2006年06月21日(水) |
『恋に疲れたヒトへ』 |
恋に疲れた貴方に、贈ります。
大好きで、想い過ぎて、
そばに居られなかった人との恋を
今も、心の何処かにしまいこんでいる。
そんな貴方は、優しいひとだから。
良い恋、してください。
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もし、キミがまだ僕を待っているのなら・・・
はやく言わなくちゃ。
あの日、うまく言えなかった言葉を。
愛しくて、愛しくて。
繋いだ手のぬくもりも、見詰め合う瞳も、
あたたかく、 愛に満ちていた。
だけど・・・
僕は別々の道を選んだ。
「愛しすぎた」なんて、かっこつけたりして。
本当は、キミがいなくなる事が怖かった
大好きなキミとふたりで過ごす、思い出ってやつが
増えていくのも、怖かった。
ひとりに戻った時、押しつぶされちゃいそうだ、なんて
自分勝手なことばかり、考えていたんだ。
ごめんね。
キミも知っているだろうけれど
僕には今、恋人がいる。
強がりで、寂しがり屋で・・・
ふいに僕の顔を覗き込む癖があるのは
キミに似ているかもしれない。
「本当は、まだ、好きなんだ」
それは僕の胸の引出しの
一番奥で、まだひっかかっている。
出逢う前に戻れるわけもない
キミは、愛らしい仕草で、僕を脅かす。
誰より、愛していたよ。
だから・・・
はやく言わなくちゃ。
あの日、うまく言えなかった言葉
「さよなら」を。
この作品は2003年に別サイト用として書いたものですが、 少しだけ手を加えて再掲載しました。 本当に大好きだった人へ向けた手紙のようなものです。
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