私の家には、よくお客が来る。 いろんなものを、持ってきてくれる。 私のキッチンを使って、料理してくれる人もたくさんいる。
ということで、私の家には、なぜか、「住人である私が知らないモノ」が大量にある。
私がめったに使わない、紹興酒であったり。 よくわからない、韓国産の、お酢らしきモノとか。 玉ねぎをじっくり炒めたか煮たかして作った、ペーストとか。 醤油もなぜか二つ。(小瓶も含めると、5つだ。) オイスターソースも、二つ。 ごま油も、大瓶が一つと、小瓶が二つ。
なんで、こんなに、調味料ばっかり、あるんだ・・・。 把握できていないものが、目の前に現れる恐怖を、散々味わう。
今日着くお客さんに備えて、キッチンを片付けていたときの出来事でした・・・。
さて。日本から着いた、お客さま。 実は、このサイトと相手のサイトとを通して知り合った方で、実際に会ったことはなかったのです。 なので、会う前は、なんとなく、ドキドキ。 このサイトで抱かれているイメージと、現実の私とのギャップや、いかに。
私より、3つ年上のお姉さま。 思ったとおり、明るく、親しみやすく、地に足の着いた、素敵な方です。 やっぱり、私は30歳前後の女性に魅力を感じるらしい。 人生いろいろあって、自分の道を見つけている、たくましき女性。 お疲れなのに、私に付き合ってワインを飲み、お喋りし、大変だった事でしょう。 身体を壊さない事を祈って・・。
しかしなんと、サイトを見て、私のこと、AB型だと思っていたそうな。二重人格に見えるのか・・・。 私は、A型ですよ!!!
2004年12月11日(土) |
そうか。今日は、土曜日だったか。 |
なんだか曜日感覚が狂っている。 クラス発表会が終り、クリスマス休暇が近付き、なにかが緩んできているのだろう。
そのおかげで、昨日のうちに買い物を済ませるのを忘れていた。 今日は、大慌てで、お買い物の日。・・・大量の食料の。 明日から、お客様がやってくるのだ。 サンタみたいだ。
ということで、リュックを担いで、スーパー・・・ではなく、なぜか「ささや」へ。 友人との約束があったのでした。
ドイツ人(ただし日本語ペラペラ)の友人と、約1年ぶりに会ったのだ。 私は彼には、容赦なく、普段通りの日本語を喋る。別に取り立ててゆっくり話したりしない。 もし理解できなくても、彼はもう、そういうレベル(つまりかなり喋れる)なのだから、大丈夫だと思っている。 思いやりがないように見えるだろうが、これが私流の思いやりだ。 だって、多分、彼くらいになると、「日本語を手加減される」事に対して、傷つくと思うからだ。プライドの問題だ。 ・・・って、力説するほどのことではないけれど。
長らくCDを借りていた先輩Zにも、無事返却終了。 で、みんなで楽しく食事した後、急いでスーパー。 リュックはパンパン 気分はサンタ
部屋の片付けをしなくては。 お客が来るのって、楽しいわ。
3日に一度はお知らせしなくては。 本と映画の感想文のblogを立ち上げました。 今のところ、なぜか本の感想ばかりだし、必ずしも感想を書いた日に読んでいるわけではないのですが、興味があったらどうぞ。 →ikuko BOOK/MOVIE
水曜日。 クラス発表会のリハーサルのため、ライプツィヒヘ。 リハして、練習した後、友人2人と食事へ。
ライプツィヒの生活も、良いなぁ、と初めて思った。 ピアノ科である友人2人の生活ぶりを聞いていると、なんだか楽しそう。 学校が終わるまで、練習して。 たまに、練習後に一緒にご飯食べて。 充実した生活じゃないですかー。
会話の中に、日本人以外の人物がたくさん登場する。 私は、彼らのほとんどを知らない。 ベルリンに住んでいるのだから仕方がないとはいえ、これでいいのか?と自問する。 よく考えると、もうこの学校の学生になって3年目なのに、いまだに「お客さん気分」が抜けない。 それは、私が意識して「学生生活」というモノに距離をおいているせいに他ならないのだが。 でも、もう2年半も、ベルリン・ライプツィヒの往復を続けてきたのだから、最後の半年ぐらいはライプツィヒに根を生やして、学校に深く関わるのも良いような気がしてきた。なんといっても、外人の友人がもっとほしい。
友人の家に泊めてもらったのだが、彼女は、外人男性との同居生活。(同棲、とかいうのではなく、完璧なルームシェア。日本人には抵抗ある考え方だが、ドイツでは一般的だ。詳しくはエッセイ「同居生活のススメ」の前半参照) これも、いいなぁ、と思う。 一度ドイツ人女性との同居に失敗した私ですらも、ドイツに慣れた今となれば、ちょっとうらやましい。 なんといっても、ドイツ語を使う機会が日常にわんさかある点。 外人恐怖症を、いまだに微かにひきずっている私にとっては、外人男性(まあ、女性でもいいのだが・・)との同居が一番良い薬のような気がする。 友人宅のような、あれだけ割り切った同居なら、サバサバしていて、かえって気持ちが良いし。 せっかくだから、完全帰国までには、ドイツ語、もう少しまともに喋れるようになりたいしなぁ。
と、なんとなく、気持ちがライプツィヒに傾いた日。
木曜。 クラス発表会でした。 弾いたのは、スクリャビン・ソナタ2番。 短い曲なので、気分的にラクではあったんだけど、やっぱり、舞台の上では緊張しましたねぇ。 ハプニングは、椅子の高さ調節が出来なかった事。 体重が足りず(なんてこと!ドイツ人仕様だからか)どんなに踏ん張っても、椅子が下がってくれないのだ。 昔なら、そこで焦ってしまうのだけど、今回は逆になんていうか、開き直ってしまった。 間違えたら、椅子のせいにしてやれ。と。(笑)。 なので、出だしは、わりと集中できました。一楽章の途中、「集中力が途切れてきたかも」と思った瞬間に、やっぱり事故ってしまった。なんとか誤魔化したけど、いやいや、精神的にブレてしまうと、すぐに演奏に出てしまうのだな。 ニ楽章は、かなりテンポが速くなってしまった。右手の細かい音符が「喋りきれなかった」感がある。しかも、最後の最後で、大きな失敗をしてしまって、ガックリ。 でも、全体的には、悪くなかったのだろう、いろんな人が「良かった」と声をかけてくれた。 先生も、まあ、満足そうなので、よしとしよう。
終わった後のビールが美味いことよ!! クラスでの打ち上げの後、日本人の飲み会、と、ハシゴして飲みまくってしまった私。
金曜。 同じ門下の、ドイツ人(やはりベルリン・ライプツィヒ往復生活をしている)の車に乗せてもらい、ベルリンまで帰ってきた。 フランク、というドイツ人なのだが、昨日のクラス発表会で初めて知り合った。 (うちのクラスは、もともとあまり交流がなく、非常にドライな門下なのだ) もう、なんていうか、途方もなくいい人で。 私より一つ年上なのだが、あんな「くつろげる」ドイツ人は、初めてだ。 ドイツ人特有の「威圧感」が微塵もない。(まあ、ドイツ人にしては華奢な体格のせいもあるかもしれないが) ベルリンに行く、もう一人の日本人の友人とともに、3人でのドライブだったのだが、ものすごく快適だった。
いいなぁ。 なんか、ドイツ人との交流の風が、吹いてきているなぁ。
二日酔いだ。 明日は、家の掃除をしよう。
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