おーのの育児日記

2006年06月07日(水) 「ナイロビの蜂」

映画を観た。
子ども達が保育園に行くようになってから、私の少ない贅沢のひとつ。

感想。
観なきゃよかった・・・(涙)


映画はね、すごくよかったの。
もうおすぎさんがテレビでお勧めしてたのもよくわかる!!
でも、心が痛すぎて見てられない。
親になってから、小さな子どもの命や生活を大人が食いものにしているのは見てられない。
言葉は悪いけど、でも本心では「日本人でよかった」だよ。
少なくとも、知らない間に薬の人体実験にあわないですむし、いきなり馬でやってきた人に襲われて、子どもを連れ去られることもないし、殺されたり拷問を受けたりもない。
まったくないとはいえないけど、映画の中で、アフリカで、実際に起こっている世界とはまったく違った次元の毎日を送れることに感謝。

毎日、子ども達をお腹いっぱいにしてあげられることに感謝。

あったかい布団で眠らせてあげられることに感謝。

小さな子どもに仕事をさせないでいいことに感謝。

悶々としてしまった、いっぱい考えることがある映画でした。


だから観なきゃよかった。
知らずにいたら、落ち込まないですんだかも。

でも、知らずにいるのは罪だよね。
知って、かわいそうと同情だけするのも罪だよね。
私に何ができるのか。

久し振りに、自分の正義感が疼きました。
貧困は罪だなあと思いました。
貧しさ=不幸ではないし、貧困の中でも幸せを見つけられる人もいると思う。
でも、自分の努力だけではどうにもできないものが、映画から感じられて、お腹いっぱいになれる生活をありがたいと感じました。

とにかく、今は我が子を愛そう。
まずはそこから。


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