雨ばかりでぐずぐずした7月を過ぎ、 今日、やっと梅雨が明けた。 夏はやっぱりこうでなくちゃ、 という青空がスカンと広がった。 なのに私は、 筋肉痛で固まっている。
雨に打たれながら 長い砂利道を下った、 昨日の富士山を思い返す。 全身、どろどろでびしょぬれで、 夏なのに体の芯まで冷えていった。
真っ青な空を見上げる。 もう一日、早くなればと思う。 少しうらめしい。 けれどやっぱりうれしい。 夏はやっぱりこうでなくっちゃ。
これからも、 良いこと、悪いこと、たくさんあるだろう。 それでも、 人を押しのけてまでほしいものがあるかと問えば、 たぶん私には、ない。 それはそれでいいのかなと、 青空を見上げながら思った。
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