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ほぼ毎日更新の日記です。3日分がまとめて表示されます。
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推敲もせずに書き連ねていますので、事実関係に間違いがある可能性もあります。ご了承ください。


2004年10月07日(木) 今学期初レッスン

さてさて。
久しぶりのライプツィヒ。久しぶりの通常レッスン。
先生と会うのも、3ヶ月ぶりです。

この夏、実はこの、私の先生が講師をする講習会(イタリア・モンテプルチアーノにて)にも参加する予定だったのですが、ワタクシ、それをドタキャンしたのですよ。
だから、ある意味、先生と顔をあわせるのはちょっぴり気まずいと言うかなんというか。
でも、なんのわだかまりも無く、順調に、朗らかにレッスンは開始。

新曲、ラヴェルの道化師と蛾は、まあまあの出来。
先生の表情も楽しげで(曲が楽しいから、というのもあるけど)、まあ合格点だろう。レッスン内容も、なかなか面白かった。
うちの先生は、音楽的には本当に素晴らしいのだ。でも、表現が下手なのだ。だから、何が言いたいのか、何を求めているのか、よくよく頭と耳を働かせて、彼とシンクロ出来れば、レッスンは面白いものになる。
でも、理解できないときは全くダメ。彼は、生徒が理解するまであれやこれやと別の説明をするタイプではない。一言だけでパッと理解し、反応しないと、一気に不機嫌になる。なかなか難しい人だ。
ラヴェルは、わかりやすい曲なので、こっちも先生もストレス無く、楽しく遊ぶレッスンだった。

時間が余ったので、ショパンの3番ソナタ、一楽章だけ弾いたのだが・・。
なんていうか、私はこの曲で、どの先生にも、いい顔をされた事がないのだ。
自分に曲が合っていないという事か?
そもそも、この3番の一楽章って、本当に難しいのだ。
テクニックがどうこう、というのではなくて。
曲は、マエストーソ(威風堂々と、厳かに)と、指示されている。
それでいて、それが当てはまるのは最初の第一主題だけなのではないだろうか?
優美な第二主題、そしてそのあとにも次々出てくる新しいテーマ、それらを繋げる「核」と言うべきものが、私はイマイチよくわからないのだ。なんていうか、つかみどころがない・・?マエストーソの指示は、どこにいったのよ?
まあ、きっとそんなこと考えないで、出てくる主題をそのまま丁寧に弾けばそれでいいんだろうけど。
いろいろCDも聴いたけれど、どれも、なんだかしっくりこないし、ピアニストの間でも、この曲は嫌い、というか、弾きにくいという人が多いようだ。まあ、とにかく難しいのよ。

イタリアでの、Balzani氏の強烈なレッスンで、かなり自分では納得いく流れが見えてきたし、以前に比べると相当ピントの合った演奏が出来ているとは思うのだけど、それでも、やっぱり、今日のレッスンで「それでよし」という顔をされないとなると、うーむ・・・。
もう一度、ゆっくりやり直すか。

まあ、ショパンをコンクールで弾くのは、リスクが高いとも言うけれど。ショパンほど、評価の分かれる、それぞれの好みが出る作曲家はいないかもしれないもんな。しかし、選んでしまったものは仕方がない。頑張りますよ。



2004年10月05日(火) レンタルピアノ騒動

やっぱりドイツ、なんです。
例のレンタルピアノの件ですが。
月曜の段階で、「まだピアノの準備が整ってないから、一日遅らせて明日契約にしてくれる?あ、明日は何時ごろ来る?それまでには、やっておくから」と言っていたのに、今日行ってみると、「契約は今日できるけど、まだ調律していないから運び込むのは早くても木曜。」とのこと。
何のための一日延期だったのでしょうか。
まあ、いいけど。

借りる予定のピアノを少し弾かせてもらったのですが、ものすごくタッチの整った、いいピアノで、少なからずビックリ。もちろんいい意味で。
ウキウキして帰路についたのですが、その途中に携帯に電話がかかってきて、「ピアノを間違えたから、もう一度戻ってきてくれ」と。
オイオイオイ〜。
戻ってみると「ごめん、さっきのは、新品の売り物だったよ〜。レンタルピアノはこっち。」
明らかに、中古のピアノを指差して申し訳なさそうに笑うおじさん。
オイオイオイ〜。
そりゃ、そうですよね。新品でしたよね、そりゃ、タッチも整ってるわ。
ていうか、ピアノを扱う商売して何年ですかー、おじさんよー。ベテランなら新品とレンタル品ぐらい判別してくださいよー。うーん。そのへんが、なんだかドイツ人よねぇ。

やっぱり、レンタルピアノは、それなりに、弾き込まれて年季の入ったピアノだったのでした。(ま、うちのピアノよりは明らかに良いのだけどね)

せっかく二度もお店に行ったことだし、と、ダメもとで「練習スタジオ、空いてたりします?」と聞いてみると、一時間後に、一コマだけ空いている、とのこと。
しかも、おいしいことに、二度も足を運ばせたお詫びに、と、おじさんってば、無料でいいよ、と言ってくれました。(本当は6ユーロ?8かな?)
ということで、一度楽譜を取りに家に戻り、スタインウェイハウスへ、本日3度目。

なかなか、バタバタした一日でございました。

結局、ピアノが来るのは、金曜。
木曜は、ライプツィヒヘ行くので。
楽しみ。楽しみ。



2004年10月04日(月) あと20日!?

ああ。よく考えると、あと20日しかないじゃないですか。コンクールまで。
大丈夫なのか。大丈夫なのか私。

必死にやります。ということで、日記更新もしばらくは気の向いたときだけにさせてください。(とか言いつつ、なんだかんだと書きそうだけど)

ちなみに、レンタルピアノは、火曜日に本契約する事となりました。
はやく弾けるといいな。


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