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| 2005年04月02日(土) | ヤツの伝説 |
昨日に引き続き大槻さん(仮名）の話。
昨日も書いたが、ヤツは見た目はいいのだ。
笑顔がキュートな好青年で、お客様のマダム達にも人気があったと思う。
少し背が低いのはご愛嬌、額のかたちが美しく
例えるなら･･･ビッグ発言で干される前の田原俊彦系の顔をしていた。
通勤時、水戸駅構内を通って月極駐車場に行くのだが
駅というのはいろんな人がいるもので
よく宗教だのエステだのなんだのの勧誘を受け
うざったいったらありゃしなかったが、ヤツはそれさえも楽しんでいた。
「ちょっとすいません、お話いいですか？」
宗教の勧誘らしき人に声をかけられると、ヤツは思いっきり顔を作って振り返る。
「･･･あ？」
「��(￣▽￣）いえ！なんでもないです！すいません！」
その雰囲気は、相手を一発でびびらせるに十分な効果があった。
そしてヤツは追い討ちをかける。
「人に話しかけておいて逃げんなよオイ！
何の話だ？言ってみろ。あ？聞くぞ！おい！待てよ！」
「い、いえ結構です！すすすいません！ε-ε-ε‐へ（；゜▽゜ ）ﾉ」
そして次の日。こういう勧誘はたいがい毎日毎日やってるもので
なんと同じ人が、またヤツに声をかけてしまった。
「ちょっといいですか？お話させてください。」
「･･･あ？･･･あ！テメエは！」
「��(￣□￣;）」
なんと、振り返ったヤツの顔を見た勧誘の人、
今度は何もいい訳もせず、脱兎の如く逃げ出したそうだ。
二日連続でヤツに声をかけてしまうなんて運が悪い人もいるものだ。
この宗教に効果なし、と言う感じだ。
この大槻さん。初めて見た時から、知り合いに似ていると感じていた。
顔は大槻さんのほうがずっと男前なのだが、雰囲気とか横顔が
昔ちょっと好きだった人にとてもよく似ていたのだ。
ある日、思い切って聞いてみた。
「ねえ大槻さん、○○って親戚いない？」
「いるよ。」
「マジで！？それって△△市の！？」
「うん、そうそう。」
「うそ！ホントに！？うわー！すごい偶然！○○××って知ってる？
え、従兄？やっぱり！すごく似てると思ったんだよ〜！」
「･･･すまん、ウソだ。」
「え！��(￣▽￣）ウソ！？な、なんでまたそんなウソを！？」
「いやームッキーが誰と間違えてるのかなーって思ってさ（＾∀＾）」
「なぬ！」
「そんなに夢中で聞くような知り合いなのかなーって（＾∀＾）」
「うが！」
「で、○○××って、誰よ？どういう関係だったんだ？ん？ん？
オッサン君には黙っててやっから、言ってみろ？（＾∀＾）」
ぐうの音も出なかった。
+・+・+おっちゃん君のメロディー+・+・+
| 2005年04月01日(金) | ヤツの思い出 |
私が結婚したての頃に勤めていたデパートに
大槻さん（仮名）という同僚がいた。
彼は確か私より２歳年下で、当時２３歳ぐらいだったと思う。
デパートマンだけあって、売り場では一見、物腰柔らかく爽やかな好青年なのだが
実は相当コワイ男だったりした。一言で言えば
ヤンキー･･･？
うーんちょっと違う･･･。彼は何に分類されると言えばいいのか･･･。
茨城はヤンキー文化圏。
ヤンキーだったと説明するのが一番早いのだが、それともちょっと違うのだ。
身内や仲間にはこの上なく優しい男。
その分知らん人には容赦なかったりする。
愛車をそれはそれは大事にしており、冬はもの凄い長時間暖気をしていた。
彼とは同じ月極駐車場を借りていたのだが、私より早く帰ったはずなのに
後から行くとまだ暖気していた、なんて事は日常茶飯事だった。
「大槻さん！まだいたの？なにやってんの？」
「おう、いやまだ水温計がよ、上がって来ねえんだよ。
ここまで(とメモリを指差し）上がらねえうちは動かさないって決めてんだよ。」
「あーそう(；￣ｰ￣)･･･がんばれ。んじゃ、お先に。」
「なんだよぅ、冷てえなー。ムッキーももっと暖気したほうがいいぞ。
エンジンかけてこっち来て話しでもするべよ〜。」
これで何回彼の暖気に付き合ったかわからない。
そんな車を大事にしている大槻さんの濃紺の車が、ある時真っ白に汚れていた。
仕事が忙しく、休みもないので洗車が出来ないのは知っていたが
あまりに真っ白だったので、思わずドアのところに指で
『汚ねーぞ！洗車しろ♪』
と冗談で書いておいたら･･･
翌日売り場に行くと大槻さんが青筋立てて寄って来てこう言った。
「ムッキー、聞いてくれよ。俺の車に誰かが落書きしやがったんだよ。」
あ、それ私、と言おうとした私を遮って彼はなおも続けてこう言った。
「ちくしょー許せねえ！草の根分けても探し出してぶっ殺してやる！」
Σ(￣□￣;）ひー！こ、殺される！
彼は本気だ。殺しはしないだろうが、半殺しぐらいは平気でする男だ。
ばれる前に自白したほうがまだよさそうだ。
「あ、あの、あの、それ書いたの、私なんだよ････」
おそるおそる告白した私に、鬼の形相の大槻さんの顔が変わった。
「なーんだよ〜ムッキーだったのか〜！はははは！
ならいいんだよ〜！そっかそっかー（ ＾□＾）
俺はまたどっかの知らんヤツがやったのかと思ってさ〜。
なんだーそうかそうか〜あはっはっはっは♪」
それはまるでえびすのような顔であった。
この時ほど、大槻さんの友達でよかった！と思ったことはない。
他人だったら半殺しの目にあう所だった。
そんな大槻さんがある日真面目な顔で私にこう持ちかけた。
「ようムッキー、俺んちの家紋いらねえか？」
「へ？大槻さんちの家紋？なんでまた。
��(￣▽￣）は！プロポーズなら断るよ！あたしゃもう結婚してるんだから。」
「っばーか！ちっがーよ！俺んちの家紋のシールいらねえかって事だよ。」
車に自分ちの家紋を貼ろうと思ったんだけどさ、２，３枚作るのって高いんだよ。
それが５０枚だとさ、すげえ安く作れんだ。
だからみんなに俺んちの家紋買わせて、どうにか５０枚にしようと思ってんだよ。
真面目にそう説明する大槻さんの話が終わらないうちに
「私が大槻さんちの家紋なんか買ってどうしろっての！いらんいらん！」
そう冷たくあしらったら
「ちぇームッキーもダメかー。まだ１枚も売れねえよ。」
としょんぼりしていた。
あたりめーだ！
+・+・+おっちゃん君のメロディー+・+・+
| 2005年03月31日(木) | 地震雲連絡会 |
今年の２月、茨城県南部を震源とする震度５の地震があり
私の住む水戸も、震度4の揺れを感じた。
この辺りは地震の多い地域なので震度３までは慣れっこだが
４になるとさすがに「女だらけの水泳大会」くらいドキッ！とする。
その後、初老BBSに
「地震の前日、茨城の方角の空に、まるで龍のような雲を見た。」
というタレこみがあり、ああやはり地震雲と言うのは本当にあるんだなあと思った。
そしてつい先日、今度は九州の福岡で震度６という大きな地震があった。
運のいいことに、福岡に住む私の友人知人親戚はみんな無事であったが
大きな被害を受け、不便で不安な生活を強いられ
怪我をなさった方々がたくさんいらっしゃる。
その地震の瞬間の様子を、克明につづったこの方の日記を読んでみて欲しい。
最後近く、やはり地震雲の記述がある。そう、彼女もやはり見ていたのだ。
子供達と雲を眺める描写がほのぼのとした雰囲気だけに
その後の大地震を思うと、余計に不気味さが増す。
小さな地震には慣れっこの私だが、やそれでもはり怖い。
グラッと来るたびに『遂にその時が来たか！？』と思う。
避難袋を用意していても、持ち出せなければ意味がない。
寝込みを襲われたら、もうどうしようもない気がする。
どうしたものか･･･。
やはり前兆として一番気付き易いのは、地震雲ではないかと思った。
せめて半日前にでも「おかしい」と気付いていればまだ違うと思うのだ。
そこで友人達にメールを打ち
「地震雲（らしき物）を目撃したらすぐにメールで知らせ合おう！」
という協定を結んだ。
いつもと違う空の色、見たことないような形の雲などを見かけたら
貴方の友人知人、みんなにすぐに連絡して欲しい。
そして物のついでに私にも連絡して頂ければ幸いだ。
BBS、メール、なんでもいい。知ってるヤツはぜひ携帯に頼む。
いつも心に地震雲連絡会を！
+・+・+おっちゃん君のメロディー+・+・+
| 2005年03月30日(水) | 頭痛天国下痢地獄 |
先日、アメリカに住む友人から荷物が届いた。
彼女はいつも私が好きそうな、私に役立ちそうな物を送ってくれるのだが
今回は「GSE濃縮エキス」という物を送ってくれた。
GSE。グレープフルーツ・シード・エキス。
これは有機栽培のグレープフルーツの種や幹から合成された
実際にアメリカの病院で殺菌、消毒に使用されている天然の抗菌、抗ウィルス物質で
あらゆる菌に働きかけて体を守る働きがあるそうだ。
実際この冬彼女が風邪をこじらせた時、GSEを数滴入れた水でうがいをした所
喉の痛みがピタリと治まり、とても助かったと言っていた。
それで「これはしょっちゅう喉を腫らしてるムッキーにもってこいだ！」と
私の為に同じものを買って送ってくれたのだ。
最近は以前ほど風邪を引かなくなった私ではあるが
こういうものが傍にあると非常に心強い。
それにうがいだけではなく、いろんな場面でGSEは活躍するらしい。
これさえあれば百人力、『いつも心にGSEを！』と言う感じだ。
その他に器用な彼女の手作りのストラップが入っていた。
色とりどりの天然石ビーズに、ウサギのチャームが付けられていた。
彼女は趣味と実益を兼ねてビーズアクセサリーを制作しているのだが
私から「宇佐山さんが逝ってしまった」という連絡が入ったまさにその時
ウサギのストラップを作っていたそうで、なにか不思議な縁を感じ
今回そのストラップも一緒に送ってくれたのだ。
アメリカに永住してしまった彼女とは、正直もしかしたら
このまま一生、この世で会う事はないかも知れない。
だが海を越え時間を越えて、自分を心配し気にかけてくれる人がいるのは
なんと心強くありがたい事だろう。
そんな彼女と先日メッセでお礼がてら話をした時、こんな事を言っていた。
友「アメリカって、確かに薬や生活必需品が日本に比べて安いんだけど
全部が全部じゃないんだよね。トイレットペーパーなんかメチャ高いよ！」
ム「へえー、幾らくらいすんの？」
友「そうだなあ･･･ひと巻き１ドルと思っても間違いじゃないくらい。」
ム「え！１ドル！？ひと巻きで！？おちおち下痢も出来ないなそりゃ！」
友「ホントだよー。今月は下痢が多くて赤字だわってなりかねないよ。」
ム「だよねえ。本当にこれで尻など拭いていいのだろうか？って気分になるね。」
友「うん、日常の事なのに、贅沢してる気分。」
ム「セレブだね。」
友「尻セレブだね。」
徳用サイズの頭痛薬が、日本では信じられない安値で売られているアメリカの
意外な一面を見た気がした。
まさに頭痛天国、下痢地獄なのだ。
+・+・+おっちゃん君のメロディー+・+・+
| 2005年03月29日(火) | 一日ー掃除 |
いつのまに･･･いつのまにこんなに物は増え、部屋は乱雑になり
あんな所やこんな所に埃が溜まるのだろうか？
掃除しようと思っても、この物の多さ、汚れ具合では
１日２日じゃとてもカタが付かないことは火を見るより明らかである。
「まあいいよ、いつもの所だけやってれば。埃じゃ死なないしさ。」
そういい訳をし自分を甘やかし、延ばし延ばしにしていたが
先日ふとしたきっかけである本を入手し、考えが変わった。
「ガラクタ捨てれば自分が見える」
ガラクタがあるとどんどん運気が下がる。
汚い部屋に幸運はやって来ず、綺麗な空間でこそ風水は生かされる。
スペースを空ければ、そこに新しいもっといいものが舞い込んでくる。
身辺を整理し、余計なガラクタを捨て、滞った気を除き
精神を停滞させる不要品の整理をしよう！
･･･とこんな内容なのだが、そんな難しい事は何も書いてない。
もっと簡単に言えば、要らんもんは捨てろ！という事だ。
これが私の『やる気』を呼び覚ました。
そうだ、こんな豚小屋にいても良い事なんか何もない！
狭いと不平を言う前に、すすんで不要品を処分しよう。
短期間でどうにかしようと思うからいけないのだ。
長期的に、少しづつ、出来る事からコツコツとやっていけば
数日後数ヵ月後にはすっかり綺麗になった我が家の出現だ！
はっきり言って、今は風水なんかはどうでもいい。
ただ爽やかな空間を手に入れれば、自分の気分がいいからやろう。
そうだそうだ、やろうやろう。
そして私がまず始めた事は、不要品を見つけゴミに出す事と平行し
「１日１箇所(１個）どこか（何か）を綺麗にする」という事だ。
どことは決めず、自分のその日の持ち時間と相談し
時間が取れる日は、窓を磨いたり、トイレを徹底的に掃除したり
時間がない日は、ＴＶなどのリモコンを綺麗にするだけでもＯＫ。
これなら、１ヶ月で３０箇所がクリーンになるのだ！
２ヶ月なら６０箇所、１年なら３６５箇所！（･･･気力が持てばね･･･）
始めて今日で４日目。
ものすごい大量のゴミが出た。昨日のゴミの日には５袋分のゴミを出した。
燃えないゴミの日、資源ごみの日まで、出せないゴミはまだ積んで置くので
今はよけい雑然としているが、やがてやって来る各ゴミの日にこれを出したら
どんなにすっきりする事だろう！
さあ、今日は帰ったらどこを綺麗にしようかね。
+・+・+オッサン君のメロディー+・+・+
