起動音と共に目を覚ましたら朝だった今日も虚空を泳ぐ夢を見た空にはわかめが漂い いい出汁を出していた今日の朝食に味噌汁はない空が出汁を出すのに使い過ぎた為だ起動音が鳴り止む前に歯を研いでまだ眠そうな朝の空気を噛み砕くみんな似た様なお面を身につけて通勤列車に雪崩れ込むそんな満腹な 列車の中は丸で無意味さ僕は始発の列車に乗って悠々自適に読書するさて 今日は何を読んでやろうか…?選んだ本には 出汁が一杯出ていた