するめ烏賊の空
もくじ軌跡


2002年06月08日(土) わぁ1ヶ月振り。

沈黙の月日の間に時は悠々と過ぎていて、気がつけばアラっという間に帰国の時。

「海外生活2年とちょっと」などと書いてみると、実際私の周りを通り越していった時間よりも、遥かに長いような気がする。此の期間、確かにある瞬間では永遠に続きそうな悪魔的な情況もあったが、感想を単純化してみるとやっぱり、やさしい時間だった。まずは異文化体験でちょくに得た新しい物の見方、客観性の大切さ、善悪とかの基準の曖昧さなんかも。あと、此の国のあらゆる意味での弱者に対する優しさ、助け合い精神。ちっちゃくいったら、エンターテイメントよいしょ根性。そうそう、移民の国の歴史と肌の色差別で見た、アメリカの懐の広さと狭さの両面性も。あとはやっぱり英語力かしらん。平凡な脳味噌なので、勿論宇多田さんレベルには遠く及ばないが、ほんのりと英語出来るよってな具合ですな。

荷物は今日、日本へ送った。私の部屋には置いてくベットと、手荷物にする少しの衣料だけ。惨劇的な私の部屋のいつもとの違いは、新しいところへの真っ黒不安とキラリ期待。


2002年05月07日(火) i was screwed up

今日コーラスのクラスで、3小節のソロパートを頂きました。

んなこといきなり言われてできるかぁぁぁっ!
ソロの事なんか此れっぽっちも考えてなかったから全然音程知らないし。其れより何より本番は明後日。

そんなしとしと雨の日。
車に轢かれて半死のスカンクが、陸に上げられた魚類の様に跳ねまくっているのを目撃しました。一思いに殺すのが幸せ?




2002年05月06日(月) びーだまの2乗

久し振りの日記。最早日記としての機能をはたしてないが、それはそれ。
庭にはひめ林檎、ヒヤシンス、木蓮が咲き誇り、ついでに得体の知れないキノコも群生してる。路傍の木々も白い花を咲かせて、なんとも可愛らしげ。ええ、春よ春。寒いけど。

帰国の日にちを決め、飛行機のチケットを取った。出発はこちらの6月23日。学校行くのも数えたらあと14日で世界は確実に続いていくのを感じる。なんて、しみじみしてても明後日にはAPテスト(合格するとアメリカの大学のクレジットがとれる。お値段なんと78ドル)があるし、其の10日後にはTOEFL。学校では7分間以上のプレゼンテーションと、8枚のペーパーも提出しなくちゃ卒業できない。更に6月の頭には最後のSATがまっている。卒業間際にしてイベントが一杯で、でも頭と身体は現在日付変更線上付近にふわついているから、其のズレが腹ただしい。まあ、やらねばならん。「やらなきゃ何も変わらない」って、世界中で使い古されている言葉もあることだし。
昨日も昨日で、テストでありました。出来は・・嗚呼(悩ましげに)微妙。

アメリカがイラクにちょっかいかけようとしてる。其れがが政治のクラスで話題になって、皆で色々話してたんだが、クラスに一人居るユダヤ人の意見が面白かった。彼は彼はアメリカで生まれたんだけど、やっぱりユダヤ人なんだなぁと。彼の意見は民族の意地みたいなのが匂ってきて、私は何かがずれていると感じた。其れがなんなのかは、無知な私には解りませんが。あれだ、勉強が必要だね。

生命科学とか情報工学に興味がある。大学は経済・経営の方へ進むのはもう確実なんだが、理系の純粋な思考とか楽しそうだなあなんて思う、今日この頃。


2002年04月16日(火) 小難しいのが上級であるってのは誰が決めた?

今日は気温が30℃ぐらいあったんじゃないかしらん。おまけに湿度も高かったので空気がみっしりと漂ってた。

明後日はいよいよミュージカルの本番。皆テンションが高くなって、何処か浮ついてる。主役たちの目がちょっぴり怖い。(脇役達はお気楽)最初の頃の予想を裏切り、結構楽しんでいる自分である。寧ろのりのり。なんだろ、アメリカ特有のショービジネス根性って言うのかしらん。歌って、踊って、演技して。お客を存分に楽しませまっせ云う心意気が、気持ちいい。単純明快なのも、たまには良い。

ミュージカルのタイトルは"Anything Goes" 有名な人が書いた、有名な作品らしい。私は勿論知りませんが。単純なラブコメなんだけど、其のセリフと曲が最高にオサレである。同じ単純でもディズニー作品と比べたら、あんた。主役のいけすかない女は音をよくはずし、キンキン声を張り上げるが、もう一人の主役の女がものすんごい歌が上手いので聴いてると酔います。此れが日本で云う中3だってんだから、信じられん。

兎に角明後日、2ヶ月近くの練習の日々が実ることを願う。



ゆら |MAIL