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ほぼ毎日更新の日記です。3日分がまとめて表示されます。
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推敲もせずに書き連ねていますので、事実関係に間違いがある可能性もあります。ご了承ください。


2005年05月11日(水) 独りの部屋

居候が帰国。
空港までお見送り。

ここしばらく、遊びすぎて、人と会いすぎて、食べ過ぎて、
疲れきって、ボーっとしたまま、独りの家に戻り、
ふと気がつくと、
家が汚い。

あああ。居候がいたのに(いや、いたから?)、お掃除すら出来なかった私の余裕のなさったら。
ずっと外食ばかりで、あんまり料理も作ってあげなかったしなー。
ごめんなー、ひっぱりまわしちゃって。居候さん。
独りになって、ようやく、自分のいたらなさに気がつくのだ。
そんなもんなのだ。


夜、久々にフィルハーモニーに、室内楽を聴きに行ってきました。
疲れた体を押して行ったので、かなりキツかったが。
しかも明日はレッスンなのに。頑張ったぞ、私。

さて、演奏会、管楽器中心。
パユ、マイヤーのそれぞれのソロとか、この間私も弾いたプーランクのファゴットとオーボエのトリオとか、ベートーベンとか。
なにはともあれ、ピアノのブロンフマン、どうも好きになれんなぁ、で終始してしまった。
プロコのフルートソナタが頭から離れない・・・。



2005年05月10日(火) 優雅な一日

知る人ぞ知る、安永徹・市野あゆみ両氏と、夕食を「ささや」にてご一緒してしまいました。

楽しかったー。まったく気取らないお二人の人柄と、話の面白さ。
「遠慮しないで食べてください、そして、お返しはしなくていいから、かわりにもっと若い人に同じようにしてあげてください」というセリフに、いやー、参りました。(本当に遠慮なく食べてしまった。)
「企画が面白ければ、ノーギャラで弾きますよ」とか。いやいや、とんでもない、という感じですが。
素晴らしいよなー。


しかし、今日は、なんだか、贅沢&優雅な一日でございまして。
お昼にも、昔、日本人がよく集まっていたイタリアンレストランのオーナーさんのご自宅にお邪魔して、素晴らしい昼食をご馳走になってしまったのだ。
シュパーゲル(白アスパラ)が、あれほど美味しいとは思わなかった、と、今更気がついたくらい、美味しかった〜。
最高級のワインとともに(昼間から飲むなよ、って話ですが)、超・幸せなひとときでございました。
ありがとう、Aさん!!

食べすぎです。確実に太りました。
明日、居候が帰国します。
ようやく、日常が戻ってくるか・・・。



2005年05月09日(月) 弦楽器のクラシック社会

私は、弦楽器との室内楽をほとんどやったことがない。
弦楽器の友人や、室内楽をたくさんやってきたピアノ科の友人たちと飲んでいると、だから時折、疎外感を感じることがある。

じゃあ、やればいいじゃないか、と思うかもしれないが、なぜだろう、昔から、なんとなく、理由もなく、弦楽器の世界を敬遠していた自分、ドイツに来てオケをたくさん聴き、弦楽器の美しさも十分わかっているはずなのに、なぜか一緒に演奏してみたいと思わない自分がいる。

弦楽器を弾く人というのは、幼い頃から英才教育を受けている人がわりと多い。管楽器や歌は、学校のブラスバンドや合唱部から始める人が多いのと対照的に。
なんとなく、やっぱり、お嬢や坊ちゃんが多かったりするのだわ、弦は。
だから、庶民な私は、感覚的にしっくりこない部分があるのかもしれない。音楽とは別の部分で。
もちろん、一人一人の人間を見れば、馬鹿なヤツもいれば(笑)超庶民派な人もいるから、要するに、今まで弦楽器の人とあまり付き合ってこなかったという、環境、慣れの問題でもあるのだけど。

そんな自分をわかっているから、無理に室内楽を始めようともしていないわけだが
やっぱり、なんか、ちょっと、寂しくなったりもするのだよ、ええ。

歌や合唱が好きで、そのためなら、自分から率先して、喜んで動くことが出来るんだけど。
好きこそ物の上手なれ、ですな。

結局、音楽が好き、よりも、人間が好き、なんだろうね、私。
人間が好きだから、音楽が好き?
よくわからないけど。


そんなこんなで、弦楽器の友人のコアな会話に多少引き気味の私。
オケや室内楽、聴くのは大好きなんだけどねぇ。その世界に足を踏み入れるのを躊躇するのは、自分に自信がないからでもあるのでしょう。クラシック人間社会にどっぷり漬かる覚悟・勇気、いや、その気がないからなぁ、結局。
これも、資質だし、無理してやらなくてもいいとは思うのだけど。
ちょっと、寂しくはあるのですよ、ええ。


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