+jour en spirale+
サクサクのパイ生地と、カスタードクリィム。まばゆい苺。 ミルフィーユという食べ物は、キラキラしてて思わずケーキを食べにいくと頼みたくなるけど頼めない厄介なシロモノ。
よくマナー本に、『パタッと向こうに倒して、ナイフを垂直にあてて切りましょう』とあるけれど上手くいった試しがない。
それなのに。
人が頼むと、意地悪く食べ終わるまで見てしまうシロモノなのに。
なんでこんなに魅惑的なんだろう?
会社の同僚と、御影高杉の本店でしか味わえないミルフィーユを食べることになった。 注文を受けてから作られるそれは、パイにクリィム、苺が無造作に重ねられていて、例のお上品な食べ方すらできない状態。 苦笑いしつつ、そして密かにお互いの出方を見つつナイフとフォークでお皿をぐちゃぐちゃにしながら食べた。
もともとカスタードクリィムに目がないので、 食べている間に、パイがしんなりしてくるのも気にならない。
ただ、この同僚とは、前にもアンプレッションとガウハーティのワッフル食べ歩きをした仲なので、もう一軒くらい行くのかと思いきやここで断念。 お昼ごはんに食べた王子公園のぶたまんやのぶたまんが響いたか、無念。
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