ムッキーの初老日記
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オッサン君が、弱っている。風邪を引いた。
しかも土曜日曜そして今日と、引きずっている。
明日も引きずりそうな兆しである。
これは非常に珍しい出来事だ。
オッサン君ほど丈夫な男もそういない。
とにかく体調を崩さない。風邪がうつらない。
今年の1月、インフルエンザで倒れ40度の熱を出している私の隣に寝起きして
全く感染しなかった男である。
4年前にインフルエンザにかかった時もそうだった。
脳味噌が凝固しそうな程の高熱と、体がバラバラになりそうな関節の痛みに
うんうん唸っている私の横で、大口を開け天下泰平に大いびき。
それでも全く感染しなかった男なのだ。
そんなオッサン君が、私より先に風邪を引くなんて、いまだかつてなかった事だ。
オッサン君が弱ったのか、私が丈夫になったのか。
今心配なのは、オッサン君の風邪が私にうつりはしないかという事。
私は本当に風邪をもらいやすい。
風邪気味の人と一緒にいると、必ず自分も体調を崩してしまう。
だが今回ばかりはそう易々とうつってはいられない。
なんと言っても10/27にチーちゃまのコンサートが控えている大事な体なのだ。
絶対うつりたくない!
寝汗をかいたオッサン君のパジャマ交換を手伝ったり
熱さまシートをこまめに取り替えたり
ホットオレンジジュースを運んでやったり
甲斐甲斐しく世話を焼く妻にオッサン君は
「いつもすまないねええ」とご満悦だが、ヤツは知らない・・・
早く治って欲しい本当の訳を・・・。
風邪予防キャンディーCOLD-EEZEをマメになめ、水曜を待つ。
いや、たとえ風邪を引いても這ってでも行くけれども。
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2004年10月23日(土) |
代打日記 / オッサン君のプチ全国制覇 |
今まで何度か「オッサン君の語り」という形式で日記を書いたが おわかりとは思うが、もちろんあれは私が書いたものだ。 だがしかし、今日の日記は違う。正真正銘リトゥン・バイ・オッサン君である。 3年間つぶやいてばかりだったオッサン君の初の長文挑戦を、ぜひ読んで欲しい。
プチ全国制覇の夢 / オッサン君
何年か前の話。何気に聞いたラジオの深夜放送で
『電気グルーブ』と言うグループが喋っていた。その放送の中に
【日本全国ピエール瀧化計画】と言うコーナーがあり、
他のラジオ番組や雑誌に投稿する時は
ペンネームを ピエール瀧 にし、
ピエール瀧と言う名前を全国的に広めよう!と言う人気コーナーだった。
そんなある日。少年ジャンプを読んでいたら、後のほうの投稿コーナーに
「ピエール瀧」と言うペンネームの人が5人も6人も載っており
1人爆笑したのを覚えている。そこで俺も
【日本全国 オッサン君 化計画】を、いつか決行してみたいと思っている。
『こたえてちょーだい』の番組の最後に
「今日のプレゼントは○○県のペンネームオッサン君です」
なんて河合俊一に発表されでもしたら
あの時のように1人で爆笑すること間違いないだろう。
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2004年10月21日(木) |
もうすぐ会えますね。 |
カレンダーをみてふと思う。もうすぐ「彼」に恋して1年になるのだな・・・と。 私の心が求めて離さない、マイ・デステニー松山千春。
これまで彼の生のステージを見る機会に、ニ度恵まれた。 一回目は、これを見て彼に惚れた、そのキッカケとなった去年の秋のコンサート。 二回目は、今年の初夏に行った、埼玉県熊谷でのコンサート。 ありがたいことに、彼は春と秋、年に二度もコンサートツアーをする 今となっては珍しい、そして正しい形の、最後のフォークシンガーである。
そしてもうすぐ三度目のコンサートの日がやって来る。 来週、群馬県桐生市でのコンサートに行くのだ。 またしても未知の場所ではあるが、熊谷までロクな地図さえなしで行った事を思えば 距離的に熊谷の約半分の桐生など、私にとってはハナウタ程度なのである。
同行者はまたしても絶倫の倫ちゃんだし。 携帯の呼び出し音はすべてチーちゃま着うた♪だし。 しかも今度は自作じゃない、クリアな音だし。 今までで一番いい席のチケットは届いてるし。 もう準備万端整って、あとは当日が来るのを待つのみである。
若い頃、あんなに髪の毛がフサフサってたチーちゃまも スキンヘッドになって久しく、そしてもうすぐ49歳になる。 いいオッサンであり、初老真っ只中である。
私と同じく、彼もああ見えて案外病弱だ。 どうか体に十分気をつけて、一年でも一箇所でも多くコンサートが出来ますように 一日でも一曲でも多く、歌い続けてくれますようにと 心から祈らずにはいられない。
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2004年10月18日(月) |
ラン!ムッキー!ラン! |
先日の日記で20年ぶりに高校時代のクラスメイトにばったり会ったと書いたが そのせいか、書いた晩に夢を見た。
舞台はどこかの居酒屋っぽい場所 私は湖畔の恋人カオリちゃんと二人で楽しく食事をしていた するとカオリちゃんがハッとして
「あれ?あっちの席にダンナ(マサカズさま)がいるー。 あれま、偶然、ちょっと行こうか。」
と、私の手を引いてマサカズさまの席に連れて行った マサカズさまは4人で飲んでいて、そのうちの一人が なんと昔あこがれていた、会社の先輩だったのだ
『○さんがいるの!?えーマジっすか!どうしようどうしよう。』
私は激しく動揺した 足が震えるほど緊張しながらマサカズさまの席の前に立つ私 なにかの陰になって、○さんの顔は見えない カオリちゃんがマサカズさまに何か話しかけ、連れの3人にも順々に挨拶をしている そして遂に○さんにも話しかけている
「○さん、お久しぶり、ムッキーも一緒なんですよ。 ムッキーほら、○さんだよ。」
○さんの顔はまだ見えない、後姿だけが見えている あの頃のままのヘアスタイル、肩の感じ、おおホントに○さんだよ
私は心臓が口から飛び出しそうなくらいドキドキしている あの頃、大好きだった○さんが どうしてるのかな、会ってみたいなと思っていた○さんが、そこに座っている。
「え?ムッキー?ホントかよー、懐かしいな」
覚えのある声がそう言う そしてゆっくりと体をひねって、こっちを振り向こうとしている
ああ○さんが○さんが・・・!感動の再会の瞬間である。
ところが。その時私は思いもよらない行動に出たのだ。 なんと、今まさに○さんが振り返るというその瞬間
踵を返し、脱兎のごとくその場を逃げ出したのだ。
あんなに好きだった○さんなのに、会いたかった○さんなのに 私は○さんに背中を向けて、ダーーーーッと全速力で逃げ出した。
走りながら私は思っている。
『わああああ(T□T)あああ!なんで逃げるんだ俺〜!?』
自分でも良くわからないで、それでもまだ走っている。
そこで目が覚めた。がっくり・・・。 なんだよーなんで逃げたんだ私よ・・・。 後悔したがもう遅い。
そして思った。
きっと私は初老になった自分を見せたくないのだ。と。
まさしく先日の日記に書いた理由だ。 20歳のムッキーがいきなり39歳になった姿を、憧れた人には見せたくないのだ。 女の見栄?いったい何なんだろうこの感情。 冷静に考えりゃ、○さんだってもういいオッサンなのに。
今度夢で会ったら、また私は逃げ出すだろうか? そして、もし本当にどっかでバッタリ会ってしまったら 私はいったいどういう行動に出るだろうか?
そんな日が来て欲しいような、欲しくないような。
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先日、スーパーに立ち寄った時のこと。 車を降りたと同時に呼び止められた。
「木村ムッキー!?」
旧姓のフルネームで呼ばれるなんて何年ぶりだろう。 ハッと見ると、見覚えのある顔。 私は記憶をグルグルグルと高速回転でめぐらせる。
「もしかしてゆりえ(仮名)?」
「そうそう!いやー久しぶりぃ!高校卒業以来だねぇ!」
彼女は中学高校と同じ学校で学んだ子だった。 なんだかんだと話をし、結構近所に住んでいることも判明。
彼女は結婚して今は花園ゆりえ(仮名)というそうで
「ぎゃっはははは!何だよずいぶんインチキくさい名前だなオイ。」
「そうなんだよー偽名っぽいでしょー。」
といって大笑いした。人の名前で大笑いするのもどうかと思うが ゆりえは昔からそういうことを面白がる性格だったのを、私は忘れなかった。
懐かしいね、今度お茶でも飲もうねと電話番号を交換して別れた。
しかしあれだ。20年ぶりに会うのって、覚悟がいるような気がする。
20年ぶりにゆりえを見て、正直「年取ったなあ!」と思った。 誤解しないで欲しいのだが、ゆりえが特別老けたわけではない。
私の中でゆりえは、高三のままだったのだ。会ってなかったから。 「ゆりえ」と聞いて思い出すのは高校時代の彼女の顔だ。 18歳の花もさかりの娘さんが、いきなり39歳になって現れたら そりゃあもう誰だってビックリたまげるであろう。
絶倫の倫ちゃんや、湖畔の恋人カオリちゃんや鹿島のK子ちゃんなど 高校時代、いや中学小学時代からつきあってる友達は多いが 別段老けたとも年取ったとも感じないのは、ずーっと彼女達を見ているからだ。
たぶん、ゆりえも心の中で「ムッキー老けたな」と思ったであろう。 彼女が思い出すムッキーも、きっと18歳のままだったろうから。
かなり昔にも書いた事があるが、やはり同窓会にはマメに出席するほうがいい。 逆にずっと欠席している同窓会には、もう一生出席すまいと心に決めた。
クラスメイトの心に、いつまでも15歳の私が残るように。
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