京ワッショイ』は78年に完成したにも関わらず、レコード会社の都合で当初の78年12月から79年1月に延期されて発売された。しかし、シングル『東京ワッショイc/w不滅の男』が78年11月に発売されている。だから、昨年はワッショイ30周年だったわけだが、その記念を兼ねて『第二巻』を出したいと、このブログで書いたのに結局出せなくて残念だった。
 エンケンさんのレコードデビューは、69年2月に東芝からリリースしたシングル「ほんとだよc/w猫が眠っている」なので、今年はデビュー40周年というわけであり、『第二巻』の発売は40周年記念ということにもなるだろう。
 内容的には『東京ワッショイ』『宇宙防衛軍』『オムライス』の時代の未発表音源を大量発掘&編集中であるので、お楽しみに!まだ詳細は未定ながら、ここでも告知していく予定。リリースは夏頃です。
 



2009年03月18日(水) キノコホテルの繁栄

 15日、日曜のジャム、キノコホテルの人気はすごかった。結成して1年半でライブが満員になるなんて、そうめったにあるもんではない。まあ男の客がかなり増えた(笑)し、音楽に薀蓄を持っていそうなマニアックな年輩が多いのもわかる気がする。

 初期メンバーによるDVD『キノコホテルの夜明け』がディスクユニオン・チェーンのチャートにて3週連続トップになったが、現在のライブはこのDVDで聴ける演奏の数倍は良いというか、技術的な成長も含め、現メンバー4人(2008年12月〜)のグルーヴ感は日増しに充実している。
 この日は、2ステージ、Wアンコールいれて17曲くらいやっていた。初めてのフル・リサイタルにもかかわらず、堂々とポップスター感のあるショウだったのではないだろうか。来場していた土龍団吉田氏をはじめ関係者も大絶賛だった。
 
 この3日前の12日、放送作家の倉本美津溜氏のイベントにキノコホテルは出演していて、そこに出ていたスチャダラパーのボーズ氏や、銀杏BOYZの峯田氏にも面白がられていた。

 業界人やマニアにうける通好みな、、、例えば古くはハルヲフォンみたいなバンドというわけではないが、今、確実にこのグループは各方面から注目を浴びつつあるということである。

 



2009年03月09日(月) そっとおやすみ

 早い!もう三月である。気が付いたら誕生日もとっくに過ぎていたし。


 先週は帯広の郊外にあるクニ河内先生のスタジオにおじゃましていた。
 クニ先生が作詞作曲した名曲「そっとおやすみ」は、布施明でヒットしたのだが、美空ひばりや石原裕次郎とか、ちあきなおみとか、多くの歌手にカバーされたスタンダード。元々はハプニングス・フォーのレパートリーでステージではぺぺさんが歌っていた。ハプ4バージョンは残念ながら音源は残っていない。だから「そっとおやすみ」だけ20曲くらい入ったCD作ったらおもしろいと思ったしだい。ハプニングス・フォーは新録音で。あ、これは思っただけでリリースが決まったわけではないよ。
 帯広にくるとずーと食べてるというかお腹が減らないというか、何を食べても美味しいので太ってしまうのだ。北海道にすんでいたら地物で自給自足できるので、中国製の食材なんぞまったく必要ないだろう。

 7日は、ジャムで長崎のファンタジーズ・コアを中心とする長時間イベントでDJ。成長著しい若手GSザ・シャロウズや、ダークサイド・ミラーズは大好評だった。

 そして↓15日はこれです↓。転換が何度かあるようなので、けっこう長めにDJします。キノコホテルは2月発売のDVDが大好評。混雑が予想されるので(?)早めのご来場をお勧めします。↓


『サロン・ド・キノコ〜キノコホテルのす・べ・て〜』

 3月15日(日)新宿JAM

 出演 : キノコホテル
 客演 : マキタ学級
 DJ : サミー前田

 【開場】18:30/【開演】19:00
 【チケット】前売予約 1800円/当日 2000円(+ドリンク代)
 【新宿JAM】http://jam.rinky.info/index.html
  
CM動画
http://www.youtube.com/watch?v=ZJaycXafQZA&feature=channel_page



2009年02月14日(土) VJやります

 騒音寺の東京でのワンマン2Days、
 2月28日(土)と3月1日(日)に下北沢Club Queで開催。

 さらに、28日の深夜は、ギターのタム&ドラムのサウザーのやってるスピード感溢れるパブロック・バンドFee Bee'sをはじめとする京都のバンドが3つ出演するイベントが行われる。そこで午前2時頃からVJをやることになった。
 VJと言っても、けっこう長い時間、あれとかこれとかそれとか、レアなロックの映像を見ながら解説するというパターン。昭和40年代の日本のロックに興味ある方はぜひ・・・。


<クレイジーミッドナイト69〜京都魔界王座決定戦>

2月28日(土)@下北沢Club Que

開場&開演23:30

出演:Fee Bee's
   カルガモネンド
   スキマノザラシ
   DJ&VJサミー前田

ドリンク付前売り¥2,500  ドリンク付当日¥2,800


↓もし来たいという方がいらっしゃったら、前売り予約も受け付けます
voltagerecord@hotmail.co.jp



2009年02月13日(金) BS永遠の音楽・グループサウンズ大全集

 1月に収録したNHK BSの特番「BS永遠の音楽・グループサウンズ大全集」。
今年は、加山雄三、寺内タケシという二人の御大が出演したり、さらにデイブ平尾追悼の意を込めたゴールデン・カップスの特別コーナーが設けられた。
エディ藩のボーカルで「ジス・バット・ガール」が聴けるなんて夢にも思わなかった。もちろんルイズルイス加部のベースで。

 そのほか、タイガース関係は全滅だったが、ハプニングス・フォー、ガリバーズ、ダイナマイツ瀬川洋は今年も出演。珍しいところでは、ビーバーズ成田賢。今回はなかなかもりだくさんな内容である。

 オンエアは、2月27日(金)20:00〜。お楽しみに


 



2009年01月17日(土) 引潮満潮

ハプニングス・フォーの71年のアルバム「引潮満潮」が、ディスクユニオンより紙ジャケで、やっとCD復刻された。これはGS的な要素は皆無だが、プログレと歌謡曲がミックスされたようなアートロック・アルバムで、しっかりとしたコンセプトの下にまとめられた日本のロック黎明期の裏名盤だ。今回の復刻にあたり、ライナーノーツをかかせてもらったのだが、さすがにオリジナル盤は所持していなかったし、お店で売っているところを見た記憶もない。当時よっぽど売れなかったようである。で、ライナーノーツといえば、やはり紙ジャケで「引潮満潮」と同時発売されたクニ河内の有名な名盤「切狂言」。この紙ジャケCDのために書かれたライナーを読んでビックリ。自分が45年間生きてきて、これまで洋邦問わず読んできた数え切れないほど多くのライナーノーツの中でも、ここまでひどいものはなかった・・・というかお金を払ってCDを買ったことに怒りすら覚える文章である。書いた人に恨みはないがこれはブログにのせる程度の文章だよ。作品に対する資料性はないし、解説や愛情すらまったくない文章なんて復刻CDに必要なんだろうか?。有名人のエッセイじゃあるまいし。この文章をそのまま載せてしまったスタッフ側にも問題はあるかもしれないが、とにかくこれはないよ。と、いうようなことを友人たちにいったら、みな「そこまでひどいなら一度読んでみたい」というわけ。まあそんな理由でCDの売上げが伸びるなんてことはないだろうが(笑)

 書き忘れていたが、昨年秋に発売された山口富士夫のDVD&CD「タンブリングス・ライブ」、CDになったスタジオテイク2曲は、俺の実家の物置から出てきたカセットテープからである。録音場所は国立のマーススタジオで、83年の春頃のもの。これはなかなかいい。未完成のまま、ステージで発表されていた名曲「ジャンプ・ソーハイ」もDVDに収録。まだまだ当時の音源はたくさんあるのでそのうちまとまって出るのではないだろうか。しかし、映像のほうは当時は頻繁に収録していたにもかかわらず、発見されたものは少なかった。さらにほとんどVHSがマスターだったから劣化が激しいんだよね。カビも生えるし。それに比べるとカセットテープの方が寿命が長いと思う。







2009年01月15日(木) おつかれさまでした

ここでの謹賀新年の挨拶も忘れてしまい、もう1月も半ばである。
遅ればせながら今年もよろしくお願いします。
なんと年末年始はインフルエンザで苦しんでいたので、各方面に迷惑かけてしまった。年賀状の返事も出せなくて申し訳ありませんでした。


そして、1月10日<ロックンロールお年玉>には、昨年同様たくさんの方々の来場、本当に感謝しまーす(清志郎風)。年末まで前売り券の数字が非常に少なく、かなり焦っていたのであるが、直前になり急激に伸びて、なんとかちょうどいい具合に満員なかんじで会場が埋まっていた。夕方から朝まで約13時間、各バンド熱演であった。
しかしエンケン&カレーライスは言葉にならないほど本当にすばらしかったなあ。
来年もやるよ。2010年1月9日を予定。またよろしくっす。





今週17日は仙台のゼップやパルコなど数箇所で同時開催される<ロック映画祭>のゲストで、エンケンさんとトーク。久し振りの仙台で楽しみ。


31日は以下のイベントに、DJで呼んでもらいました。

1月31日(土)18:30〜
@東高円寺UFO CLUB
<結成21周年!ダンボール・バットpresents〜潜入!東京国際秘宝館>

出演:ダンボール・バット feat.梅津和時
   チャーリー宮毛とラテン・スウィンガーズ(横浜)
   その名はスペイド
   THE EAGLE NEVER HUNTS



2009年01月09日(金) ロン・アシュトン亡くなる!

The new year has scarcely started and already we've got a major music loss to report: legendary guitarist Ron Asheton, a founding member of American punk rock pioneers The Stooges, was found dead Tuesday morning January 6 at his home in Ann Arbor, Michigan. He was 60.

Police were summoned to Asheton's house by his personal assistant, who had been unable to reach him for several days. Responding officers discovered him in his bedroom looking "fairly peaceful," and while an autopsy will be performed, there were no signs of any foul play or drug use; the likely cause is a heart attack.

There was no such term as punk rock when Asheton, his drummer brother Scott, bassist Dave Alexander and vocalist Jim Osterberg--aka Iggy Pop--formed The Stooges in the University of Michigan college town of Ann Arbor in 1967. To say that they quickly stood out against the hippie counterculture backdrop of the day is beyond understatement. While others sang about peace, love and understanding, the Stooges were voicing the cry of confused, frustrated and alienated youth everywhere with in-your-face anthems like "Not Right," "No Fun" and "I Wanna Be Your Dog." Released right around the time of Woodstock in the summer of '69, the band's self-titled debut album, as well as its followups Funhouse (1970) and Raw Power (1973) would become touchstones for virtually all who'd later come down the punk pike--or for that matter the grunge one, too.

True, the early Stooges got most of their notoriety due to frontman Iggy's outrageous onstage antics, which included everything from smearing peanut butter across his bare chest and writhing on the ground through broken glass to diving headfirst into stunned audiences. But it was Asheton's sledge (and sludge) hammer lead guitar (and on Raw Power, bass) that served as the sonic battering ram for the Stooges' music, from the anarchy-r-us wah-wah pedal on "1969" and the hellbent chords of "Dog" to the thunderstruck riffs of "TV Eye" and "Loose."

While The Stooges broke up in 1974, Iggy Pop's long-running solo career, as well as the band's influential legacy, kept their music alive. That ultimately led to a 2003 reformation that, as of the end of 2008 and a just-completed European tour, was finally furnishing the band its long-deserved worldwide props. For Asheton, who'd stayed on the periphery in a variety of punk and hard rock bands over the years between Stooges tours of duty, it was especially sweet: the man, after all, ranked 29 on Rolling Stone's list of the 100 greatest guitarists of all time.

Through out the years Ron Asheton also played guitar in The New Order (featuring members from The Stooges, The MC5 and Ted Nugent & The Amboy Dukes), Destroy All Monsters (w/ avant garde artist Niagara and MC5 bassist Michael Davis), Dark Carnibal (featuring avant garde artist Niagara and guitarist Greasy Carlisi of Sirius Trixon & The Motor City Bad Boys), The New Race (along w/ drummer Dennis 'Machinegun' Thompson of The MC5 and Sirius Trixon & The Motor City Bad Boys and guitarist Dennis Tek of the Australian rock band Radio Birdman)

Iggy Pop & The Stooges are nominated for this years Rock & Roll Hall of Fame inductions. Announcements will be made later on this month.





2008年12月20日(土) ロックンロールお年玉にご参加ください

今年に続いて、来年もやるのだ。

エンケン&カレーライスはこのところ一年に一回しか見れない
貴重なユニットだ。
ピーズは自分と同世代のパブロック系3ピースって説明する必要ないか。
フラカン、騒音寺、夜スト、そして日本が世界に誇るガールズ・イン・ザ・ガレージ!THE 5.6.7.8'S、と揃った強力な組み合わせ。
そして深夜には、ディープなガレージ大会。

こんな豪華メンバーなのだが、
現段階でチケットはまだまだ余裕があります(泣)
前売り3000円は安いといろんな人に言われたわりには・・・
これを見てるみなさんぜひ来てください(最近こればっかり)
来てくれたら一杯おごりますよ。
クラブチッタは広いので座席もあります。
特別にメール予約も受け付けます。よろしく!

voltagerecord@hotmail.co.jp


<ロックンロールお年玉>

日程:2009年1月10日(土)
時間:16:00開場・16:30開演
会場:クラブチッタ川崎
http://clubcitta.co.jp/(電話044-246-8888 / 044-244-7888 )

料金:前売り3000円・当日3500円
前売券⇒電子チケットぴあ 電話0570-02-9999(Pコード308−130)、ローソンチケット 電話0570-084-003(Lコード75739)、
イープラス http://eplus.jp にて発売

出演(50音順):
 遠藤賢司&カレーライス(竹安堅一g、グレートマエカワb、森信行ds)
 キノコホテル
Theピーズ
THE 5.6.7.8'S
騒音寺
フラワーカンパニーズ
夜のストレンジャーズ

DJ:サミー前田& DADDY'O'NOV



 そしてその日の深夜はこれ↓


<クレイジーミッドナイト69>

日程:2009年1月10日(土)
時間:24:30開場&開演(オールナイト)
会場:クラブチッタ川崎

料金:「ロックンロールお年玉」の半券持参1800円
前売り2300円
前売り⇒ローソンチケット電話0570-084-003(Lコード77260)
出演者側の予約も可
当日2500円

出演(50音順):
 カルガモネンド(from 京都)
 ザ・サイクロンズ(from 京都)  
 thee 50’s highteens(from福岡)
 THEEE BAT
 モクメ(from 金沢、名古屋)
 DJキングジョー(ソフトヘル!)&サミー前田


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