SM紀行
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11月1日、19時。
その人は、やってきた。
不安と期待を織り交ぜた、激しい葛藤を抱きながら、飛び込んできた。
私も駅前の駐車場で、待ちながら、かなり緊張していた。
そして、出会い。
これは、偶然ではない、運命だったのだ。
勝気で自我が強い彼女が、精一杯、さりげなくしていたのが可愛らしかった。
とても、清楚で可愛かった。すぐにでも、抱きしめたかった。
ホテルに向かう、車中、会話をしながらも、運命を感じていた。
ホテル内のレストランで、食事をしながらワインを交わす。
グラスの向こう側に見える、彼女の微笑み。
これは、恋なのか、愛なのか。
そういう範疇を超越して、いとおしかった。
彼女を抱いた。
彼女の喘ぎは、言葉では表現出来ないものだった。
今までも、幾多の人とも、このような時間を共有してきたけれども・・・。
この歳になって、こういう彼女と逢瀬を持てるとは。
俺の腕で、眠る彼女・・・・・。
いとおしい、それ以外の言葉はいらない。
翌日、彼女は旅立って行った。
これからの、ふたりの行方は誰にもわからない。
神のみぞ、知っている。
p.s
SMは、手錠と目隠しだけ。
たまには、こういうのもいい。
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