めーんかい - 2006年02月12日(日) ということで今日は職場の利用者の方と一緒に彼のお母さんの面会に老人ホームまで行ってきました 彼のお母さんは認知症で、一時具合が悪かったという話しか知らず ワタシ自身今日が始めての挨拶ということでかなり緊張して行ったのですが 実に明るくて素敵な方で やはり会話にはやや苦労しましたが良い面会ができたと思います。 お母様はしばらくの間は目の前に居るのが自分の息子だということに気づけず(説明はしてもポカーンとしちゃってて) 取り合えず昔の話を振ったりしながらあれこれ話をしつつ 合間合間に今居るのが息子ですょー 顔が似てますねぇ。目が似てるなど何度となくつっついていくと 途中突然涙をこぼすお母様 言葉は「ここの施設の周りは木と山ばっかで…」という何度となく繰り返し話をしている(会話が成立しない時にこのフレーズに戻ってしまう)フレーズだったのですが 同じことを話しながらも急に涙 そしたら 「あぁ息子だ。○○ちゃんだ。大きくなって。」など気づいていただけて 繰り返すフレーズを合間合間に挟みながらも確実に親子の会話をそこで行うことができました。 ちょっとワタシも嬉しかったのですが 同時に悲しかったのは 「息子の顔を忘れちゃったんだ、ワタシは」など お母様もショックだったようで (会話の様子から察するに彼がまだ仕事をし始めた10代の頃(30年以上前)での記憶は強く残っている様子だったので お母様がイメージしていたのはその頃の彼だったのでしょう 何度も何度も会話の中で 喜んでは すぐその後に目の前の人が誰だか分からなくなり それでもまた思い出しての繰り返しでした しかし、後半は比較的クリアな会話も大分交わすことができ 最後帰る際にはワタシに対しても非常に丁寧に挨拶をしてくださり 非常に嬉しい思いでした。 人相手の仕事の中でたまにあるこういうことが なんだか非常に嬉しく思える瞬間ですね 以上。 -
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