日本で遊び呆けていたツケが。 久しぶりのレッスン、ああ、自分の「弾けてなさ」にガックリです。 こんなにも顕著に表れるもんかね。 日本では、今思えば、適当な練習しかしなかったし、東京にいたりベルリンに移動したりで4日間は全く弾いていない状況だったし・・。 それにしても、こりゃひどい。 心ここにあらず・・・でしたから。 「良い演奏」へのアンテナが、かなり鈍っていましたから。
ピアノをおざなりにして(決して練習していなかったわけではないのだけど)、他の事を優先してしまうと、あっというまに、こうなってしまうのね。
そして、いかに、ドイツで、レベルの高いことをやっていたか いかに、うちの先生の要求に食らいついていく事が大事だったか いかに、「ピアノ第一」の生活が、自分のレベルを押し上げていたのか よくわかりました。
日本に帰って、チャラチャラと気を抜くと、あっという間にヘタになってしまうのですね。 いつだって、高いレベルを目指さなくてはいけないのですね。 日本で、実家で、「弾けているつもり」になっていた私。 ダメだ〜。自分一人では、全然、気がつかないなんて。 レッスンの大切さを、つくづく実感しました。
完全帰国するときの、良い教訓となったわー。 日本に帰国してからも、誰かキビシイ先生を見つけなくちゃ。 地元の先生は、気心が知れすぎていて甘くなっちゃうだろうから、他の新しい先生を。 一ヶ月、いや、二ヶ月に一度で良いから、すごく厳しい先生に見てもらうという目標がないと、一気に今まで積み上げてきたものが崩れる可能性大。 私、まだ一人で完璧を求められるほど成熟していないのだわ。 ああ、反省。
まあ、今回の帰国は「徹底的に遊ぶ・家族と交流する」ことばかり考えていたので仕方ない、とはいえ、こんなにも音楽から心を離す事が容易に出来てしまう自分自身に、ちょっぴりショック。 ドイツにいることの意義が、わかりました。 「他に楽しみがないから、音楽に熱中できる。」 ・・・身を持って実感。
取り戻すため、この一週間、頑張ります。
時差ぼけ、まっしぐら。 夕方になると、どうしようもなく眠くなってしまって、見事に19時に就寝。起きたのが夜中の1時。 あらあら。まるっきり日本時間の生活じゃないですか。 そう思って無理やりもう一度寝て、只今13日朝の5時近くです。
ベルリンは、思ったよりも暖かい。 異常気象だそうな。
ベルリン第一日は、のんびり過ごしました。 久しぶりに弾く、こっちのピアノ。 弾きにくい。やっぱり、日本のピアノに慣れてしまったからなのか。ただ単にしばらくピアノに触ってなかったからなのか。 どっちにしろ、いろんなピアノで練習するのは、いいことです。 日本のピアノでは聞こえてこなかった和音バランスの調整に、ハマってしまった今日一日。 やっぱり、ピアノ、好きなんだなぁ、自分。と、思ってしまうような集中力でした。 (眠くなってしまって、長くは続かなかったのだが)
実家から電話。 私と滞在していた友人がいなくなって、家の中が静かだという。 寂しいんだろうな。 うちの犬なんて、(多分)寂しさによるストレスで、お腹を下したそうな。ホントかよ、と思うけど、うちのチロならあり得る・・。お腹の弱い子なのだ。そして場の雰囲気に敏感な子なのだ。 まあ、チロ自身が寂しい、というよりも、母や祖母や父の「寂しい感情」を感じて影響されている、という方が正しい気がするが。 ・・・そんな話を聞くと、帰ってあげたくなってくる。 弟が仕事でほとんど家に帰らない状況の我が実家、大人3人で、ほぼ無言で夕食を食べているのを想像すると、せつなくなる。 正月から、笑い声が絶えなかったことを考えると、そりゃ相当寂しい事だろう。 母など、家族のためだけに生きているような人である。 まあ、子離れしてくれ、というような話ではなく、ただとにかく、我が家は一般的に見て多分ちょっとおかしいくらい仲が良いので、私もこんなに実家が気になるわけだ。
あと半年よ。半年したら戻りますから、元気でやってくれよ。
ベルリンに戻ってまいりました。
久しぶりの、機内食に「うへぇ〜、マズイ」と辟易。 日本で美味しいものばかり食べていたせいで、味覚が敏感になっていたようです。 スカンジナビア航空の、ご飯モノのまずさは、ピカイチ。炊き方が間違ってるんじゃないでしょうか。ベタベタのご飯と、独特の味付け、どうしても食べられませんでした。ああ。食べ物を粗末にしてごめんなさい。 そして、それを見越してあらかじめ買っておいたコンビニおにぎりを、お腹がすいた頃におもむろに取り出して食べた直後に、機内乗務員さんがおにぎりとサンドイッチを手に周ってきました。参りました。食べなきゃ良かった。
前日のサウナの、揉み返し、ならぬ、サウナ返しか、とにかく身体中が重くて、眠くて、飛行機の中でこんなにぐっすりと寝たのは初めてというくらい、よく寝ました。 しかし、「サウナ返し」なんて、本当にあるのか・・・?
ベルリンに着きまして。 久しぶりの、ガス入り水に「うへぇ〜、マズイ」と、富山の麗しい水を懐かしく思い、 久しぶりの、「バスの中、日本人一人」という状況に、「こりゃ、自立したくなくてもせざるを得ないわ」と、ここ3週間の日本生活を非常に恵まれたものと感じたのでした。
さてと。 頑張りますか。
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