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推敲もせずに書き連ねていますので、事実関係に間違いがある可能性もあります。ご了承ください。


2005年01月13日(木) 今年最初のレッスン

日本で遊び呆けていたツケが。
久しぶりのレッスン、ああ、自分の「弾けてなさ」にガックリです。
こんなにも顕著に表れるもんかね。
日本では、今思えば、適当な練習しかしなかったし、東京にいたりベルリンに移動したりで4日間は全く弾いていない状況だったし・・。
それにしても、こりゃひどい。
心ここにあらず・・・でしたから。
「良い演奏」へのアンテナが、かなり鈍っていましたから。

ピアノをおざなりにして(決して練習していなかったわけではないのだけど)、他の事を優先してしまうと、あっというまに、こうなってしまうのね。

そして、いかに、ドイツで、レベルの高いことをやっていたか
いかに、うちの先生の要求に食らいついていく事が大事だったか
いかに、「ピアノ第一」の生活が、自分のレベルを押し上げていたのか
よくわかりました。

日本に帰って、チャラチャラと気を抜くと、あっという間にヘタになってしまうのですね。
いつだって、高いレベルを目指さなくてはいけないのですね。
日本で、実家で、「弾けているつもり」になっていた私。
ダメだ〜。自分一人では、全然、気がつかないなんて。
レッスンの大切さを、つくづく実感しました。

完全帰国するときの、良い教訓となったわー。
日本に帰国してからも、誰かキビシイ先生を見つけなくちゃ。
地元の先生は、気心が知れすぎていて甘くなっちゃうだろうから、他の新しい先生を。
一ヶ月、いや、二ヶ月に一度で良いから、すごく厳しい先生に見てもらうという目標がないと、一気に今まで積み上げてきたものが崩れる可能性大。
私、まだ一人で完璧を求められるほど成熟していないのだわ。
ああ、反省。

まあ、今回の帰国は「徹底的に遊ぶ・家族と交流する」ことばかり考えていたので仕方ない、とはいえ、こんなにも音楽から心を離す事が容易に出来てしまう自分自身に、ちょっぴりショック。
ドイツにいることの意義が、わかりました。
「他に楽しみがないから、音楽に熱中できる。」
・・・身を持って実感。

取り戻すため、この一週間、頑張ります。



2005年01月12日(水) ベルリン一日目。

時差ぼけ、まっしぐら。
夕方になると、どうしようもなく眠くなってしまって、見事に19時に就寝。起きたのが夜中の1時。
あらあら。まるっきり日本時間の生活じゃないですか。
そう思って無理やりもう一度寝て、只今13日朝の5時近くです。

ベルリンは、思ったよりも暖かい。
異常気象だそうな。

ベルリン第一日は、のんびり過ごしました。
久しぶりに弾く、こっちのピアノ。
弾きにくい。やっぱり、日本のピアノに慣れてしまったからなのか。ただ単にしばらくピアノに触ってなかったからなのか。
どっちにしろ、いろんなピアノで練習するのは、いいことです。
日本のピアノでは聞こえてこなかった和音バランスの調整に、ハマってしまった今日一日。
やっぱり、ピアノ、好きなんだなぁ、自分。と、思ってしまうような集中力でした。
(眠くなってしまって、長くは続かなかったのだが)

実家から電話。
私と滞在していた友人がいなくなって、家の中が静かだという。
寂しいんだろうな。
うちの犬なんて、(多分)寂しさによるストレスで、お腹を下したそうな。ホントかよ、と思うけど、うちのチロならあり得る・・。お腹の弱い子なのだ。そして場の雰囲気に敏感な子なのだ。
まあ、チロ自身が寂しい、というよりも、母や祖母や父の「寂しい感情」を感じて影響されている、という方が正しい気がするが。
・・・そんな話を聞くと、帰ってあげたくなってくる。
弟が仕事でほとんど家に帰らない状況の我が実家、大人3人で、ほぼ無言で夕食を食べているのを想像すると、せつなくなる。
正月から、笑い声が絶えなかったことを考えると、そりゃ相当寂しい事だろう。
母など、家族のためだけに生きているような人である。
まあ、子離れしてくれ、というような話ではなく、ただとにかく、我が家は一般的に見て多分ちょっとおかしいくらい仲が良いので、私もこんなに実家が気になるわけだ。

あと半年よ。半年したら戻りますから、元気でやってくれよ。



2005年01月11日(火) ベルリンに戻り。

ベルリンに戻ってまいりました。

久しぶりの、機内食に「うへぇ〜、マズイ」と辟易。
日本で美味しいものばかり食べていたせいで、味覚が敏感になっていたようです。
スカンジナビア航空の、ご飯モノのまずさは、ピカイチ。炊き方が間違ってるんじゃないでしょうか。ベタベタのご飯と、独特の味付け、どうしても食べられませんでした。ああ。食べ物を粗末にしてごめんなさい。
そして、それを見越してあらかじめ買っておいたコンビニおにぎりを、お腹がすいた頃におもむろに取り出して食べた直後に、機内乗務員さんがおにぎりとサンドイッチを手に周ってきました。参りました。食べなきゃ良かった。

前日のサウナの、揉み返し、ならぬ、サウナ返しか、とにかく身体中が重くて、眠くて、飛行機の中でこんなにぐっすりと寝たのは初めてというくらい、よく寝ました。
しかし、「サウナ返し」なんて、本当にあるのか・・・?

ベルリンに着きまして。
久しぶりの、ガス入り水に「うへぇ〜、マズイ」と、富山の麗しい水を懐かしく思い、
久しぶりの、「バスの中、日本人一人」という状況に、「こりゃ、自立したくなくてもせざるを得ないわ」と、ここ3週間の日本生活を非常に恵まれたものと感じたのでした。

さてと。
頑張りますか。


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