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ほぼ毎日更新の日記です。3日分がまとめて表示されます。
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推敲もせずに書き連ねていますので、事実関係に間違いがある可能性もあります。ご了承ください。


2004年12月12日(日) 未知への恐怖。

私の家には、よくお客が来る。
いろんなものを、持ってきてくれる。
私のキッチンを使って、料理してくれる人もたくさんいる。

ということで、私の家には、なぜか、「住人である私が知らないモノ」が大量にある。

私がめったに使わない、紹興酒であったり。
よくわからない、韓国産の、お酢らしきモノとか。
玉ねぎをじっくり炒めたか煮たかして作った、ペーストとか。
醤油もなぜか二つ。(小瓶も含めると、5つだ。)
オイスターソースも、二つ。
ごま油も、大瓶が一つと、小瓶が二つ。

なんで、こんなに、調味料ばっかり、あるんだ・・・。
把握できていないものが、目の前に現れる恐怖を、散々味わう。

今日着くお客さんに備えて、キッチンを片付けていたときの出来事でした・・・。



さて。日本から着いた、お客さま。
実は、このサイトと相手のサイトとを通して知り合った方で、実際に会ったことはなかったのです。
なので、会う前は、なんとなく、ドキドキ。
このサイトで抱かれているイメージと、現実の私とのギャップや、いかに。

私より、3つ年上のお姉さま。
思ったとおり、明るく、親しみやすく、地に足の着いた、素敵な方です。
やっぱり、私は30歳前後の女性に魅力を感じるらしい。
人生いろいろあって、自分の道を見つけている、たくましき女性。
お疲れなのに、私に付き合ってワインを飲み、お喋りし、大変だった事でしょう。
身体を壊さない事を祈って・・。

しかしなんと、サイトを見て、私のこと、AB型だと思っていたそうな。二重人格に見えるのか・・・。
私は、A型ですよ!!!



2004年12月11日(土) そうか。今日は、土曜日だったか。

なんだか曜日感覚が狂っている。
クラス発表会が終り、クリスマス休暇が近付き、なにかが緩んできているのだろう。

そのおかげで、昨日のうちに買い物を済ませるのを忘れていた。
今日は、大慌てで、お買い物の日。・・・大量の食料の。
明日から、お客様がやってくるのだ。
サンタみたいだ。

ということで、リュックを担いで、スーパー・・・ではなく、なぜか「ささや」へ。
友人との約束があったのでした。

ドイツ人(ただし日本語ペラペラ)の友人と、約1年ぶりに会ったのだ。
私は彼には、容赦なく、普段通りの日本語を喋る。別に取り立ててゆっくり話したりしない。
もし理解できなくても、彼はもう、そういうレベル(つまりかなり喋れる)なのだから、大丈夫だと思っている。
思いやりがないように見えるだろうが、これが私流の思いやりだ。
だって、多分、彼くらいになると、「日本語を手加減される」事に対して、傷つくと思うからだ。プライドの問題だ。
・・・って、力説するほどのことではないけれど。

長らくCDを借りていた先輩Zにも、無事返却終了。
で、みんなで楽しく食事した後、急いでスーパー。
リュックはパンパン
気分はサンタ


部屋の片付けをしなくては。
お客が来るのって、楽しいわ。


3日に一度はお知らせしなくては。
本と映画の感想文のblogを立ち上げました。
今のところ、なぜか本の感想ばかりだし、必ずしも感想を書いた日に読んでいるわけではないのですが、興味があったらどうぞ。
→ikuko BOOK/MOVIE



2004年12月10日(金) この3日。

水曜日。
クラス発表会のリハーサルのため、ライプツィヒヘ。
リハして、練習した後、友人2人と食事へ。

ライプツィヒの生活も、良いなぁ、と初めて思った。
ピアノ科である友人2人の生活ぶりを聞いていると、なんだか楽しそう。
学校が終わるまで、練習して。
たまに、練習後に一緒にご飯食べて。
充実した生活じゃないですかー。

会話の中に、日本人以外の人物がたくさん登場する。
私は、彼らのほとんどを知らない。
ベルリンに住んでいるのだから仕方がないとはいえ、これでいいのか?と自問する。
よく考えると、もうこの学校の学生になって3年目なのに、いまだに「お客さん気分」が抜けない。
それは、私が意識して「学生生活」というモノに距離をおいているせいに他ならないのだが。
でも、もう2年半も、ベルリン・ライプツィヒの往復を続けてきたのだから、最後の半年ぐらいはライプツィヒに根を生やして、学校に深く関わるのも良いような気がしてきた。なんといっても、外人の友人がもっとほしい。

友人の家に泊めてもらったのだが、彼女は、外人男性との同居生活。(同棲、とかいうのではなく、完璧なルームシェア。日本人には抵抗ある考え方だが、ドイツでは一般的だ。詳しくはエッセイ「同居生活のススメ」の前半参照)
これも、いいなぁ、と思う。
一度ドイツ人女性との同居に失敗した私ですらも、ドイツに慣れた今となれば、ちょっとうらやましい。
なんといっても、ドイツ語を使う機会が日常にわんさかある点。
外人恐怖症を、いまだに微かにひきずっている私にとっては、外人男性(まあ、女性でもいいのだが・・)との同居が一番良い薬のような気がする。
友人宅のような、あれだけ割り切った同居なら、サバサバしていて、かえって気持ちが良いし。
せっかくだから、完全帰国までには、ドイツ語、もう少しまともに喋れるようになりたいしなぁ。

と、なんとなく、気持ちがライプツィヒに傾いた日。


木曜。
クラス発表会でした。
弾いたのは、スクリャビン・ソナタ2番。
短い曲なので、気分的にラクではあったんだけど、やっぱり、舞台の上では緊張しましたねぇ。
ハプニングは、椅子の高さ調節が出来なかった事。
体重が足りず(なんてこと!ドイツ人仕様だからか)どんなに踏ん張っても、椅子が下がってくれないのだ。
昔なら、そこで焦ってしまうのだけど、今回は逆になんていうか、開き直ってしまった。
間違えたら、椅子のせいにしてやれ。と。(笑)。
なので、出だしは、わりと集中できました。一楽章の途中、「集中力が途切れてきたかも」と思った瞬間に、やっぱり事故ってしまった。なんとか誤魔化したけど、いやいや、精神的にブレてしまうと、すぐに演奏に出てしまうのだな。
ニ楽章は、かなりテンポが速くなってしまった。右手の細かい音符が「喋りきれなかった」感がある。しかも、最後の最後で、大きな失敗をしてしまって、ガックリ。
でも、全体的には、悪くなかったのだろう、いろんな人が「良かった」と声をかけてくれた。
先生も、まあ、満足そうなので、よしとしよう。

終わった後のビールが美味いことよ!!
クラスでの打ち上げの後、日本人の飲み会、と、ハシゴして飲みまくってしまった私。

金曜。
同じ門下の、ドイツ人(やはりベルリン・ライプツィヒ往復生活をしている)の車に乗せてもらい、ベルリンまで帰ってきた。
フランク、というドイツ人なのだが、昨日のクラス発表会で初めて知り合った。
(うちのクラスは、もともとあまり交流がなく、非常にドライな門下なのだ)
もう、なんていうか、途方もなくいい人で。
私より一つ年上なのだが、あんな「くつろげる」ドイツ人は、初めてだ。
ドイツ人特有の「威圧感」が微塵もない。(まあ、ドイツ人にしては華奢な体格のせいもあるかもしれないが)
ベルリンに行く、もう一人の日本人の友人とともに、3人でのドライブだったのだが、ものすごく快適だった。

いいなぁ。
なんか、ドイツ人との交流の風が、吹いてきているなぁ。

二日酔いだ。
明日は、家の掃除をしよう。


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