::::::Hiroya::Monologue::::::

2005年02月18日(金) 2階の奥の待合室

2週間に一回の火曜日の、二階の奥の待合室。
順番が掲示されるまで、みんながうつむく。
誰もがうつむく。

前を見ず、ただ自分の存在をだれにも
きずかれまいとして、ただうつむく。

掲示板のチャイムの時、その時が救い。
自分の番をひたすらまつ。

ここはそういうところ。
人生になんの望みをも失い、薬をたよりに
生きていく。心の閉ざしを開くまで、だれもが
みんなうつむいている。

僕の目の先に・・・・・
うつむいたら、カメラがあった。






この日地震雲を撮った。朝方の世田谷は震度4だった。
なんの恐怖もないまま、また眠りについた。
失うモノはもうないから。










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