あああ、お外に出たい。
日本も台風で、家に籠もらざるを得ない状況みたいですが、私も、籠もってますよー。 冬の微かな太陽が、私を呼んでいる〜 コンサートが、私を誘っている〜 美味しいお食事が、私を待っている〜(ささやの事です、もちろん)
ちっくしょ。 お籠もり生活も、飽きてきたなぁ。 ・・なんて言っている場合じゃないんですけどねぇ。 練習、してますよ。 行きたいコンサートにも行かず、毎晩、疲れきってますよ。 はあ。あと少しだ。
とりあえず、明日はレッスン。久々にシャバに出るわ。 この、一人っきりの練習が、間違った方向に行っていませんように。頼むわ、期待してるぜ、先生。
そういえば、昨日ねぇ。 ショパンのソナタ、一楽章、ズコーン、と、抜けました。 ドッカーン、ときた。 ウワー、ってなった。 「音楽の神様」が、とうとう降りていらっしゃったのです。 一気に色づく音符。 目の前に広がる風景。 これか。 これだよ。
なんで、練習のときに、こんないい演奏(自分で言うな)をしてしまうかね、私ってば。うわー。 本番には絶対出来ないんだよ、同じには。 これが、音楽の、もったいないところ。 出した音は、戻ってこないのだ。 一瞬しかないのだ。 同じ事は、二度と、出来ない。
私に、今、出来る事は、最低レベルを引き上げる、基本練習だけ。
なぜ、ミとファの間に、黒鍵がないのか。 掲示板に書かれた、素朴な質問。
これに答える言葉を考えていくときに、私が突き当たったのは、専門用語の問題だ。 音楽の専門用語を使わなければ、答えられない。 その専門用語が意味する事も、また説明しなければならない。その説明に、また専門的知識が必要とされる。 キリがない。
今回、この質問を書いてくださったのは、大人の方だったので、少しぐらい難しい事を書いても、それなりに解釈してくださるだろう、とは思えた。
でも、もし、この質問を、小学生の子供にされたら、どう答えたらいいのだろう。 私は、子供が納得するような答え方をしてあげられるだろうか・・・。
今まで、常識だと思っていた事が、実は、とても狭い世界でしか通用しない、という事実。 当たり前の前提として、皆持っていると思っていた知識が、実は、専門的なものだった、と、気付く、その新鮮な驚き。
そうだよなぁ。 言われてみれば、不思議だよなぁ。
そう考えると、いろんなジャンルで、こういった、「その世界の常識」または「その世界でしか通用しない常識」「その世界でなければ必要ない知識」っていうものが存在するんだよな、と、改めて気がつく。 例えば、大工さん仲間でしか通用しない単語とか。 例えば、HPを作る言語とか。 例えば、アイススケートの採点の基準とか。 どうして空は青いのか、なんて質問にも、理系の人ならスラスラとその答えを言えるのだろう。私なんかだと、一生懸命昔勉強した理科の知識を総動員して、四苦八苦して答えざるを得ない。 一般の人が、知らなくてもいい、でも、その世界の人にとっては重要な知識。常識。そんなものが、世の中にはたくさんたくさんあるんだろう。
世の中って、ホントに、広いなぁ・・。
広く浅く、網羅しようと思えば、「雑学王」になれるかもしれない。 狭く深く追求して、他には目もくれないのが、「研究者」や、いわゆる「マニア」なのか。
私には今、もし、音楽をやめざるを得ない状況になってしまって、時間が有り余ったとしたら、やってみたい事、学んでみたい事が、いくつかある。 服のデザイン・製作。 心理学の勉強。 フラメンコ。 時間さえあれば、と、いつも思う。でも、そう思った矢先に、なぜかピアノがどんどん楽しくなってしまうのだから、人生って不思議だ。 こんな私は、「雑学王」寄りの、研究者なのだろうか。
2004年10月17日(日) |
一週間後には出発している |
うげー、あと一週間を切ってしまった。 やばい。やばすぎる。
今日、一次で弾く曲と二次で弾く曲を、休憩を挟みつつ通してみたのだけど。 やっばいわ。やっぱり。 一次はなんとかなっても、二次、細かいところがボロボロ・・。 とてもじゃないけど、ファイナルの曲まで辿り着かず、一日が終わってしまった。 この一週間、カンヅメですわ、完全に。
この夏の講習会で、イタリア人の先生が言っていた。 「プロのピアニストは、5日で一曲仕上げなくてはならない。」 3ヶ月や半年かけて、ショパンのバラードを一曲仕上げるような、そんなのでは、一流のプロとはいえないそうな。 本番5日前にいきなり弾けと言われても対応できるほど、曲の読解力とテクニックの基礎を養っておけ、と。(まあ、5日はいくらなんでも極端だよなぁ・・。)
・・・それを考えると、あと6日あるんだわ、大丈夫、大丈夫・・。
しかも、間の悪い事に、目に「ものもらい」・・・またしても出来てしまった。 左目が痛いよぉぉぉ。 ストレスがすぐに目に出るんだから・・。参ってしまう。
掲示板で、「どうしてミとファの間に黒鍵はないのか」という質問が書かれていまして。 音楽家の方、この質問に、簡潔かつわかりやすく答えるにはどうしたらいいのでしょうか・・。音程の話、音階の話、平均律の話、はては調性の話にまで発展するこの質問。一応私の思うところは掲示板のレスに書いてみましたが、もっとよい答え方があれば教えてください。 いやいや、あな恐ろしや、素朴な疑問・・。
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