2004年11月14日(日) |
休日モードも、締めくくり。 |
毎晩出歩く生活も、そろそろストップです。
その代わりと言っちゃなんですが 今日は、お昼、ずっと出歩いてしまいました(笑)。
お昼に遊ぶと、疲れてしまって、帰ってきてから、あまり練習できないもので・・。 明日から、また必死こかないと、やばい感じだなぁ。
しかし、今日は、いろんな人と会ってしまった。 ライプツィヒから泊まりに来た友人Tと、そのまた友人Y(短期滞在。日本在住)、3人で「ささや」へ。 この、友人Yとは、昨日知り合ったんだけど、なんとなく、うちの弟の彼女に似ていて、妙な親近感。 なんだか、一気に仲良くなって、お互いに、「好きー!!」と言い合ってしまった(笑)。いやー、ノリが若い。まあ、実際私よりちょっと若いので、当然と言えば当然なのだが。オバサンついていけませんでしたわ(嘘)。火曜日には帰国してしまうのが残念。
そして、たらふく食べたあと、彼女の関係で、新しく、在ベルリン・日本人ピアノの先生、と知り合ってしまった。 なんと、それが、私がいつもお願いしている調律師さんの、奥さんらしい!! 意外なところで、世の中繋がっているものだ。 世間は狭いわー。 非常に、にぎやかな方で、いやいや、時間が経つのがあっという間でした。
新しい知り合いが増えるのは、楽しいものだ。 パワーも使うので、帰ってきてからぐったりしてしまったけど、なんていうか、正しい日曜の使い方、といった一日でございました。
さて。そろそろ、一人の時間に戻りましょうか。
とうとう、三日連続コンサートだよ・・・。いいのか、これ・・。
でも、今日のは、古楽器&合唱フェチの私にとっては、満足する演奏会でした。疲れたけど、楽しかったわ。 →コンサート日記
昨日の日記の、ある意味、続きなんですけど。 ラフォレ、日本では、結構人気あるんですよねー。 来日するピアニストって、ものすごく偏ってるんだな、と、実感。 だって、私は日本にいた頃、ソコロフもフォークトもヴォロドスですらも、知らなかったもん。
やっぱり、本当にピアノが好きなら、もっと、いろんな演奏家の演奏を聴くべきだと思う。 ナマは無理でも、今だったらDVDだって結構出ているし、なにより、CDで名演はたくさんあるもん。 何を買っていいのかわからない、という人が大半だろうし、私もそうだったから、だからこそ、強く言いたい。こんな世の中だからこそ、ネットを活用すべし!! 日本のピアニストの卵たちは、もっと、CDを聴くべきです!!LINKのページの、音楽関連の、私のオススメサイトたちへ、行ってみて下さい。どのCDを買うといいか、山のように情報を提供してくださっています。
今日は、ライプツィヒから友人が泊まりに来ています。 部屋が汚くて、焦ってしまった・・・。
二日連続、コンサートです。
今回のベルリン響の演奏会は、何があろうと行こうと思っていた。 というのも、ソリスト、マルク・ラフォレ。 彼は、私にとっては、思い出深いピアニストだからだ。
昔、習っていた先生が、ラフォレの大ファンだった。 当時、ほとんどクラシックのCDも聴かず、何が良い演奏かなんて、全く考えた事もなかった私。 盲目的に、当時の先生の言葉「ラフォレを聴きなさい!」に従い、私は、浜松や大阪での彼のソロコンサートに出かけていった。(もちろん、その土地に、他に用事があるときばかりだったのだが。) 当時の私の感想は、正直、美しいけどなんだか物足りないな、というものだった。 確かに、繊細で、美しい、でも、なんかよくわかんないや、と思った記憶がある。 でも、先生がオススメするんだもん、きっと、ものすごくいいんだ、絶対。と、信じていた、純朴だった若き日の、IKUKO。
そのラフォレを、今の自分は、いったいどう聴くか。 本当に個人的な思惑で、聴きに行った今日のコンサート。 彼が出てきたとき、こう、思った。 「あらー、ラフォレ、禿げたなーー!!」(すみません・・)
弾きだして、こう思った。 「昔の私も、けっこういい耳、持ってたんじゃないの。」
そう、やっぱり、なにか、足りないのだ。 昨日のソコロフにあったような、強靭なタッチや綿密なテクニック。そういう、インパクトのある長所が、少ない。 音が綺麗、まあ、そうだけど、それも、普通よりもちょっと上、といった程度。 なんていうか、圧倒されるものがなく、ロマンティックなショパン弾き、で終わってしまいそうな彼。 あああ、もったいない。
しかし、コンツェルトハウスって、本当にピアニストにとっては地獄のようなホールねぇ。 全く、響いてこないんだもん。 あれは、ラフォレだったから特に、というわけでもないだろう。 お疲れ様でした。
→コンサート日記
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