星の行方(レックナート視点2プレイ記)
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2002年03月07日(木) 自分で決めた道

きくまる「昨日はありがとうございました」
ハンフリー「礼には及ばん…」

街道の村で出会った青年とつい話し込んでいるうちに、すっかり遅くなってしまった。すると彼、ハンフリーがぼくらに宿代をおごってくれたのだ。



ていうかこいつらどうしてマチルダ領内にいるのよ?ちょっとルック、説明してみなさい。
ルック「別に興味ありませんから」
…ルック?(ものすごい優しげな笑顔)
ルック「判りました。まずひとつ、レックナート様の存在を知った以上、敷かれたレールの上を歩くのを嫌がり、すぐにミューズに向かうのを避けた」
ふん。
ルック「もうひとつ、まず戦う為に必要なのが情報と資金調達と考え、調べていたら、面白い情報を手に入れた。
一般には知られていないが、簡単にマチルダ領内に入れる方法があると。
でまあ、情報と資金の必要性を、先を急いで反対しそうなジョウイに説いて、今ここに至ると。…この辺で勘弁してください」
たった今考えたにしてはまあまあね。いいわ。

でもせっかく命からがら来ても、マチルダの交易商人留守なのよね。ふっふっふ、ざまをみなさい。


2002年03月03日(日) 始まりの紋章

戦いに敗れ、砦にも総攻撃がかけられた。
ぼくの目の前で、ルカは、ポールを殺した。

ビクトールとフリックが砦を爆破させたおかげで、ぼくらは逃げることができた。

ミューズで待ち合わせをすることになったので
トトの村の橋を渡っていく。
すると、ピリカちゃんの様子がおかしい。



さあ、はりきっていくわよう、ヘイカマーン!!


運命の糸をたどる者たち…
宿星の集う前触れ、それを呼ぶ少年たちよ。
進みなさい。

運命をつむぐには、
それをその手にしなければなりません。


唐突に現れた一本道を歩いていると、過去の記憶が、まるで映画のように頭に浮かび上がる。

運命の継ぎ目をその手にする少年たち。
あなたたちの資格を見せてもらいました。

私は門の紋章の継承者。
世界と世界をつなぎ、とじる者。
大いなる天秤の代理人にして
運命の見届け人。

この地に、宿星の集う兆しがあります。
今は運命が揺らぎ、未来が見えぬ時。

27の紋章の1つが
あなたたちを認めました。
その運命をつむぐもの達よ、
あなた達に道を開きましょう。

紋章はあなた達を認めました。
運命のかたむきは
この奥に眠る、始まりの紋章の力を
必要としています。

それぞれが、紋章の前に立ち、右手をかざすのです。

力が。
運命を開く力が与えられることでしょう。

考え、
そして決めるのです。

力は、あなたたちに
平穏を与えてはくれません。

しかし、荒れ狂う運命は
多くの人を傷つけるでしょう。
それを静める方法は、ごくわずかしかありません。

あなたたちが、力を欲しないのであれば、
このまま、元の世界へと返しましょう。


きくまる「考えに考えて決めたことだよジョウイ!この方法が正しい道だとはどうしても思えない」
ジョウイ「それで望みがかなうのなら…お願いだよ、判ってくれ」
きくまる「ぼくの望みはナナミとの平和だよ。大体君の理論はめちゃくちゃだ。判れって方が無理だよ!」


時に力は人を傷つけ、
運命は人をもてあそぶでしょう。
それでも、今はそれが必要とされています。


きくまる「あんたもしつこいな、ぼくはいらないって言ってるんだ。このまま元の世界に返してよ」
ジョウイ「君は強いな、きくまる。でも、ぼくは…」
きくまる「(ぶちっ。)…絶対、君の望みどおりになんか、してやらないよ」



…きくまる、ちょっといらっしゃい。いいからこっち。


(30分経過)
きくまる「…力が必要なら…」
ジョウイ「ありがとう…きくまる(一体何を話していたんだろう。きくまるの目がものすごく険悪なんだけど)」


あなたたちに宿った力。
きくまる、あなたに宿った輝く盾の紋章。
ジョウイ、あなたに宿った黒き刃の紋章。
それは始まりの紋章の二つの祖。

さあ、行きなさい。
あなた達自身で運命をつむぐために。


きくまる「…ぼくはナナミを守ってみせる。覚えておいて」
ぼくがそう言うと、レックナートは、慈しむような顔で笑った。



ルック「おかえりなさいレックナート様」
ただいまー、あー楽しかった。


苔田 |MAIL