あなたに寄り添って泣いた時のように私の鼻孔に触れるのは、雨の匂い甘くて、苦くて、強くて、脆くて、そんな雨の匂い窓を開けた瞬間に流れ込んできてこの広すぎる部屋を隙無く満たすそこに重ねる麝香の煙心地よくて切ないあの日を空っぽな頭いっぱいに描いていたらこのまま消えてもいいくらいそれほどあなたを愛してる