nomiの思考

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歩いても 歩いても
2008年07月16日(水)

今日『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した是枝裕和監督の新作『歩いても 歩いても』を観た。

平凡な家族のある夏の1日を通して、家族というものの愛しさや誰もが抱いている心の奥底に潜む残酷さ、哀しみ、身勝手さが描かれている。ごくごく普通のどこにでもあるような家族の1日なのに、こんなにも心に残るのはなぜだろう。

「人生は、いつもちょっとだけ間に合わない。」のサブタイトルが胸を打つ。

「そのうちね。」と、息子(阿部寛)が両親と交わした口約束。数年後、果たされぬまま両親は亡くなる。そんな風に、少しの後悔を積み重ねて自分の人生を生きるのが人間なのかも知れない。

ただそばにいること、
家族の大切さを確認した。




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